2014年12月22日

更新

今シーズンのラストラウンド。

前半のスコアで思うような数字が残せなったかった俺は、
ついに「初心者放置プレー」という奥の手を出して
巻き返すことを狙っていた。


後半の1ホール目、ティーショットもまずまず。
フェアウェイのど真ん中を捉える事は出来ないが、
ボールは何とかコース内に残っている。

「そうさ。ドライバーが真っ直ぐ飛ばなくたって、
OBにさえならなければ問題ないのさ!


誰が聞いても負け惜しみにしか聞こえないセリフだが、
俺が今以上のスコアを出す為には、
もはやこの方法しか選択肢は残されていないのだ。

しかし、こんなにも練習していると言うのに、
どうして50ヤードはあるフェアウェイの幅内に
ボールを打つ事が出来ないのだろうか?

その答えは、ゴルフを始めて6年以上も経過した今でも
全く出ていないのだった。


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Posted by アマゴルファー・むら at 21:00 Comments( 76 ) ラウンド コンペ 100の壁

2014年12月10日

初ラウンド、初コンペ

とうとうこの日がやってきてしまった。
俺の、今シーズンの「ラストラウンド」


4月から始まったシーズンも、
8ヶ月間という期間を瞬く間に過ぎて
ここ信州のゴルフ場はすでに終わりを迎えていた。

あれだけ青々としていたコースの芝も、いつの間にか「黄色」へと変化して、
後は、ゴルフ場クローズまでの日数を指折り数える状況になっている。

風は冷たい。
目の前に見える北信州の山「妙高山」には、
ハッキリと白いモノが輝いていた。






今シーズンの俺は、
過去に例がないほどの好成績を収めていた。

「100切り」を記録したこと、すでに3回。
その中には「自己ベスト更新!」した成績がしっかり含まれている。

今までの丸6年間、全くの鳴かず飛ばずで100切りすら出来なかった事を考えると
もはや「奇跡を超えた奇跡!」としか形容できないほどにラッキーな状況だ。

このラッキーさをもってすれば、「年末ジャンボ一等賞」に当選するくらいは
朝飯前で可能だと感じている。

だから俺は、12月19日の金曜日の締切り日前には
朝食抜きで宝くじ売り場に並ぼうと思っているのだった。



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Posted by アマゴルファー・むら at 21:56 Comments( 17 ) ラウンド コンペ

2014年10月31日

ゴルフ魂

和やかなランチ風景。

他の参加者たちも前半をホールアウトして、
それぞれのプレーを振り返りながら話に花を咲かせていた。








俺は、前半のプレーを振り返ること無く、
今回「むらコンペ」に初参加の
ラディ―のパパさん、ラディ―のママさん、オシタカさんに、
「でも、よくコンペに参加しましたね?」
という素朴な疑問を投げかけていた。

だってそうだろう。

今まで一度も会ったことがなく、ゴルフを一緒にしたこともない人が開催するコンペに、
果たして俺なら参加するだろうか?

もちろん、しない!
って言うか、あり得ない!!

そんな、どこの誰だが得体の知らない人物と、
いきなり一緒にゴルフをするなんてそんな怖ろしい事が
一体どうして出来るのだろうか?

それに、
4千年の歴史を誇る中国の偉い人だって言っている。

「君子、危うきに近寄らず」
と。

そうさ。
この世知辛い世の中では、自分から危険を回避する能力はもはや、
必要不可欠、生きて行くために絶対身に付けなければならない「護身術」になっている。

それを解っていながら、しかも、ラディ―さんたちは関東圏という遠くから、
わざわざこの北信州の外れにまで来ている。

この事実が、
俺にはどうしても不可解だったのだ。



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Posted by アマゴルファー・むら at 21:00 Comments( 21 ) ゴルフ仲間 コンペ

2014年10月27日

独走




「第7回むら感謝還元コンペ」の参加者全員の視線を背中に浴びながら、
俺のティーショットは左への引っかけでどフックだった。

しかも、林でセパレートされている木にボールが当たり、
大きく跳ね返ってそのままOBゾーンに消えて行ってしまった。

後ろの方からは「あ~ぁ・・・。」と言う小さな声が、
どんより曇った空と共に静寂だったティーグラウンドに響き渡っていた。


ボールを探すのを早々に諦めて、
特設ティーから「第4打目のプレー」を選択した俺。

グリーンまでの距離は約100ヤード。

この距離ならPwでグリーンオンして、
後は2パットでホールアウト出来る。

雨がポツポツと降りだして雨合羽を着込んではいるが、
スイングの支障になるほど大きな動きはしないから、
ゴワゴワガサガサ感も少ないだろう。

しかし、俺の打ったボールは、
右に飛び出す「シャンクボール」だった。

焦ってボールが飛んだ場所に駆け寄ったが、
運よく、グリーン周りのラフにボールは止まっていた。

スタートホールからバタバタとしている姿を同伴者に見せつけているが、
このアプローチは「俺の神髄」を披露できる場面だ。



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Posted by アマゴルファー・むら at 21:01 Comments( 7 ) ゴルフ仲間 コンペ

2014年10月20日

コンペの行方

台風が日本列島に直撃している中、
「第7回むら感謝還元コンペ」を強行開催に踏み切った俺は、
早速、コンペ会場のフロントで、
参加者を出迎える準備に取りかかった。








今回も、「初参加」の人がやってくる。

今まで一度も顔を合わせたことがなく、
言葉も交わしたことも無いそんな参加者が、
初めてのゴルフ場で、しかも、初参加のコンペに迷うことなくスムーズに
「コンペ受付」が終わるように俺は最大限の努力を計っていたが、
それはゴルフ場からのクレームによって途中断念せざるを得なかった

しかし、無事にエントリーした全員を迎えて、
俺は、台風が迫っているこの信州の空を見上げて、
密かな願いに思いを馳せていた。




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Posted by アマゴルファー・むら at 20:20 Comments( 8 ) ゴルフ仲間 コンペ

2014年10月15日

魂のレボリューション

遂に、この日がやって来た

「第7回むら感謝還元コンペ」


当日は、
今世紀最大級の大型台風がジャパンに接近しているという、
尋常ではない警報がこの信州にも発令されている
まさに、コンペなんかやっている場合ではない危機的な状況だった。

もしかするとこれは、
「むらコンペ」が始まって以来初めてになる「コンペ中止」の決定を下さなければならない。

しかし俺は、
全く1ミリも迷うことなく
「予定通り開催!」
の通知を参加者の全員に出してコンペを強行したのだった。



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Posted by アマゴルファー・むら at 20:55 Comments( 4 ) コンペ

2014年10月09日

「むらコンペ」に参加される皆さまへ

「むらコンペ」に参加される皆さま。

遂に、今週末に迫って参りましたが、
調子はいかがでしょうか?

さて、
今回は「2つのお知らせ」があります。
ですので、決して読み飛ばすことがない様に
ぜひ注意深く読み進めて欲しいんですね。

その2つのお知らせとは、

「コンペの詳細、タイムスケジュール」
と、
「大型台風接近による「コンペ中止」の場合」
についてです。


ではまず、
「大型台風接近による「コンペ中止」の場合」
についてなんですが。

今、非常に大きな台風が、
日本列島に向かって進んでいる事は既にご存知だと思います。

このまま進むと、ちょうどコンペ開催日の「13日(月)」あたりに日本を横断するらしいので、
当日は「雨icon03の予報なんですね。

雨の中のゴルフだと、
「出来ればやりたくないなぁ~」と言う人が圧倒的多数いるのは分かっているので、
「じゃぁ、中止ネ!」なんて軟弱な事は、わたし、絶対に言わないんですけど、
実は今回はちと事情が違うんですっ。

何が違うかと言うと、
どうやらこの台風、今世紀最大級の大型台風らしいんです。

もう、過去に例がないほどのドでかいヤツで、
誰も出会った事がない「お化けみたいなヤツ」と気象庁でも噂されているとか。

多分、そんなヤツが直撃したら、
もう、ゴルフしている場合ではないと思うんですね。

って言うか、強風と豪雨でゴルフ自体が成り立たないですよっ。
ゴルフ場も「台風の為クローズ」になる可能性も大ですっ。

という事で、もしかしたらこの「むらコンペ」
場合によっては「中止」にするかも知れませんっ

きっと、皆さんも楽しみしている事で、
大変心苦しいんですが・・・。

でも、ゴルフの事より「皆さんの安全が第一」ですっ。
私も、既に賞品まで買い込んで準備万端で整えているんですが、
自然がお相手じゃ「勝ち目」も全くありませんっ。

まぁ、賞品は腐る物ではないんで、
いや違った。
腐る物もあるんですが、また次回に取っておくことも出来ますし。


「えっ、そうなの?
じゃあ、開催するか中止にするかはいつ決めるの?」

というご意見もあると思いますので、
その決定については、開催日の2日前
「11日の土曜日、20時の天気予報で決める」
ことにしたいのですが、
よろしいでしょうか?

もし、
「えーっ!それじゃ連絡が遅すぎるよー。
予定が立たないじゃん!」

と言う場合には、
「参加キャンセル」を受け付けますので、
日記のコメント欄、もしくは、
「むらへのメール」でお知らせくださいませ。

大変ご不便をお掛けして、
申し訳ございません。m(_ _)m


では、次にコンペが無事開催された時の
「コンペの詳細、タイムスケジュール」
のお知らせです。

一回でもコンペに参加したことのある人は、
例年通りなので不安はないと思いますが、
今回も「初参加」の方がいますので、
簡単にコンペの流れを説明したいと思います。


・8:15~ 「コンペの受付スタート」

ゴルフ場の受付とは別に、「むらコンペ専用受付」を設置していますので、
こちらにもお越しください。
もちろん、私と一度も会った事がない人でも、
一目で「あっ、むらだ!」と分かる状態になっていますので、
ご心配はいりません。
また、当日の「組み合わせ表」をここでお渡ししますので
誰とラウンドするのかはそれまでお楽しみです。(笑)


・9:15~ 「開会式」

時間になったら案内放送が流れますので、
それまでは練習場でボールを打ったり、グリーンの状態を確かめたり、
レストランで一杯やったりして、思い思いの時間を過ごしてください。


・9:37~「1組目スタート」

遂にコンペが始まります!
さぁ、皆さんの今まで培ってきた努力を全て発揮して、
ぜひ優勝目指して頑張ってください!
アトラクションも多数ご用意していますので、
盛り上がって行きましょうー!


