2014年11月21日

心を鍛える




一人予約で、格安キャンペーン中の「飯綱高原ゴルフコース」に乗り込んだ俺。
ティーグラウンドには、既に当日組み合わせの人達がスタートの順番を待っていた。

「霊仙寺湖」のほとりにあるこのゴルフ場は、
9ホールを2回まわってラウンドするスタイル。

もちろん「乗用カート」なんてものはなく、
自分で自分のキャディーバックを台車に載せて「手引き」しなければならない。

スタート前のストレッチもそこそこに、
台車をガラガラ転がしてスタートホールに着いた俺。

「あっ、どーもっ。むらと言いますっ。」

初めて出会った人達にすかさず挨拶をした。

「実はわたし初心者なんですけど、
ご迷惑を掛けないように頑張りますので、よろしくお願いしますっ。」



勝負の世界では、「機先を制する」事が何よりも重要な戦術であると、
俺は「バカボンド」を読んで学んでいた。

ならばこの場面でもその教えを活かさない手はない。

誰もが初めての人と一緒にゴルフをする時は、
「一体、どんな実力の持ち主なんだ?」
と不安に駆られているから、ここであえて「下手ですっ」と宣言することによって相手に優越感を与え、そして、和やかな雰囲気の中でプレーしていくことが可能になる。

これが、俺の長い期間の中で学んだ
「初対面の人とでも一瞬にして打ち解ける」鉄則なのだ



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Posted by アマゴルファー・むら at 20:50 Comments( 15 ) メンタリティ ゴルフ場

2014年11月17日

チャンスを活かすか殺すか?

ゴルフシーズンが間もなく終わろうとしている信州。
秋も深まり、周りの山々は美しい紅葉に包まれている。


たぶん普通の人なら、
「綺麗な色に染まっているね」
なんて、赤と黄色と緑のコントラストが織りなす自然の驚異を楽しむのだろうが、
俺の場合は、
「あと、何回ゴルフができるのだろうか・・・。」
と、過ぎ去ろうとしているゴルフシーズンに悲しみを寄せている。

この日もそうだった。

透き通るような青空が見渡す限りに広がった11月の初旬。
少し冷たい風が吹いていたが、気温は「例年より高め」となる予報の中、
平日に訪れた何の予定も入っていない休日。

言ってみれば、「絶好のゴルフ日和

しかし、誰ともラウンドの約束をしてない俺は、
1年の中で1度か2度あるかないかの澄み切った秋空の大安吉日を
一人でポツンと孤独を噛みしめながら過ごそうとしていた。

残りの休日と、「財布の予算残高」を考えれば考えるほど、
ゴルフが出来る回数が少ないことが分かってくる。

これからの季節は気温がどんどん低くなり、
天気は雨から雪に変わることが多く、
コースの芝も、緑から黄色と見る見るうちに変化して、
ティーグラウンドやグリーンは、朝晩の冷え込みにカチンコチンに凍りつき、
物理的にもゴルフが出来なってしまう。

そんな事を一人で悶々として考えていると、
自分の部屋でただボーッと時間が過ぎて行くだけの休日に居たたまれなくなってしまい、予約も無く同伴者もいないのにもかかわらず、
いそいそとゴルフ場に出掛けて行ったのだった。



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Posted by アマゴルファー・むら at 22:45 Comments( 10 ) メンタリティ ゴルフ場