・16:30~(予定) 「表彰式パーティー」

参加者全員コンペルームに集まって、
「成績発表」「表彰式パーティー」を行います。
もれなく「1ドリンク付き」ですので、
好きな物を飲みながらドキドキしてくださいね。


・終了。解散17:00ごろ

気を付けてお帰りくださいませ。


以上です。


一応、こんな感じなスケジュールになると思いますが、
時間については、多少前後するかも?です。

また、コンペの開催場所、費用等について、
再度ご確認しておいてくださいね。
 ↓
「第7回むら感謝還元コンペ」


と言う事で、
もし何か「分からない事・不安な事」、さらには「不測の事態が発生した場合」には、
遠慮なくご連絡くださいネ。


それでは、当日会場で、
あなたにお会いできる事を楽しみに待っています!
(^^)/~~~




Posted by アマゴルファー・むら at 20:02 Comments( 8 ) コンペ

2014年09月16日

コンペ正式エントリー

むらですっ。

先日のとても暑い日に、某コンビニにあるドリップ式アイスコーヒーを注文して、
「Rサイズ」のところ間違えて「Lサイズ」のボタンを押してしまい
「ヤベっ、溢れちゃうっ。」と焦っていたところ、
カップの縁ギリギリでドリップが止まって事無きを得て、
逆に「おっ、これはラッキーじゃん!」と喜んでいましたが、
それは「生ぬるいアイスコーヒー」になっていてとても不味くて
やっぱり、アイスコーヒーは「冷たいから美味しいんだ!」と理解した今日この頃ですが、
いかがお過ごしでしょうか?


お陰様で「第7回むら感謝還元コンペ」の参加者も順調に埋まり、
募集枠残りあと2名になりました。

もし、参加を検討している方がいましたら、
「参加表明」はお早めにどうぞ!(笑)
 ↓ ↓ ↓
http://golf.naganoblog.jp/e1562142.html


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Posted by アマゴルファー・むら at 21:53 Comments( 6 ) コンペ

2014年09月08日

禁断のプロモーションビデオ

むらですっ。

先日、「第7回むら感謝還元コンペ」のお知らせをしたところ、、
早速多く方から「参加表明」をいただき、
何とかコンペが開催できる人数が揃って「コンペ成立!」となり、
ホッと胸を撫でおろしている今日この頃ですっ。

エントリーしてくれた皆さま、
ありがとうございます!(ペコリ)


でも、ほんとに良かったですよ~。

「もしかしたら、誰もエントリーしないんじゃないの・・・?」
と、不安で胸が締め付けられて、思わず
「メンズブラ」の紐を緩めた私ですが、
まぁ、開催日が来月ですので焦ることなくボチボチと
募集をかけて行きたいと思っていますっ。




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Posted by アマゴルファー・むら at 23:35 Comments( 4 ) コンペ

2014年09月02日

俺の「決意」を発表します!

前回の日記で「新たな決意を発表する」と言ったところ、

「アレでしょ?アレ。」
「待っていましたよ。例のヤツ」」
「もう、分かっているんだから!」


「楽屋オチ」みたいな事を言っている方がいました。

その時わたし、
えっ、サトリなの?サトリがいるの!?
と頭の中を読まれているようでビックリしたんですが、
でも、考えてみれば私の思った事や感じた事って、
この日記で全て公開しちゃっているじゃないですかー。

それも、全ての出来事に対して包み隠さずしかも赤裸々に
おっぴろげで話しちゃっているじゃないですかー。

って事は、俺の全てが「筒抜け状態」って事ですよね?

どんなものが好きで、
どんな事が得意で、
そして、どんな性癖を持っているとか。

個人情報が流出しまくっているという事ですよっ。
もう、ベネッセ以上に真っ青!みたいな。

もしかして、
コレってヤバくないですか?


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Posted by アマゴルファー・むら at 20:59 Comments( 28 ) コンペ

2014年08月13日

避暑地でゴルフ

「夏」と言えば、やっぱりココだ!





「菅平グリーンゴルフ」


標高1600mに位置するこのゴルフ場は、
いつでも高原の風がそよそよと吹いていて本当に涼しい!

「東京は35度を超える暑さです。」
なんてニュースが流れていても、
この場所はだけは30度を超える事がない。

涼しい信州の中でも、避暑地の中の避暑地だ!


これまでのラウンドは常に自分との格闘だったから、
たまにはこんなリラックスモードのゴルフもイイだろう。

天気も良いし、スライスとかチーピンとかはすべて忘れて
純粋にゴルフと言うものを楽しもうじゃないか。









とは言っても、今回は「コンペ」だ。

ただ気持ちイイだけのゴルフをしていたんじゃ、
「不名誉な賞」をゲットしてしまう可能性がある。


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Posted by アマゴルファー・むら at 21:46 Comments( 5 ) ラウンド コンペ ゴルフ場

2014年07月20日

徘徊の旅

人は、自分を見つめ直す時、
「昔の思い出の地を訪れる習性」があるらしいが、
俺もご多分に漏れずに懐かしい場所を徘徊していた。


「確か、この場所へ来たのも
4,5年前だった様な気がするな・・・。」


信州の北の地、
リンゴ畑に囲まれた山岳地帯にひっそりと佇む憩いの場所に
俺はたどり着いていた。





「斑尾高原カントリー倶楽部」

確かこの場所には、
ゴルフを始めて間もない頃にコンペでやって来た思い出がある。


当時の事をハッキリ思い出すことは出来ないが、
山岳地帯にありながら平坦なフェアウェイが広がっていて、
ゴルフ初心者にとてもフレンドリーなコースだという印象が残っている。

そう、平らで広いフェアウェイという事は、
ボールをどこに打とうがライが良いという事だ。
だから次の方程式が成り立つと言っていい。

ボールが曲がる + 広くて平らなコース = 「安心!」

例えボールが右に左に曲がっても、
ボールがコース内にありさえすれば何の心配もなく次の打球を刻めるこの安心感が
今の俺には必要なのだ!


青く澄み渡った初夏の空の下、
早速俺は、クラブハウスに足を踏み入れた。


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Posted by アマゴルファー・むら at 21:31 Comments( 13 ) ラウンド コンペ

2014年06月20日

I can't stop!

先日、コンペに参加した。
今シーズンは初めてのコンペだ。

場所は、斑尾東急リゾート「タングラムゴルフコース」
俺のホームコースと言えるゴルフ場でのコンペとなれば、
もちろん参加しないワケにはいかないが、
しかし、今年はまだ一度もこの場所ではプレーしていない俺。

だが、好調なドライバーショットを発揮して、
苦手な「洋芝」を攻略し、
さらに「100切り」を成し遂げ、
おまけに「豪華賞品ゲット!」を密かに目論んで参加したのだった。






北信州の奥、標高800mもある場所だが、
既に新緑がコース全体を包んでいた。

天気もイイ。高原の風も爽やかだ。

俺は早速、練習場でウォーミングアップを開始して、
身体の動きとスイングのコンディションを確認し始めた。







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Posted by アマゴルファー・むら at 20:55 Comments( 12 ) スイング コンペ シングルプレイヤー

2013年11月15日

存在

「いいですか?とにかくパットが全てです!


このラウンドが「人生で二回目のゴルフ」という女性に、
スタート前の練習グリーンで話し始めた俺。

自分のプレーも、この「ラストコンペ」に全てが懸かっているが、
そんなところではない。

まずは、「ゴルフって面白いの?」という印象を抱いているこのビギナーさんには
「ゴルフの楽しさ」を感じてもらわなければならない。

聞くところによると、初めて参加したコンペでのスコアが「227」で、
今回は「もっといいスコアを出したい!」と思って参加を決めたらしい。
出来れば、「何か賞品にも与かりたい」と。

そんな事なら「お安い御用ですゼ!」と、
大丈夫!心配ない!と言い切った俺。

前回の「227」というスコアを改善することなんて、
俺が100切りするより簡単な事さ!

なぜなら、「スコアの良し悪しを決めるもの」パッティング
最低でも3回でボールがカップに入れば、
20打、30打のスコアを縮める事なんて楽勝だとう事は既に経験から分かっている。

「いいですか?距離感、タッチが全てなんです!!」

ゴルフ初心者の俺が、ゴルフ初心者にレッスンを始めたのだった。


「ここのグリーンは、すっごくボールが転がるんですよ。
なのでパッティングは、ボールを打っちゃダメです!


一瞬、
「えっ、ボールを打ってはイケない?それってどういう事なの??」
と意味が理解できない表情をした彼女に、
俺は続けてこう言った。


「いいですか?ボールを打っちゃダメですよ。
パターのヘッドで
「パチン!」みたいな感じに。
そうじゃなくて、右手でボールをカップまで転がす感覚なんです。
優しくそしてソフトな気持ちで、肌をなでる様な感覚で・・・。」


俺が、唯一の自信を持っているのは、
このパッティングだった。

スコアは未だに100すら切れない状態だが、
その内容を分析すると「平均パット数=33」となっている。

何故こんな数字を出せるのか?と言えば、
それは今までの経験が活きているとしか言いようがない。

優しくソフトなタッチング。
まるで、水鳥の羽が俺の指先についているかの様なタッチは、
多くの人を魅了し虜にしてきた。
その中には、熱い吐息を漏らした人に、言葉にすらならない声を出し続けた人もいる。
そんな俺のタッチングに夢中になった人たちは、
その華麗なる指先の動きを見てこうささやいた。

「まるで、羽毛に包まれているみたいだわ・・・。」
と。

そうさ、俺が夜な夜な鍛錬に鍛錬を重ねて受け継いだ指先は、
その動き方から「水鳥拳」と言われているのだからな。

蝶の様に舞い蜂の様に蜜に群がり羽毛タッチで背中をなぞる
「何と水鳥拳のむら」だって。

中国4千年の歴史には程遠く及ばない、
ゴルフ丸5年の歴史は伊達じゃないんだゼ!

一子相伝、秘伝の奥義を惜しみもなくビギナーゴルファーに伝授してしまった俺。

だが、これも俺の役目の一つだった。
「秘伝を継承させる事」が、俺に託された運命だって事は、
秋の夜空に輝く「死兆星」が見えた時から既に覚悟していた事だった。



「じゃあ、ドライバーで打ったら、
後はこの二本のアイアンだけ持って自分のボールの所に行ってくださいね。」


そう言いながら、彼女に「7番アイアン」「9番アイアン」を手渡し、
「とにかく、最後までしっかりクラブを振り切って!とだけ伝えてコースに送り出した。


最初の2ホール、彼女はクラブにボールを当てる事すら出来なかった。
やっと乗せたグリーンでも、
ボールを打ちすぎてアッチに行ったりコッチに行ったり。

しかし、どんどんとホールを進んでいくに従って、
感覚が分かってきた様子を見る事が出来た。


「そうです!アイアンも「ボールを転がすイメージ」でスイングしてください!
決して、
「ボールを高く上げよう」って思っちゃダメですよ!
芝の上でボールが転がるように打ってくださいね!」


彼女には、
「フェアウェイでは強くボールを転がす!」
そしてグリーンでは、
「優しく柔らかくボールを転がす!」
と呪文の様に言い続けた甲斐があって、
ハーフ終了時点では、ついに「1パット」まで飛び出す結果となった。

「わー!入った!!」
と喜んでいる彼女に「ナイスパット!」と声をかけてハイタッチで分かち合う俺。

彼女の前半のスコアは「74」を記録し、
この時点で前回のスコアを30打以上縮めたのは確実だった。

そして、俺のスコアも「51」のパット数が「15」
この状況の中では、上々の出来だと自分でも納得する。

「後は、悔いが残らない様に、
全身全霊でプレーするだけだ・・・。」


再び心の中で決意を固くして
後半戦に突入したのだった。






後半俺は、二人の初心者さんには
何のアドバイスもしなかった。

二人には、伝えるべきことは全て前半で伝え切ったし、
何より初心者に必要な事は「習うより慣れろ」実践を積むという事が一番の自分の為になると身を持って体験しているからだった。

そしてこのラウンドは、
シングル目指して練習したきた俺の「最後のゴルフ」になるかもしれない大事な大事なラウンドだ。
後半は、自分自身に全神経を集中してプレーを進めて行きたかったのだ。


最終ホールを後一つに残して、
この「信濃ゴルフ倶楽部」の名物ホール、
17番のミドルに到着した俺。

左に直角にドックレッグしている336ヤードのパー4。

このホールの鍵は、
グリーン手前にある大きな池だった。





しかし、池と言っても水が入っていないカラの池。
一打目で200ヤード飛ばしてフェアウェイに落とせば、
残りは120ヤードの打ち下ろしになる。
池と言う存在を無視すれば、
簡単にパーで上がれるホールだった。

ティーショット。
俺がドライバーで打ったボールは、
右にスライスしながらもラフの端に止まっていた。

グリーンまで残り150ヤード。
前方から少しアゲインストの風が吹いている。
俺は、何の迷いもなく7番アイアンを手に取って
思い切りクラブを振り抜いた。

「アッ。」

当たりが薄い感触に、思わず大きな声を上げてしまった俺。

力の入ったスイングが、
ボールを左に引っかけながら池の方へ飛んで行ったのだった。

しかし、ボールは池の手前に落ちていた。

何という幸運なのだろうか。

池に入ってもおかしくないボールが、
池に入らずに止まっている。

「どうやら、神は俺に味方してくれたみたいだな・・・」

「捨てる神があれば拾う神がありで、世の中はそれでバランスを保っている。」
と誰かが言っていたが、
どうやら俺の努力も、土壇場の土壇場で天に通じたようだ。

カップまで残り30ヤードのアプローチ。
しかも、俺が一番得意としている距離も残っているじゃないか。

ライの状態を確認し、56度のウェッジを手に取って、
素振りでしっかりイメージを作った俺。
俺の頭に中には、
ボールがふわりと浮いてピンに絡んでいく映像だけが映っていた。


「ドテ・・・。」


おかしい。
ピンに絡んでいるボールが、
何と池に落ちていた。



「・・・・・・。」


言葉を無くして、
その場の呆然と立ち尽くす俺。

拾う神もあったが、やはり捨てる神もまだ俺の目の前にいた

動揺を隠せぬまま行ったパットは「4打」を数えた。
もはや、俺の前には悪魔だけが存在していた


この後の事はよく覚えていない。

ただ、手元にあるスコアカードには、
「55打、18パット」だけ書かれていたのだった。



そして俺は、
水鳥が水面の下で、
バタバタと足を動かしている横で弱々しくなびいている水草の様になって、
トボトボと家路についたのだった・・・。





Posted by アマゴルファー・むら at 23:40 Comments( 16 ) ラウンド コンペ シングルプレイヤー

2013年11月09日

ラストコンペ

忘れかけていたコンペを思い出し、
リベンジの炎を燃やして再び「信濃ゴルフ倶楽部」を訪れた俺。





秋深くなってきた北信州。
紅葉も今まさに本番で、赤く染まった楓の葉が深い緑に溶け込んで
綺麗なハーモニーを生み出していた。






「このチャンスだけはモノにするゼ・・・」

今後のゴルフへの取り組み方、「何を目標とするか?」を決めるラストチャンス
「シングル一直線!」という選択を取るか、それとも、「レジャーでエンジョイ!」という選択になるのか?

この、今シーズン最後のコンペの結果次第では、
前回提示された結果、そう、既に選びかかっていた選択を
大きく覆すことになるかもしれない

いや、自分の気持的には「絶対覆したい!」というそんな思いでいっぱいだが、
しかし、「才能」さの字すら持っていない俺でも、
「潮時」という言葉はしっかり理解している。

歴史に名を刻んできたアスリート達は、
みんな口を揃えてこう言った。

「引き際が肝心」だと。

そして、
「止めるか?続けるのか?」の判断をするのが一番難しかった。」と。

俺も、信州を代表する、いや、にっぱん国を代表する初心者ゴルファーとして、
今、その偉人たちの気持ちを、深く理解する心境にたどり着こうとしているのであった。

「分かったよ。泣いても笑っても、
この結果だけは潔く受け入れようじゃないか・・・。」


俺は、朝日で眩しく輝くコースを見つめて、
心の中でそう決意したのだった。






今回一緒にラウンドするメンバーは、
俺以外、全員女性。
しかも、その3人の内2人は「ゴルフ初心者」さん。
1人は、「今シーズン初めてコースに出る」と言い、
さらにもう1人は、このコンペが「人生で2回目のゴルフ」だという完璧な初心者さんだった。

こんなメンバーに囲まれた中で、
俺は今までかつてないほどのパフォーマンスを発揮し輝く未来を手に入れなければならない。
しかし、俺が自分のプレーに徹すれば、
当然「初ラウンド」「超ビギナー」の面倒をもう一人の女性が見る事になる。

さぁ、どうする?

俺には、これが最後のチャンスだ。
同伴者達は、これが最初のコンペだ。

俺は、このラウンドでチャンスを掴まなければならない。
彼女たちは、このラウンドでチャンチャンとプレーしなければならない。

そして俺は、自分も面倒を見てもらいたい初心者だ。
そして彼女らは、自分の面倒を見てもらわないとゴルフにならない初心者だ。

と言う事で、簡単に結論が出た。

「自分のプレーに徹する!」だ。

危うく、スタート前に余計な心配をして
心が落ち着かない状態になってしまうところだった。


「でも・・・?」

俺の心の隅から、そんな疑問が湧き起る。

「イイのか?本当にそれでイイのか・・・?」

だって、お前は男だろ?
常にチキンハートでいつもハートブレイクだけど、男だろ?
寒さの厳しい信州に生まれ、朝晩の冷え込みが激しい信州で育った男だろ?
お前が彼女たちの面倒を見るのが普通なんじゃないのか?

心の隅の隅の方から、
小さな声が聞こえてくる。

いや、俺、普通じゃないから!
普通以上に練習していても、全く上達しない人だから!
それに、自分の面倒を見れない人が他人の面倒見れるワケないじゃん!!

こんな状況でも、
俺の頭脳は冷静に状況分析を行っていた。

危なく、スタート前に取り乱して、
脈拍が上がったままプレーに突入するところだった。

「イイのかい?本当にそれでイイのかい・・・?」

お前ほどの初心者なら、
一体どうやってプレーを進めて行けば、
周りに迷惑かける事も無く、プレーの進行も遅くならず、
危険に目に遭わずに安全で安心して無事にクラブハウスまで戻ってこれるのかを
熟知しているじゃないのかい?

心の隅の隅、端っこの端っこの方から
大きな声が俺を包んでいった。

大丈夫だ!心配するな!!

俺は、心の声に負けないくらいの大きな声でそう遮って、
最後のチャンス「ラストコンペ」のプレーを
スタートさせたのだった。
2人の初心者さんの面倒は、最初から最後まで全部俺が見てやるぜ!
と大きな声を張り上げながら・・・。


To be continued.






Posted by アマゴルファー・むら at 23:04 Comments( 16 ) ラウンド コンペ

2013年10月22日

激変

「この後半9ホールに、全てを賭けるぜ・・・。」

俺は、OUTコース1番のバックティーに立ち
グリーンを見つめて心の中で小さく呟いた。

「第6回むら感謝還元コンペ」の後半戦のスタート。
前半のプレーが、「OBがゼロ」「13パット」という調子良さではあったが、
あいにくのスコアは「51」と、いま一歩の状態だった。

しかし、過去5年年間から今日この日に至るまで、
常にどん底の底辺を漂っていた俺としては、これ以上下がる事は考えられない。
通常で言えば「上昇する」というトレンドしか残っていないので、
当然のごとく巻き返しを図り「完全優勝」へ前進することは可能性として極めて高い。
とは言っても、この予測不明な「一寸先は闇」の世の中、
この後一体何が起こるか分からないのは既に過去の経験からも理解していた。

「今、長野駅にいます。これから会えませんか?」とのメールに浮かれたり、
「友達とカラオケBoxで待っていますね!」との誘い文句にうっかり乗らず、
「ホテルで私のストレスを解消してください!!」なんて愛のメールに喜んでいたら、
間違いなく「大変な事態に発展する」現代社会では
どんな状況にも細心の注意を払う事が必要なのだ。

さらに、後半のプレーのリスクを考えれば、
もしダメになったしても底辺以上に下がる事は物理的にもあり得ない。
悪くたって「現状維持」という結果、「転んでも今まで通り」なのだから、
後半のプレーは「攻めて攻めて攻めまくる!」しかないだろう。
そうさ。これが男、アマゴルファー・むらの心意気ってヤツなのさ!



ドライバーでのティーショット。
前半と同じく右曲りのスライスだった。
しかし、OBにはなっていない。
右の前には池があるが、花道へレイアップして第3打目でグリーンを狙えばボギーで上がれる。
しかし、ライの状況が良かったのを見て、
俺が手に取ったのは5番ウッド、クリークだった。

「上手く行けばグリーンに届く距離だな。でも、ハーフスイングでOKだ・・・。」

そう自分に言い聞かせてスイングしたが、
何故か渾身の力がこもったフルスイングになっていた。
そしてボールは勢いよく右に飛び出し、池にポチャンと飛び込んで行った。

「しゃ、シャンク!?」

不思議な事に、ここぞ!という時に限ってシャンクが飛び出すのは
ゴルフを始めた当初から続いているが、この原因は5年たった今でもまだ解明されてはいない。

「落ち着け、落ち着くんだ・・・。
まだ始まったばかりじゃないか・・・。」


大きく深呼吸をして第4打目を打ち直したが、
ダフッてショートしたボールがグリーンオンしたのは、第5打目。

「まぁいいさ。下りのラインだけど2回で納めればOKさ・・・」

しかし、このラウンド初めての3パットを叩いてダブルパー。
まさしく波乱のスタートだったのある。


続く2番。谷越になるロングホール。
ドライバーで打ったボールが、谷へのグッバイショットになってOB。
しかし、特設ティーから打った第4打目はグリーン手前の絶好なポジションに付いた。
ここはアプローチで、軽く寄せて無難にホールアウトするところが、
信じられない事にまたシャンクが飛び出した。
しかも、真横にいた同伴プレイヤー「ス~さん」の方へまっしぐらに飛んで行くではないか!