2014年09月27日

欠如




スタートホールは、
真っ直ぐ打ち下ろしのロングホールだった。

グリーンまでの距離は495ヤード。
目の前には、広く平らなフェアウェイが広がっている。


きっと、落ち着いて打てれば「打ちやすいホール」なのだろうが、
内気でシャイで緊張しいの俺には、恐怖のスタートホールに見える。

しかも、ティーショットの順番は、
俺が「一番くじ」を引いてしまった。

初めてのゴルフ場で、初めて出会った同伴者。
ゴルフ歴は俺より少ないとはいえ、
人生の先輩でもあり会社を経営している社長さまが俺のティーショットに注視している。

「こっ、このドライバーショットだけは、ヘマは出来ないぞっ・・・。」

いつも以上の緊張感が、俺の身体を襲ってきている。

腕はピンと伸び、膝もピンと伸び、
前傾した胸が大きく前に張られていた。

柔らかく握ったグリップ。
しかし手の甲には、血管がプックリと浮き出ているのが見える。

息を吐き、スッと下におろした肩も、
気が付くと「いかり肩」になっていた。

意識して緊張を解くルーティンを行っていたハズだが、
いつの間にかC-3POの様なカクカクした動しかできない身体になっていた俺。

「初めてという不安」は、
こんなにも人の筋肉、そして、姿や形までも変えてしまうのか?

俺がアドレスを取っているティーイングランドの中は、
不穏な空気が一杯に充満して、
しばらく時が止まった様に感じられていた。



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Posted by アマゴルファー・むら at 20:22 Comments( 6 ) メンタリティ ゴルフ場

2014年09月22日

克服の特訓

「むらコンペ」があと1か月後に迫った俺は、
前代未聞の「主催者優勝」を狙って練習に余念がない。

100切りは達成できた訳だから、
これから鍛え上げていくことと言えばやっぱり
「安定感」だろう。


いつでもどんな時でも、常に90台のスコアが出せる安定感。
それは、初めて訪れたゴルフ場でも、
その日初めて同伴したプレーヤーとでも、
普段と変わらぬ落ち着いた気持ちでプレーできる「心の安定感」
当然必要だ。

しかし、
俺の生まれ持った「内気な性格」と、
「人前に出ると極度に緊張する」癖がある限り、
その安定感を手に入れることは難しい。

だから俺は、
レンタルビデオ屋に行っては、ある一角だけ遮られているスペースに勇気を振り絞って入ったり、
週末の夜の駅前や、居酒屋で二人で飲んでいる女性たちに自己アピールを繰り返しながら、
「内気な性格」「極度の緊張する癖」を克服する訓練を続けてきた。

そして今回も、
「初めてのゴルフ場」「初対面の同伴者」というダブルの障害を設けて
さらに心の特訓を行ったのだった。


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Posted by アマゴルファー・むら at 20:37 Comments( 6 ) メンタリティ 100の壁

2014年08月23日

大いなる「壁」

無謀にも、バックティーからのラウンドに臨んだ俺。
しかしながら前半のプレーは「50打」だった。

今のところは不安要素はない。

あれだけ右に左に曲がっていたドライバーショットも、
真っ直ぐ飛んで距離も出ている。

1パットこそ決まっていないが、
タッチもラインの読みも合っている。

きっと、あと何かが噛み合えば、
「パー」いや「バーディー」も決まってくれるハズだ。

俺は、「それが一体何なのか?」を思考を巡らす余裕もないまま、
後半のプレーに突入した。


ティーグラウンドでティーの上にボールを乗せて、
打ち出す方向にボールに書かれている矢印を合わせていく。

それから、一度後ろに下がって、
ターゲットが正しく取れているかを確認して一回素振り。
それと共に、「フゥ~」と身体の中から息を吐き出す。

後は、グラブヘッドをフィニッシュの位置まで
一気に振り抜いていくだけだ


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Posted by アマゴルファー・むら at 20:18 Comments( 14 ) メンタリティ 100の壁

2014年06月15日

ゴルフ初心者の本当の悩み

さて。
引き続き「ゴルフアンケート」に寄せられた結果について、
私が斬って斬って斬りまくりたいと思います。(笑)


多くの人が、

・毎週ゴルフ練習場に通い
・ボールを150球~200球打ち
・年間20ラウンド以上もこなしながら


それでも悩み続けている事は一体何なのか?
私が分析するとそれは、


「思う通りにいかない」

という事に尽きると結果が出ました。

この結果を裏付けるコメントがありますので
公開したいと思います。

Q9の「あなたが今、悩んでいる事は何ですか?」
の質問にこんな切実な悩みがあります。


「妻がなかなかゴルフを始めてくれない・・・。(涙)」
と。

それは確かに切実な悩みですっ。

「ダフる」とか「力みが抜けない」とか、
「3パットを打ってしまう」とか以上にとっても重大な悩みですよね。

だって、
ゴルフ?私はやらない!
あなたが一人で行けば?