「ファーーーッ!!」

素早い反射神経でボールをかわしたス~さん。
危ないところで難を逃れていた。
そして、俺が大声を張り上げて叫んだ声は、
いつまでも木霊となってホール全体に響き渡っていた。


終わってしまった。
俺の今後のゴルフライフを占う大事なラウンドが、
後半のスタートと共に終わってしまった。

しかも、むらコンペのホストである俺が、
参加者に「殺人シャンク」を打つという東スポの見だしになってもおかしくない、
完全完璧な終わり方だった。

青く澄み切った空と綺麗に整備されたコースは、
いつまでも俺の目の前で光り輝いていた・・・。






表彰式会場のコンペルーム。
待望の結果発表が行われるのを、
今か今かと待つ参加者たち。
たくさんの賞品が並べてあるのを前にして、
それぞれのプレーを振り返って、話に花を咲かせていた。









このコンペで100切りを果たして、ドラコンニアピンをゲットして、
おまけにべスグロまで獲得する「完全優勝」を狙っていた俺だったが、
結果は「第7位」「111」というスコアでプレーを終了していた。

パット数も後半「18」で、合計「31パット」

今回新しく設けた「パット王」の賞品も、
べスグロを獲ったタカセルさんに持っていかれてしまった。

最後に、
参加者全員で記念撮影。





俺の賭けは「凶」と出てしまったが、
参加者みんなと笑顔で「また来年ネ!」とグッバイ出来た事は「吉」だろう。


そして俺は、
二つの選択肢を胸に抱えて、
「第6回むら感謝還元コンペ」の会場を後にしたのだった。





Posted by アマゴルファー・むら at 21:40 Comments( 13 ) ゴルフ仲間 コンペ

2013年10月17日

「第6回むら感謝還元コンペ」開催

その日は、いつもより早く目が覚めてしまった。

時計を見ると、針は「5時30分」を示している。
まだ、太陽の日差しも届かない薄暗い朝だった。

布団の中で、「もう少し眠れるな・・・」と目を閉じてみたが、
再び夢の中に戻ることが出来ない。
まだ起きる時間ではないのに、意識もハッキリしてきている。
身体は、もう少し休みたい感じを訴えていたが、
気持ちがそれを許さなかった。

なぜだろう?

時間はまだたっぷりとある。
6時に起きても十分に間に合うハズだ。

急に秋らしくなった陽気に、かなり冷え込む信州の朝。
これからは、布団の温もりがさらに恋しくなってくる季節だ。
俺の左腕の下には、猫が丸くなってうずくまっていた。

「そうだ。今日はあの日なんだよ・・・。」

いつもより早く目覚めてしまった理由は、
すぐに分かった。
そう、今日は年に一度行われるイベント、
「第6回むら感謝還元コンペ」が開催される日であった。






早速、コンペ会場に着いた俺は参加者を出迎える準備を始めた。

総勢16名。その中には、この日初めて会う人も数多くいる。
「一体、どんな人が来てくれるのだろうか?」と、
まだ見ぬ人達に大きな緊張感を抱きながら
受付の設置を進めて行った。





今回のコンペに俺は、「ある賭け」を持って臨んでいた。
このラウンドの結果がもし「吉」と出れば、
今後の生活は今まで通り平凡を絵に描いた様な日常を送ることになる。
しかし、もし「凶」と出たならば、
これからの生活を大きく見直す必要があるという判断になる。
まさしく「激変」という言葉を身を持って表していくような、
そんな選択をこのコンペの結果に託していたのだった。





コンペのスタートに向けて、参加者のみんなが続々と集合し始めている。
お互い、それぞれが初対面の組み合わせ。
しかし、ゴルフという共通言語がその距離感を一気に縮めて
和やかな空気が周りを包んでいた。
この日も、透き通る青空が空一面に広がっていた。





開会式では、まず参加者全員の自己紹介を行った。
「上田から来ました」
「松本から来ました」
「上越から来ました」
と、
ほとんどの人がこの地元以外の遠い場所からの参加で、
中には「3年連続の参加です!」というリピーターも何人かいた。

続いて、競技方法の説明。
・新ぺリア方式のハンディー戦であること
・完全ホールアウト、オールノータッチであること
・パット数を数えておくこと

など、通常のコンペとは少し違う点も交えて、
一通りの説明のあと、一番重要な事を最後に伝えた。

「今回のコンペ。使用ティーはバックティー、青マークです!

「えぇーっ!」
「ウソでしょ?」
「マジでっ!?」


との驚きの声が参加者からは一切上がらずに、
ただ冷静にその事実を置け止めていた。





緊張の第一打。
俺は、ドライバーを手に取って遥か彼方に見えるグリーンを見つめた。
さすがに、バックティーからは距離を感じる。
自分で言い出した事とはいえ、少し後悔の気持ちが頭の中をよぎった。
しかし、俺のゴルフライフが懸かっている大事なコンペに一定のハードルを設けなければ、
今までの丸5年間、一体何の為に汗と涙を流してきたのか分からなくなってしまう。

俺は、参加者全員の視線を背中に浴びながらティーショットを放ち、
この日も健在な右曲りのどスライスを披露したのだった。


同伴者の3人は、もちろんこの日が初対面。

笑顔の優しいス~さんに、
カッチリ大型のAlexさんに、
初老の紳士、ヒロシさん。

3人とも「アベレージゴルファー」という事だったが、
やはり初来場の「信濃ゴルフ倶楽部の高速グリーン」には手を焼いている様子だった。

前半のプレーが終了して俺のスコアは「51」
OBが一つも無い安定したショットが打てていた。
そして、パット数が「13」
予想以上に固く締まったグリーンでこの調子なら、
後半の巻き返しにさらに望みが持てる。

俺は、今までに練習してきたゴルフの全てを出し切って、
プレーに悔いが残らない様に
後半のプレーを進めて行ったのであった・・・。


To be continued.





Posted by アマゴルファー・むら at 19:00 Comments( 16 ) コンペ 競技会 100の壁

2013年10月12日

決戦間近!

さぁ、遂に開催されます!

「第6回 むら感謝還元コンペ」

参加者の皆さん、調子はいかがですか?(笑)


お陰さまで今回のコンペも満員御礼!
定員いっぱい総勢16名の方が集まってくれる事になりました。

しかも、初参加の方が半分以上。
日本全国の各地から、わざわざこの信州に駆けつけてくれるそうです。
不思議な事、いえ、有難い事ですネ!

どうやら、当日の天気も「快晴」に恵まれそうですし、
コースのコンディションも「高速グリーン健在」の様ですし、
とっても楽しいコンペになりそうです。

ところで。

実は私は、この日に向かって、
「極秘プロジェクト」を進めてきました。

その名も、
「むら完全優勝プロジェクト!」
です。

はい、このコンペにおいて
見事100切り!を達成し、
ニアピン、ドラコンなどのアトラクションを多数ゲットし、
おまけにコンペの優勝まで獲得しちゃおう!という「完全優勝」を目指してこの日まで特訓を重ねてきたんですね。

5月の「第1回むらビギナーズコンペ」を終了後直ちにこのプロジェクトに着手し、
10月までの半年間、180日間に渡る壮大なプロジェクトでした。

実際、特訓に費やした時間は、通常2時間の練習時間を軽く上回り、
打ち込んだボールの数は、去年1年間に打った数を大幅に超え、
注ぎ込んだ情熱は、過去5年間の全てを合計しても遥かに及ばない程の気合いを入れてこの「極秘プロジェクト」を水面下で進行していたのです。

コンペ主催者が優勝するという前代未聞の事態に、
完全優勝!という誰も文句が言えないパーフェクトをもくろんでいますので、
参加者の皆さんもさらに気合いを入れて頑張ってください!(笑)


さて。

今回もたくさんの「初参加」の方がいますので、
当日の「コンペスケジュール」をご説明したいと思います。


「コンペの受付開始」 → 8:00~

ゴルフ場の受付とは別に「むらコンペ専用受付」を設置していますので、
こちらにもお越しください。
もちろん、私と一度も会った事がない人でも、
一目で「あっ、むらだ!」と分かる状態になっていますので、
迷う事はありませんっ。
また、「組み合わせ表」をここでお渡しします。
誰とラウンドするのかは、お楽しみに。(笑)

「開会式」 → 9:15~

時間になったら案内放送が流れますので、
それまでは練習場でボールを打ったり、パターを転がしたり、
ストレッチをして身体をほぐしておいてください。

「コンペの説明」 → 9:20

今回の競技方法の説明をします。
ここで重大発表がありますので、お聞き逃しなく!

「1組目スタート」 → 9:30~

さあ、遂に始まります!
新しくなった乗用カート(ナビ完備)に乗って、
ドンドンとプレーを進めて行ってくださいね。

「前半戦終了」 → ランチタイム

ランチ、ドリンク付きですので、
お好きな物をオーダーしてください。
もちろん、アルコールOKですよ!

「後半戦スタート」 → 随時

不甲斐ない成績だった人は、
「倍返し!」で巻き返しを図ってください。

「後半戦終了」 → お風呂へGO

スコア集計は自動で行われますので、
そのままお風呂に行って一日の汗を流してリラックスしてください。

「表彰式パーティー開催」 → 16:30~(予定)

結果発表と表彰式パーティーを開催しますので、
2階コンペルームに集合してください。

「解散」 → 17:30ごろ

以上です。

一応、こんな感じなスケジュールになると思いますが、
時間については、多少前後すると思います。

と言う事で、
もし何か「わかない事・不安な事」、さらには不測の事態が発生した場合には、
遠慮なく私までご連絡くださいネ。

それでは、当日会場で、
あなたにお会いできる事を楽しみに待っています!
(^^)/~~~




Posted by アマゴルファー・むら at 17:45 Comments( 13 ) ゴルフ仲間 コンペ 競技会

2013年10月01日

修正

久しぶりにゴルフをした。

ドライバーのスライスに悩まされ、「これじゃ、まともなゴルフが出来ないぞ? 」
練習場に通い詰めスライス矯正に取り組むこと一か月。ありとあらゆる修正方法を試してみた。

・スイング軌道 → 「アウトサイドインからの脱却」
・フェイスコントロール → 「スクエアなインパクトの実現」
・グリップ → 「ストロンググリップとグリッププレッシャーのチェック」
・ポスチャー → 「真っ直ぐズレのないアドレス」
・ボールポジション → 「クラブヘッドの最下点の確認」
などなど、俺がこの5年間1825日と言う時間を費やして学んできた経験と知識の全てをぶっちゃけて「修正に次ぐ修正」「試行錯誤を重ねた」特訓の日々だった。

しかし、まだ何の手応えも感じていないのに加えて、
スライスが直るなんて事はジャンボの宝くじ一等が当たる確率より低い状態だったが、
それでも、毎年参加しているコンペが開催されるとなればまさか不参加と言う訳にはいかない。
さらには、後3週間後には「むらコンペ」も迫っている。
芝の生えているコースで実践の感を養っておかなければ、
「一体、どんな結果が待ち受けているか?」既に明らかである。
その「小説より奇なり」という俺の姿を目の当たりにした参加者は、
失望の眼差しを俺に向けたまま静かにフェードアウトして二度とむらコンペには参加する事は無いだろう。

もし、そうなってしまったら
この6年間続いたコンペもジ・エンド

そして、俺のゴルフライフも
いい事なんか無かったラウンドに夢だけ置き去りのグッバイ青春さ!






コンペ会場の「斑尾東急ゴルフコース」は、
朝から真っ青な秋晴れの空が広がっていた。

参加者のみんなも、
年に一度のお楽しみとあってスタート前からワイワイガヤガヤと盛り上がっていた。





キレイなコースを目の前にして、
俺は、
ある決断に迷っていた。

それは、このラウンドのティーショットでは
「ドライバーを使うべきか?それともやめるべきか?」
と言う事を。

当然、スライスはまた修正出来ていない。
それを分かっていながらあえてドライバーを使う事に
何のメリットがあると言うのか?

となれば、少しはまともなショットを打てるアイアンを使う事が
それこそジェントルマンたる者ではないか?

そうさ。
何が何でも「今年中に100切り!」と宣言しているのだから、
このラウンドはスコアメイクに徹するのが王道であって、
それを実現させるのがと言うものだろう。

ゴルフを始めて既に5年。
このあたりで本気で「脱初心者」を果たさなければ、
俺もまじめに「こらから進む道」改めて考える必要があると感じ始めている。


そんな葛藤と戦っている間に、
俺のティーオフする時間がやってきてしまった。

急ぎ足でティーグラウンドにセットアップする手には、
無意識の中で選んだドライバーが握られていた


「・・・うん、分かった。
ここは逃げちゃダメなんだよな・・・。」


そう自分に言い聞かせて、
俺は、迷いを捨ててスイングした。

すると、俺の目には、
真っ直ぐフェアウェイに向かって飛んで行く白いボールが映り込んできたのだった。


「ヨシッ!」

小さく拳を握り締め、思わずウッと呟いた俺。

あれだけ右に大きく曲がっていたドライバーが、
なんと真っ直ぐ前に飛ぶようになっていたのだった。


「この調子なら、
今日はイケるかも知れないぞ・・・!」


僅かな希望を胸にそっと閉まい込んで、
俺は、
元気よくスタートを切って行ったのであった。






続く・・・。





Posted by アマゴルファー・むら at 22:55 Comments( 10 ) ラウンド スイング コンペ

2013年09月20日

発表します!

秋風がサラッと吹く過ごしやすい陽気になってきて、
ゴルフをするのに絶好な季節になりましたが、
調子はいかがですか?(笑)

私は、後1か月後に迫った「むらコンペ」に向けて
さらに気合いを入れて練習に励んでいます。

しかし、持ち前のスライスを何とか改善しようと取り組んでいますが、
今度は逆にどチーピンに変化してしまい、
「曲打ちプロ」として第二の人生を歩み始めようかと考えている今日この頃ですっ。


そー言えば、オリンピックの開催も東京に決まりましたねー。
良かった。良かった。

ゴルフもオリンピック種目になっています。
7年後には「世界の技」が日本国内で見れるワケなので、
今から楽しみですよねー!ほんとに。

そして、楽しみと言えば、
「第6回むら感謝還元コンペ」
です。

今年も、「初参加」の方が結構いるので、
今から「どんな人に会えるのかな?」と私もワクワクしています。

当日は、
ぜひ一緒に優勝を目指して頑張っていきましょうーネ。(笑)


さて。
今回の「第6回むら感謝還元コンペ」について、
いくつかの発表があります

今回はその発表をプレセンターの方をにしもうらおうと、
わざわざ海外から特別にお迎えしていますので、
どうぞご注目ください。

それではご紹介します。

ロゲ会長です。





では早速、
「第6回むら感謝還元コンペ」について発表していただきます!







はい、コンペで盛り上がる前に
私の誕生日がやってきます。

プレゼントは只今絶賛受付中ですので、
気を使んじゃなくお金をお使いください。私の為に。


では本題に入ります。


実は今回、
あなたに嬉しいご案内があります。

コンペの詳細は既にお伝えしてある通りなんですが、
今回、私の努力を使ってコンペ会場と交渉した結果
なんと、参加費はそのまま据え置きにして
内容をバージョンアップする事に成功いたしましたー!

プレーフィー¥13500(税込、食事別)とご案内したところを、
プレーフィー:¥13500「税込、食事付き、ドリンク付き」に変更になります。

はい。食事が付いてドリンクも付いても、フレーフィーは変わらずそのままです。
もちろん、チンカチンカのルービーを飲んでもOKですよ!

ええ、日頃皆さんに応援していただいているので、





のポスピタリティーでお迎えしたいと思っています。



さらに、ご案内は続きます。

なんと、「表彰パーティー」を開く事になりました。

はい、「おもてなし」ですので、
軽食とドリンクをご用意させていただきます。

ラウンド終了後ひとっ風呂浴びて汗を流した後は、
また楽しい宴の始まりです。

しかし、価格はそのまま据え置き価格です。

当然、感謝還元なので、
皆さんにお世話になっている気持ちを当日は、





したいのです!!


と言う事で、
「第6回むら感謝還元コンペ」の詳細を改めてまとめると、


開催日:平成23年10月14日(祭日の月曜日)

場所:信濃ゴルフ倶楽部→HPはこちら
   (長野県信濃町、野尻湖近く)

プレーフィー:「むらコンペ特別料金「¥13,500」
       (食事付き、1ドリンク付き、パーティー代込み

参加費:¥1,000
    (もれなくもらえる参加賞アリ)

競技方式:新ぺリアによるハンディー戦
      (18ホールストロークプレー)

アトラクション:ドラコン、ニアピン、その他多数

スタート時間:1組目9:30~


参加者はまだまだ募集中ですので、
「参加してみたい!」と言う方はどうぞ今すぐエントリーしてください。
(コメント欄からどうぞ)



さあ、コンペ開催まであと1カ月。

あなたに感謝の気持ちを、






で、お待ちしています。(笑)




Posted by アマゴルファー・むら at 15:57 Comments( 10 ) コンペ

2013年08月27日

「流行り」と「廃り」

時代と言うのは常に流れて行くのもので、
それに逆らう事は誰にも出来ない。

今から20年前、
人々は好景気の真っ只中にいて夜な夜な街に繰り出しては、
ボディーコンシャスなレディーと共にミラーボールの下で踊りまくっていた。

食事は、夜景の見えるホテルのレストランでフレンチのフルコース。
男は愛の言葉とティファニーの指輪を差し出し、
女はそれを薬指にはめて頬笑みドンぺリニオンで乾杯をしていた。

車と言えば「シーマ」
スキーと言えば「苗場」
就職と言えば、「広告代理店」「証券会社」「銀行」と、
学生たちに主導権がある選び放題の時代だった。

誰もが「投資するなら今でしょ!」と、株式、土地、ビル、マンションと熱狂し、
「上がり続ける事」を信じて疑わなかった日々。

しかしそれは、はかない幻想だったと気付くには、
約5年間の月日が過ぎる事が必要だったのだ。



ゴルフを始めて丸5年。
どうやら俺のゴルフライフにも「流行り」「廃り」があるようだ。

何をしても楽しく、常に熱く盛り上がり、上昇気流のイケイケドンドンの時代と、
押し寄せた波がそっと静かに引き上げて、小さな泡が跡形もなく消えて無くなる様な時代と。

そう。
楽しい事は永遠には続かないという事を、
既に歴史から学んでいる。

もし、俺に未来が予測出来る能力があるとしたら、
ここで一つの決断をしたいと思う。

それは、

「楽しい時に手を引く」

と言う事だ。

これが、唯一の「時代に逆らわずに生きて行く方法なのだ。

そして、
今日はあなたにメッセージがある。

ぜひ、こちらをご覧いただきたい。







今年も遂に開催します!

~みなさん!今年も応援ありがとうー!
 人気ブログランキング全国第1位記念~

「第6回 むら感謝還元コンペ」開催決定!!


常に、時代の波に逆らって生きている私。
例え「流行り・廃り」があったとしても
このゴルフだけは止めるワケにはいきません!

毎年1回、ゴルフ大好きなあなたにお届けする大感謝際を、
今年は参加枠を拡大して開催しますので、
どうぞ今すぐエントリーしてください!!



「第6回 むら感謝還元コンペ」

開催日:平成23年10月14日(祭日の月曜日)

場所:信濃ゴルフ倶楽部→HP
    (長野県信濃町、野尻湖近く)

料金:「¥13,500」(1ラウンドセルフプレー、食事別)