みたいな感じですよ。

こんな状態でラウンドしても、
決して良いスコアなんか出るハズがナイですって!


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Posted by アマゴルファー・むら at 00:01 Comments( 11 ) ゴルフ仲間 番外 メンタリティ

2013年11月21日

ストレスとの戦い

丸5年間に渡るゴルフ練習の結果が全て出揃ったのを目の前にして、
俺の心と身体は、大きなストレスに見舞われてダウン寸前の状態になっていた。

何に対しても全くやる気が起こらず、
ただ一日の時間が過ぎるのだけをボケーと待ちながら、
ふらふらと世の中を彷徨っている「生きた屍」の様な日々。

常にうつむき加減で、窓の外を見つめては「ハァァァ・・・」とため息を吐き出し、
何かに思考を巡らしている様な素振りでありながら実は何も考えていない状態で、
あらかじめ設定されたプログラムだけを忠実に実行するマシンと化して一日を過ごしていた。

持ち前の、
「明るく」「元気に」「前向きに」という冬でも半ズボン姿で飛び回る姿は隠れて、
代わりに「暗く」「病的に」「後向きに」という「ヒロシですっ」みたいな姿に変貌し、黒々としていた髪の毛も、いつの間にか白いモノが所々に交じるヘアースタイルに変わりつつあった。

ストレスというものは、
ここまで人の姿を変えてしまうのものなのか?と、
やっと今になって気付いた俺。

今までは、
「ストレスってなに?あの喫茶店にいる人?って、それはウェイトレスだろ!
と返事をするくらいストレスとは無関係な生活を送っていたが、
もはやそんなボケを噛ます余裕もない切り切り舞いの生活に変わり果ててしまったのだった。

そして、俺はふと思った。

この「ストレス社会」と叫ばれている現代社会の中で、
人々は一体どうやってストレスと戦いながら生きているのだろうか?

どんな方法でそのストレスを解消し発散して
普通の生活を送っているのだろうか?

ストレスを解消する術を知らない俺は、
とりあえず「どんな方法が有効なのか?」にボケーっとした意識を向けることにした。


まず俺が、ストレス解消法として思い付くことと言えば酒だ!

噂によると関西の方では「飲んで飲んで飲まれて飲んで」を繰り返しながらストレスを解消しているらしいが、あいにく関東圏に属する信州人の俺には、その方法を実行するだけの
「強靭な肝臓」を持ち合わせていない。

さらに、ストレスと戦う前に尿酸値との格闘を続けている俺にとっては、
必要以上の「アルコール厳禁!」と医者からストップも掛かっている。
また右足の指先に激痛が走ったりしたら大変だしなっ。


次に思いつくことは、やっぱり食うことだ!

誰だって、
美味しいもの、好きなものをたらふく食べれば、
嫌な事だって忘れることが出来るだろう。

じゃあ、何を食べに行こうか?

ジューシーで柔らかい歯応えの「信州牛のステーキ」か?
それもいいけど、メタボリックなウエストと高いコルステロール値を示している俺のボディーには
ちょっと合わないな。

それより、秋に新しく獲れたそば粉で打った「戸隠そば」か、
甘い蜜が中にたっぷり詰まっている「ふじ」のリンゴか?

でも、普段から食い慣れている物だから、
あえて腹いっぱい食べたいとは思わないぞ。

なら、甘いスイーツ、チョコレートはどうだ!
いや、女子じゃないんだから、
そんな物を朝から食べたらきっと鼻血が止まらなくなるぜ。


という事は、俺が思い付くストレス解消方法って、
最後に残るものはもうコレしかないぞ?