参加費:¥1,000

スタート:1組目9:30~

定員:4組16名様

以上です。


コンペ参加の申し込みは簡単です。
コメント欄に「エントリー希望」とコメントを残してください。

先着順にて、申込を受け付けます。(笑)
~~~~~


ちなみに、
ベテランゴルファーでも、
シングルさんでも、
男性でも、女性でも、
親子でも、夫婦でも、グループでも、
上手くても、それなりでも誰でも参加OKですよ!

もちろん、
「ゴルフ初心者さん」熱烈大歓迎です!!(笑)


あなたのご参加をお待ちしていますネ。^^




Posted by アマゴルファー・むら at 13:49 Comments( 17 ) ゴルフ仲間 コンペ

2013年06月11日

記録の更新

第1回むらビギナーズコンペ、
いきなりOBからスタート切った俺。

ショットは5つ、パットは1つの合計「6打」

同伴者のTAKUさん、ひろれおさんも、
同じスコアを記録していた。

しかしそんな中、
一人だけ「パー」と声高らかに宣言している人がいた。

るぅち48さん

初めてのコースで、さらに、打ち上げという距離感が掴みにくいレイアウトと、
スティンプメーターで「9.1フィート」を記録していたこのグリーンでパーだって!?

この時俺は、
「もしかしたら、彼・・・?」
と嫌な予感を頭をよぎったが、
スタートしたばかりなのでその予感を打ち消すことにした。


次のホールは、谷越え打ち下ろしのロングホール。





このゴルフ場の「名物コースPart1」だ。

誰もが手こずるこのホール。
やはり、まともなティーショットを打った人は誰もいなかった。

俺については、またまたOB。
これで「本日2個目」のグッバイボールを記録した。

初ラウンドのTAKUさんには、
いきなりこのロケーションでは辛いよな?

そうだよ。
彼ら3人は初めてのコース。、
しかも、ゴルフ歴、ラウンド数、コンペ参加数のどれを取っても
俺を大きく下回るビギナーさん。

見慣れない風景に、信州独特な気候。
風の温度に、緑に生い茂る草や林。
これだけフェアウェイが狭くアップダウンの激しい山岳コースは
きっと経験したことがないだろう。

このコースを熟知している俺だってこれだけの苦労してるのだから、
それが「初コース」となれば上手く行かないのは当然の事さ

しかし、その厳しい状態を一切顔には出さず、
涼しい顔して淡々とプレーしている人がいた。

ひろれおさん

彼の姿を初めて見たとき俺は、
「美しい!」と心を奪われてしまった。

細身の身体に、スッと背中の伸びた姿勢。
少しブレンドかかった髪に、白い肌が一層の輝きを見せている。
落ち着いた話し方が、その線の細さにとてもマッチしていた。

思わず、「どちらのプロダクションに所属しているんですか?」と、
モデル事務所の名前を聞きそうになったくらいだ。


全員が全員ドタバタとプレー進行しながら、
やっと落ち着きを見せ始めた中盤、
ニアピンのアトラクションがやって来た。

ここでもまた「パー」を取ったのは、
るぅち48さん。

俺の打ち消した「嫌な予感」は、
再びここで舞い戻ってきた。

「もしかしたら彼、ゴルフ初心者では無いんじゃないか・・・?」

そのプレーぶりにも余裕を感じるし、
何よりそのスイングにはとてつもない気合がこもっている。

でも、もしかしたら俺の勘違いと言う事もある。
「あなた、潜り込んだね?」なんて言って違っていたら、
彼に失礼になってしまうしな。

だが、次のアトラクション「ドラコンホール」で、
俺の思いが勘違いでは無いことを確信した。

彼がドラコンに挑むその素振りは、
ヤバイくらいのスピードだったのだ。

近くにいると、その風圧に飛ばされてしまうほどの勢いを放っている。
ヘッドスピード60m/sを軽く超えているのは確実だ。
さらに、ボールは飛んでゆく。
「コンドルは飛んでゆく」と言うが、彼のボールも飛んで行った。

「るぅちさん、スゴイねー!
でも、本当は初心者じゃないでしょ?」


思わず聞いてしまった俺だが、
確かに、コンペには何度か参加したことがあるが、
「ゴルフ歴ではまだ5年」だと言うじゃないか。

またしても俺の予感は完全な勘違いだったのだ。
それにしても、すげースイングを持っているよな。

そして、このドラコンホールの一番最初「権利者」
なんとTAKUさんだった。

彼のボールを目の当たりにした俺は、
「完璧なショットだぜ・・・」と一人でしばらく見惚れていた。

打ち出し角、弾道、飛距離、スイングのその全てが
惚れぼれする内容だった。
とても「ゴルフを始めて2ヶ月」の人のショットだとは考えられない。
「ゴルフを始めて丸5年」の俺だって、あんなボール打ったことが無いって言うのに。


前半のホールが終わって、
この組みのトップに立ったのは「るぅち48さん」だった。

俺のスコアは「63打」
この時までにグッバイボールの記録をさらに「5」に伸ばしていた。



後半のプレーも、
それぞれがそれぞれの持ち味を出していた。

るぅち48さんは豪快なスイングを発揮していたし、
ひろれおさんは、美しい姿で常に落ち着いたプレーをしていた。
TAKUさんは、2つ目のドラコンホールでも「パーフェクトショット」を見せてくれた。

俺はただ、遠くに見える北アルプスを見つめながら
周りの景色を眺めているだけだった。





参加者の全員がホールアウトして表彰式。
一体誰が優勝するのか、ドキドキする瞬間だ。





記念すべき「第1回むらビギナーズコンペ」の優勝者は「ポンコツ野郎さん」
ネット「72」のスコアは、素晴らしい。
彼はゴルフを始めて「まだ9ヶ月」という初心者さんだった。

準優勝は「あおちゃん」
しかも、このコンペのベスグロで「85」のスコアを出していた。

ブービー賞は、「かばさん」
今回が初コンペと言っていたので、しょーがない感は否めないが、
一番イイ賞品をゲットしていったと俺は思う。

ブービーメーカー賞は「ゆっぴーさん」
彼女も「ゴルフを始めて3ヶ月」と言う初々しいギャルファーさんだった。
きっと、これをキッカケにこれからどんどん上達していくだろう。


そして、気になる俺のスコアと言えば、
「129」

主催者ということで、表彰対象から外していたが、
参加者全ての中では「ワーストグロス」を記録していた。


俺の心は悲しみで濡れたいたが、
しかし、このコンペがこうして無事終了出来た事、
たくさんの仲間に出会えた事、
そして、楽しい時間を一緒に過ごせた事が、
きっと傷ついた心を癒してくれることだろう。


またみんなとゴルフ出来ることを期待しながら、
俺は、ゴルフ場を後にしたのだった・・・。


完。




Posted by アマゴルファー・むら at 20:58 Comments( 18 ) ゴルフ仲間 コンペ

2013年06月06日

「第1回むらビギナーズコンペ」開催

全国のゴルフ初心者のみんなが今か今かと心待ちにしていた
「第1回むらビギナーズコンペ」がついに開催された。

場所は、信州にある「篠ノ井ゴルフパーク ウィーゴ」





日本列島が梅雨入り宣言されたウキウキなこの時期に、
あえて「初心者限定のコンペ」を開催するに当たっては
事前に多くの苦情も寄せれらてもおかしくない状況だった。

「どうしてこの梅雨に開催するんですか?」
「雨が降ったらどうするの?」
「コース初デビューなのに、雨なんて嫌です!


しかし、そんな苦情がを一切届かないことをイイ事に、
俺の開催準備は着々と進んで後は、
お天道様に祈りを捧げるだけだった。

そして、当日。

前日からの「悪天」という天気予報を大きく覆す「好天」に恵まれたのは、
「俺の祈りは天までも動かす」という事実を証明する場にもなったのだった。





今回、このコンペに集まったのは総勢12名。

ゲスト参加の「市橋ティーチングプロ」を除けば、
ほとんどの参加者とは初顔合わせになる。

俺が知っている唯一の情報と言えば、
「ゴルフ初心者」という事のみで、あとは全く知らない。

その容姿にその素性、
一体どこからやってきて、普段はどんな生活を送っているのかなど、
何の情報も無いまま開会式が始まった。


「どーも。むらですっ。
ちゃんと生物として存在してますよっ。わたし。」


俺の挨拶の第一声がこの言葉だった。

噂によると、
このコンペに参加した理由は、「好奇心から」が一番多いらしい。
次いで第2位の理由は、「つい、うっかり」

どうやら、コンペに参加したいというよりも
「一度くらい間違いを犯してみたい」という人間の本能が働いてしまった感じである。

全員が初対面という事もあって、自己紹介では、
名前に続けて「どこから来たのか?」を言ってもらうことにした。

すると、驚くべき地名が飛び交ったのである。

群馬
・静岡
・東京
・栃木


なんと、半分以上が信州以外から参加者のだったのだ。

俺の出身の「ろすあんじぇるす」を含めれば、
なんとワールドワイドなコンペなのだろうか?
全米、全英に続き、「全むら」とメジャー大会にも加えて欲しいくらいだ。


今回、俺と一緒の組になったのは、
・TAKUさん
・るぅち48さん
・ひろれおさん

の3人。

全員が全員ゴルフ初心者だと言う。

しかもTAKUさんについては、ゴルフ歴2ヶ月。
これがコース初デビューとなる正真正銘の初心者だった。





最初のホールは、打ち上げのショートホール。
ますはここで、始球式が執り行われた。







もちろん、始球式のボールを打つのは
じゃなくて市橋プロ。

プロには今回、「コンペ参加者の一人」として組に入ってもらったので、
「プロのスイング、プレーを見たい!」との思いが叶わない人もいる。

「どうして私プロと同じ組じゃないのよっ!」
との怒りのクレームが出ないように、
俺が考えた「作戦1」がコレだった。


プロの、ゆったりとしたテークバックから繰り出されたアイアンショットは、
青く澄みわたった信州の大空に艶やかなカラーボールを舞い上げて行った。

おおぉーーー・・・。

大きな歓声と共に羨望のため息がホールに響く。

素晴らしい。
見本となるショットを迷わず披露するところはさすがはプロだ!

そして、注目の俺のティーショット。
いいイメージが頭に残っているので、
俺も何のためらいもないままスイングした。

うひゃーーー・・・。

小さな絶叫と共に絶望のため息がホールにコダマした。

なんと俺が打ったボールは、
左に大きく引っかかって林の中に飛び込んでいった。

スタートホールからOB。
この日の為に最高恰好のイイ姿を見せようと練習をしてきたのに、
それが最悪の恥ずかしい姿を見せつけてしまうだなんて、ショックだ。

さらには、全国から集まっている参加者に、
「日記に書かれている内容は全て真実」だと証明した事が、
この苦痛をもっと大きな「ショックメガ盛り・つゆだくで」に変えていた。


そして俺は、
この失意を引きずりながら、
さらにプレー進めて行ったのだった・・・。

To be continued.




Posted by アマゴルファー・むら at 15:59 Comments( 18 ) ラウンド コンペ

2013年05月30日

必見!愛されるゴルフ初者・七ヶ条

さて。
ついに「第1回むらビギナーズコンペ」が開催されます。
調子はいかがですか?

さすが、「ゴルフ初心者限定!」と銘打ったコンペだけあって、
本当に初心者さんばかりが集まってきます。(笑)

「生まれて初めてのコンペ参加です。」と言う人から
「コース初デビュー!」とか
「ゴルフを始めてまだ半年なんです。」と言う人まで、
見るもの聞くもの経験すること全てが新世界の初々しい初心者さんばかり。
えぇ、私みたいなダミー初心者は一人もいませんよっ。(汗)

という事で。
初のコンペ、一体何をどうしてイイのか分からない人もいると思いますので、
私が過去5年間のゴルフライフの中で学んだ奥義をお伝えしたいと思います。

うん?奥義って何の奥義なの?

はい。
それは、「愛されるゴルフ初心者icon06になる為の奥義です!

実はゴルフ場では「ゴルフ初心者」って嫌われ者です。
さらに、コンペなどでは「敬遠対象」にも入っています。
一緒にゴルフしたくないランキング第1位!みたいな。

そこで、
たとえゴルフが下手くそでも、
誰とでも一緒にラウンドで出来て、
「また一緒にゴルフしよーぜ!」といつでも声を掛けてもらえる
「愛されるゴルフ初心者icon06」になる為の「必見の七ヶ条」をまとめてみました。
ぜひ参考にしてください。


第一条
「構えたら直ぐに打つべし!」

初心者の一番何が嫌われるのかと言うと「プレーが遅いこと」です。
ただでさえ人よりスイング回数が多いのに、
そこに加えてアドレスしたままジッと固まっていたら
同伴者は「あぁー、もう早くしろ!」って感じでイライラして自分のプレーリズムも崩れちゃうんですね。そして、パーティー全体のプレーも遅くなる。
そうなると、他の来場者にも迷惑が掛るので、
結果、「これだから初心者とゴルフするのは嫌なんだよっ」と、
もう二度と誘ってもらえない可能性が高くなってしまいます。
ちょ~ナイスバディーの可愛いフリフリキラキラでフェロモン出しまくりの女性以外は。(笑)
なので、
スロープレーは「ゴルフではキャッシュ!」じゃなくて「厳禁!」と心に刻んでプレーしましょう。

第二条
「ボールは常に3個持つべし!」

はい、OBも多いです。(笑)
おまけに、池ポチャ、ロスト、アンプレイヤブルも全てアリです!(爆)
なので、ポケットには常に3個ボールを入れて直ぐにプレー続行出来る状態を作っておきましょう。

第三条
「クラブも常に3本持つべし!」

セカンド以降のショットは、7番アイアン・9番アイアン・Pwの3本を持っていれば
どんな状況にも対応出来ると思います!(私の過去の経験上)
距離でクラブを変えることよりも、状況によって打ち分ける技術が自然に身に付くので
ぜひこの3本のクラブと仲良しになってください。(笑)

第四条
「誰よりも早く自分のボールへ向かうべし!」

つい、会話に夢中になって自分の状況を忘れちゃう人が出現します。
ボールがフェアウェイに無いのにも関わらず。
で、同伴者が先にボールを見つけに行く光景を見かけますけど
これはちょっとマズイです。
早く自分のボールの地点に行って、そしてボールを探して、
次のプレーに供えるようにしましょう。

第五条
「コース、グリーンで走るな!」

これ、結構やる人が多いんですけど、
やってはイケマセン!
いや、分かるんですよ。その「早くプレーしなくちゃっ。」って気持ちは。
でも、走っちゃダメです。
何故かって言うと、呼吸が上がってまともなスイングが出来なくなるので、
スコアは最悪になってしまいますよ。マジで。
じゃあどうすればイイのか?と言うとコレ。
「早歩き」です。

息が上がらない程度に早歩きをして、
自分のプレーリズムを整えて、
おまけに「活発な有酸素運動」ダイエット効果をゲットしちゃいましょう!

特にグリーンでは、走ると芝を傷めてしまうので
必ず歩いてくださいね。


第六条
「移動・準備は素早く、タッチは優しく」

とにかく、スロープレーにならないように、
ホール間の移動と準備を早くして時間を稼いでおきましょう。
そして、グリーンでは打って変って「ゆっくり優しく」のタッチです。
この「緩・急」をしっかりマスターするとあなたも「テクニシャン」と呼ばれるかも?(笑)


第7条
「同伴者に学ぶべし!」

とにかく、自分よりゴルフが上手い事は確実です。
なので、その一挙手一投足をよく観察しながら自分のモノにしちゃいましょう!
また、中には真似したくないところも見つかると思うので、
その時は「反面教師」として見習っちゃいましょう。
どちらにしても、同伴者には色んな意味で学べます。(笑)

という事で、
この「七ヶ条」を覚えておけば、
あなたも「愛されるゴルフ初心者icon06になる事は間違いなし!です。

では最後に、
とにかく楽しむ事を忘れずに
盛り上がって行きましょうーネ!





Posted by アマゴルファー・むら at 16:00 Comments( 19 ) コンペ ルール&マナー

2013年05月16日

アナウンス

お知らせです。

先日、「第1回むらビギーナーズコンペ」のお知らせをしましたが、
なんと、

満員御礼!


いらっしゃいませいらっしゃいませ~
今回は
「第1回むらビギナーズコンペ」にエントリーいただきまして
誠にありがとうございます!

6月2日は、出ます出します出させます!
ジャンジャンバリバリ、ジャンジャンバリバリバリ、大放出サービスデー!
モーニングからオールナイトで、フィバーフィバー!

さあ、絶好調ー!最高潮ー!絶好調ー!最高潮ー!

お手持ちのお時間の許す限り、
どうぞごゆっくり、いえ、適度に急ぎながらコンペをお楽しみくださいませ~。



と、そんな感じに盛り上がって行きたいと思っています。

エントリーいただいた皆さんには、近日中に
・お名前
・ニックネーム
・ゴルフ歴
・平均スコア
・平均ラウンド
をこちらまでご連絡ください。
(サイドバーにある「むらにメールを送る」からどうぞ)

当日までは、今以上に気合を入れて練習してくださいネ!(笑)

そして、さらに今回のコンペには、
スペシャルゲストが参加することになりましたー!

「ティーチングプロ」ご来場!

はい、
「ブースアイゴルフスクール」の市橋プロが
参加してくれることになりましたー!


いらっしゃいませいらっしゃいませ~
当日のオススメは、市橋チーチングプロ
プロが
「ぷちラウンドレッスン」を開催中!
出ます出させます取らせます!
左右のOB杭を大きくあけてあなたのボールをお出迎え!

また、途中のハザードでは
「天国と地獄」が開催中!
中途半端は大嫌い、のるかそるかの大博打、一発狙って大逆転!
地獄を脱して、見事天国にたどり着いたその時は、笑顔の花が咲くこと間違いなし!
出ます出させます取らせます!
三拍子がそろったプロのレッスンをぜひお楽しみください!!




今回は、数ある遊技場の中より当店
「むらビギナーズコンペ」にエントリーいただきまして
誠にありがとうございます。

この後もどうぞごゆっくりとお楽しみください~。(笑)





Posted by アマゴルファー・むら at 11:33 Comments( 21 ) ゴルフ仲間 コンペ

2013年05月10日

お誘い


もし、あなたに気になる人がいて「デートに誘いたい」と密かに思っているとする。

しかし、その相手は「顔見知り」程度で、
まだ、気軽に話を出来る状態ではない。
そんな時、あなたなら何て声を掛けるだろうか?

ストレートに、「今度、デートしてくれ!」とお願いするか、
それとも遠回りに、
「この間ださ、軽井沢にドライブに行ったんだよね。
「たまには新しいレストランでも開拓してみるか?」
途中にあった赤い三角屋根のイタリアンに入ったんだよ。
他に車はなかったけどなんとなく雰囲気が良かったから「まあ、失敗していいか?」って。
そしたらさ、これがもう大ヒット!すげー美味かったんだよ。
もう、今まで食べたパスタは何だったの?「俺、今までソフト麺食ってたの?」っていうくらいにさ。
本格イタリアンってあーゆー料理の事を言うんだなって初めて分かったんだよねー。
そー言えば、「パスタが好き!」とか言ってなかったっけ?」

と。

俺の場合は、
どちらかと言うとストレートに声を掛ける方だ。

「週末ひま?」

みたいに。

そして、気になる人とは永遠にデート出来ない状態になってしまうのだが、
今日も、
ここで、
ストレートにあなたに声を掛けたいと思っている。

「6月2日ひま?」
と。

えっ!なにっ?いきなり!?

と、あなたはビックリした顔で聞き直すかも知れないので、
もう一度言おう。

「で、6月2日の日曜日、ひま?」
と。


もし、答えがYESなら、
ぜひ、俺と一緒にゴルフに行こうじゃないか!

春うららかな陽気の中で、
青く染まったフカフカの芝生の上で
一緒にボールを転がしながらスペシャルタイムを過ごすのはいかがだろうか?


という事で、
全国のゴルフ初心者のみなさんお待たせしました!

「第1回 むらビギナーズコンペ」開催決定!

ワー、ドンドンドン、パフパフパフ~。


はい。今回のコンペは、
ゴルフ初心者の私が行う「ゴルフ初心者の為の初心者コンペ」です。

早速、コンペの詳細をお伝えしますので、
「はい!私ピッタリ当てはまります!」
と言う人は、どうぞ今すぐエントリーしてください。


「第1回 むらビギナーズコンペ」

・開催日; 平成25年6月2日(日曜日)
・場所 ; 篠ノ井ゴルフパーク「We-go(ウィーゴ)」長野県長野市篠ノ井
・時間 ; 10:28~1組目スタート
・プレーフィー;¥10,600(食事付き)

参加条件→「ゴルフ初心者さん限定」
・ゴルフを始めて5年以内の人
・スコア100を切った事がない人
・コンペに参加した事がない人
・練習してもなかなか上達しない人
「私は初心者」と自信を持ってる人(笑)

どれか一つでも当てはまれば参加OKですよ!


で、今回の募集定員は「3組12名様」
コンペの参加費は「¥1,000」です。

ドラコン、ニアピンなどのアトラクションも多数用意しますので、
ぜひ、「初めてのコンペ」をお楽しみにください。

コンペのエントリーはとっても簡単!
希望者は、コメント欄に「参加したい!」とだけ書いてください。
先着順、早い者勝ちで受け付けします。


さあ、
記念すべき「第1回 むらビギナーズコンペ」に参加するのは誰か?

あなたのご参加をお待ちしています!!





Posted by アマゴルファー・むら at 12:12 Comments( 23 ) ゴルフ仲間 コンペ

2013年04月30日

リクエスト

毎年一回、「むらコンペ」を開催している俺だが、
去年こんなリクエストがあった。

「初心者でも気軽に参加できるコンペを企画して欲しい」
と。

基本「むらコンペ」は、初心者のみを対象にしたコンペなのだが、
どうやらいつの間にか「参加者のレベルが高い!」という印象を抱かせてしまった様だ。


確かに、年々参加者のレベルは上がっている。

年に一度のお祭りなのに、
参加者には本気で優勝を狙っている者もいて、
そのプレーには気迫が溢れている。

ドライバーを抜いてティーグランドに向かう姿、
ライの状態、風の向き、ピンの位置をしっかり把握して打つセカンドショット、
グリーンにしゃがみラインを見つめる真剣な眼差し。

そのどれを取っても「初心者」という姿はそこには無い。

「ぐわぁ~。あちゃ~。そっちに行くなーっ!!
などと叫んでいるのは俺一人くらいだったりする。


言われてみれば「むらコンペ」の参加者で、
「実は、これが初めてのコースデビューなんです。」と言う初心者はいない。

「生まれて初めてコンペに参加するんです。」と言うコンペ初心者もいない。

さらには、
先月買ったばかりの新品のクラブを持って、
カラフルなウェアとヒラヒラのスカートを身にまとい、
「エイっ。あっ、空振りしちゃった。アハっ。」
と舌をペロッと出しながら笑顔を振りまいて他の参加者を魅了しちゃうギャルファーも見たことがない。

そんなゴルフ初心者がむらコンペに参加していないとは、
俺としていかがなものか?

全国のゴルフ初心者の声を率先して代弁しているこの俺が、
「コンペ初心者」の気持ちが分かっていないとはいかがなのものだろうか?

ここで、
俺は謝りたいと思う。

本当は「むらコンペ」に参加したいのに、
言い出せずにいる全国のゴルフ初心者の皆さんに。











俺が悪かった。
どうか、
許してニャ~。











いや、こんな謝り方じゃダメだ!

この21世紀の社会が発達した現代でも
未だに昔ながらの「体をはった謝り方」を突き詰めている俺としては、
「これが謝罪だ!」という見本を示して謝らなければ。

「謝罪のむら」と異名を持つ俺が、
持っている全て謝罪方法を使って
心から、
あなたに、
謝りたいと思う。
















という事で、
この春、
本当の意味でのゴルフ初心者を対象とした「むらコンペ」を開催したいと思っている。

そこで、大風呂敷を広げる前に、
「参加したい!」と思っている人はどのくらい居るのかいるのだろうか?。

もし興味を持っている人がいたら、
一言でいいのでコメントが欲しい。

ぜひ、あなたの気持ちを聞かせてくれ!

特に、女性諸君!!(笑)。





Posted by アマゴルファー・むら at 12:52 Comments( 29 ) ゴルフ仲間 コンペ

2012年10月16日

「むらコンペ」開催



遂に、「第5回 むら感謝還元コンペ」が開催された。

まるで、遠足に出掛ける小学生の様に胸を躍らせていた俺は、
朝の5時に目が覚めて、早速ゴルフ場に向かう準備を始めたのだった。






この日も、素晴らしい秋晴れに恵まれていた。

コンペ会場は、「信濃ゴルフ倶楽部」
アマチュアの大会が数多く開かれる「高速グリーン」で有名なコースだ。

早速、チェックインを済ませ、
受け付けの準備に取りかかった俺。







今回も、初参加の人がかなりエントリーしている。

俺とは、一度も会った事がないし、話をした事も無い。
そんな人にも、一目で見ただけで「むらコンペ」だと分かるように準備を完璧に済まし、
あとは参加者のみんなを待つばかりだった。





実は今回、このコンペを開催するにあたって、
俺はある決意を固めていた

それは、

「自己ベストを更新する事」

ゴルフを始めて丸5年。
俺の自己ベストは、2年前に出した「95」。
しかし、それ以来たったの一度も100を切る事がなく
今日まで過ぎてしまっている。

その原因が一体どこにあるのか?
なぜ俺はいつまで経っても100切りが出来ないのか?

自分自身にその「謎」を問いかけては
練習を続けてきた。

ゴルフ雑誌を読みあさり、
DVDも購入して謎の解明に取り組んできた。

去年のシーズンオフには、
プロのレッスンにも通ってトレーニングを怠る事は無かった。


そんな姿を周りで見ている人は、
必ず口を揃えてこんな事を言った。

「ほんと、不思議だね?」と。
「どうして100が切れないんだろうね?」と。

一見、同情するかの様な言葉に聞こえたが、
しかし、「顔が笑っている」のを俺は見逃す事がなかった。


でも、
その笑いとは今日でお別れだ

自分がホストである「むらコンペ」で、
脱・初心者した姿を見せつけてやる!

その固い決意を、
心に刻み込んでいたのだった。







開会式を終えて、スタートホールに向かった俺。

今日、一緒にプレーするメンバーは、

・マルさん
・ランクルさん
・元気な笑顔さん

三人が三人とも初対面の方だった。

やはり、初めて会う人には緊張してしまう。
身体はカチカチに固まっていたが、
それに気付かれない様に平静を装っていた。

しかし、それに加えて、
俺のティーショットを一目見ようと参加者全員がティーグランドに集合している。

物凄いプレッシャーに心までもが追い詰められ、
もう自分の身体がコントロール出来ない極限状態までに達しているのが分かった。

そんな中で、俺はティーショットは放った。


バビューン!


ボールは、
秋晴れで青く澄み渡った信州の空に、
高く高く舞い上がって行ったのだった。

「うおぉぉぉーー!」

周りから驚きの歓声が上がっていたが、
実は、一番驚いていたのは俺自身だった。

自分が、過去にも打った事がない「ナイスショット!」が飛び出したので、
逆に頭も混乱していた。

身体は硬直し、
頭は混乱。
そして、制御不能の自分自身。
俺のショットが、
一体どうなってしまうのか分からない不安な状況。

しかし、
その焦りを、
周りには一切気付かれない様に、
さらに平静を装って、
プレーを進めて行く俺だったのだ・・・。



続く。





Posted by アマゴルファー・むら at 11:30 Comments( 25 ) コンペ

2012年10月02日

むらコンペ参加の皆さんへ



ついに、
あと2週間後に迫ってきましたね、「むらコンペ」の開催日まで。

調子はいかがですか?(笑)


私は相変わらずの状態で、
ティーショットはどスライス
セカンドショットは、トップダフリ
アプローチでは、グリーンオーバー
「お先にパット」で外しては、同伴者から冷たい視線を受けていますっ。(涙)

しかしそんな中でも、
今取り組んでいるスイング改造は、
100回に1回の確率で「ナイスショット!」が出るようになりました。

はい、1%の確率です。

多分、普通そんなショットは、
「まぐれ」とか「奇跡」とか「偶然」とか世間では呼んでいると聞きましたが、
私自身、常に奇跡を追い求めるドリーマーのスピリットを忘れずに生活しているので、
確率なんてものは遠い昔に「僕の将来」という手紙と一緒にビンに詰めて流してしまいました。

宝くじを買う時は、いつも「バラで30枚」
馬券を買う時も、オッズ100倍の単勝一点買いで。
AKBの投票では指原に入れ、キャバクラの指名は常にNO1だけ!というスタイルを貫いているのです。

例え、奇跡が起きなくても!

~ゴミを出すのを忘れてもチャレンジする事は忘れないドリーマー~
  アマゴルファー・むらでございます!(←キャッチコピー)


さて、
お待たせしました。

「第5回 むら感謝還元ゴルフコンペ」の詳細を発表したいと思います。


毎回、ご参加頂いている人は既に分かっていると思いますが、
今回も初参加の方が多数いらっしゃいます。
なので、「私、どうすればいいの?」と言う事をお伝えしますね。


・受付開始 8時30分~

まず、
当日は、クラブハウスへ入った所に「受付」を設置致します。

初めての方でもすぐに「あっ、むらだ!」と分かる状況になっていますので、
安心してお越しください。


・開会式 9時30分~

練習グリーン前に集合です。
時間になったら案内放送が入りますので、
それまでは、練習場で打ち込みをしたり、バンカーやアプローチ、
パターの練習などをして身体をほぐしておいて下さいね。


・スタート時間 9時45分~

第1組目のスタートです。
組み合わせは当日発表です。お楽しみに!(笑)


その後は、
とにかく「自己ベスト更新」するくらい気合いを入れてプレーに臨んでください。
それと、ドラコンやニアピンなどのアトラクションもありますので、
ぜひ頑張ってくださいな。


・ホールアウト 15時頃~

各一枚、スコアカードをマスター室に提出して、
お風呂で汗を流してリフレッシュ。


・表彰式  16時頃~ 

コンペルームに集合して、表彰式を行います。
もれなく「1ドリンク」が付いていますので、
好きな物を飲みながら盛り上がってくださいね。


・解散   16時30頃~

ゲットした賞品を持って、気を付けてお帰りくださいませ~。


って感じです。
何となく、お分かりいただけましたか?何となく。(笑)


と言う事で、
当日の組み合わせについては、
私の独断偏見で決定しますので、
参加者の皆さんは、

・御名前(ニックネームも)
・今年の平均スコア
・今年の平均ラウンド


を、私にメールして下さい。
(サイドバーの「むらにメールする」からどうぞ)

10月6日(土)までに送ってもらえると嬉しいですぅ。


当日、皆さんにお会い出来る事を
楽しみしていますよ!


むらコンペ案内の確認はコチラ





Posted by アマゴルファー・むら at 12:00 Comments( 2 ) コンペ

2012年09月13日

締め切り間近!


先日、コンペ参加の為に「南長野ゴルフ倶楽部」に向かって道に迷い、
スタート10分前に到着したのにも関わらず、
ティーショットでは見事なドライバーを打ち放し、
いきなり「パー」を取ってしまったむらです。


俺のゴルフスタイルを根本から覆すような出来事がありましたが、
スポーツの秋本番と言う事で、調子はいかがですか?

ゴルフしてますか?(笑)


さて、
今回はご連絡です。

先日、
「第5回むら感謝還元ゴルフコンペ」
のご案内をしました。

もちろん、ご覧頂いていますよね?
(詳しくはコチラ ↓ )
「祝5周年 第5回むら感謝還元ゴルフコンペ」


お陰さまで、参加者の方もバンバン、いえ、ボチボチ集まり、
いかにこのコンペが人気が無い事が明らかになった今日この頃ですが、
そろそろ「参加者の締め切り」をしたいと思います。

実は、
「4組、16人」募集のところ現在「12名様(内、2名検討中)の参加表明を頂いていますが、
ゴルフ場へのメンバー登録と参加者への詳細連絡の為、
「9月22日(土)」をもって締め切りとさせて頂きたいのです。


ちなみに、
9月22日は何の日か知っています?


えっ、知らない!?

それはちょっとヤバイですねー。
えぇ、日本国民としてどうなのか?と・・・。


あっ、分かりました?


なになに?


「秋分の日」ですと?


ブブー!
残念、違います!


正解は、

「俺の誕生日」です!

イエ~イ!icon12

って、高島忠夫か、俺は?

だから何なの!
って怒られても困りますが、
只今プレゼント絶賛受付中でございますっ。


そこで、
もし今の時点で、
「どうしようかなぁ~?」と迷っている人がいましたら、
それは今すぐ参加表明する事をお勧めします!


まぁ、イイじゃないですか。
一回「騙された」と思って来てくださいよ。
きっと楽しい経験が出来ると思いますよ。マジで。

でも、
ほんとに騙されちゃったらゴメンナサイっ。

その時は私のプライベートアドレスに
「迷惑メール」バンバン入れちゃっても構いませんから~。


と言う事で、
むらからのご連絡でした。


あなたのご参加をお待ちしています!(笑)






Posted by アマゴルファー・むら at 14:32 Comments( 7 ) コンペ