「愛に溺れる」
という手段。


このボロボロになった俺の心と身体を、
温かく柔らかく肌に包まれながら優しく優しく癒してもらいたい。

そして、時には激しく狂う様に燃え上がって頭の中を全て空っぽにして
また時には、静かにそっと何も動きもいままで強く抱き締め合っていたい。

まるで、母の胸で安心しきってスヤスヤと寝ている子供の様に、
そんな大きな胸の中で俺も心安らかに眠りにつきたい。

嫌な気持ちも、嫌な思いも全部全部吹き飛ばして忘れられる
「愛の世界」溺れてしまいたい!


分かった。
今夜はお前と一緒に寝ようじゃないか。

こっちにおいで。

俺の愛しいミーよ・・・。












Posted by アマゴルファー・むら at 00:12 Comments( 14 ) 日常雑記 メンタリティ 100の壁

2013年10月29日

One more time, One more chance.

終わってしまった、俺のコンペ・・・。

今シーズンが始まった4月からこの10月に照準を合わせて
「するぞ!100切り!!」と練習を重ねてきたが、
上達するどころか、段々と下手になっているという現実を
まざまざと見せ付けられた結果だった。

前半踏みこらえていたプレーが、
後半になってもろくも崩れ去ってしまった理由は、
まだ冷静になって振り返ることが出来ないでいる。

これ以上何を失えば、俺の心は許されるのか?
どれ程の痛みを受ければ、 もう一度立ち直れるのか?
今のところは全く分からない状況だ。



あの日以来、信州の季節は物凄い勢いで移ろいでいる。

「わがままな性格が愛しい」と言ってくれて、
意見が食い違う時はいつも先に折れていた俺のクラブ。
しかし、楽しくふざけあった時間は、
記憶に足を取られて次の場所を選べないで彷徨っている。

もし、俺にもう少し時間があったら、
もし、俺にもう少しチャンスがあったなら、
今まで丸5年間練習してきた事を思い出して
今すぐ「シングルへの道」を駆け上がって行くと言うのに。
 
でも、今の俺の気持ちは、
ダメになった理由を考えることが出来ない。

だが、俺はいつでも捜している。
どこかにある「上達出来ない理由」を。

向いのホームや、路地裏の窓。
こんな所にいるハズもないと分かっていながら、
必死になって捜している。

願いがもしも叶うなら、
「出来ない事は何もない!」
と、自分の全てを丸ごと抱きしめるが、
今の俺にはそれさえ願う気力も残っていないのだった。



寂しさ紛らすだけなら誰でもいい。
行きずりの女性にこの身を任すことさえ構わないのに、
星が落ちそうな夜空の綺麗なこの信州の夜には、
自分を偽ることは出来なかった。

One more time,
One more chance.

俺は、いつでも捜している。
どこかにある「上達出来ない理由」を。

交差点でも夢の中でも、明け方の街「権堂町」でも、
こんな所にいるハズもないのに。

奇跡がもしも起こるなら、今すぐあなたに見せてあげたい。
新しい朝に生まれ変わったこれからの俺。
言えなかった「シングルゴルファー・むら」という言葉も。


秋の思い出がまわるふいに消えた俺の夢と共に、
今の俺は悲しみのズンドコに居るのだった・・・。










Posted by アマゴルファー・むら at 14:09 Comments( 17 ) 日常雑記 メンタリティ

2013年09月14日

制限

相変わらず、「あーでもない、こーでもない」と夜の練習場で一人で黙々と練習に励んでいるが
さっぱり上達の兆しすら見えない暗闇の中を漂っている俺。

街灯が一つもなく、真っ暗の夜道を深夜にポツリと歩く事がどれだけ心細いかは
か弱き乙女に聞いてみれば、きっとこの状況がどれだけ恐ろしい事なのかが分かるハズだろう。

さらに、あと一カ月後に迫った「むらコンペ」のホストアマを務める俺としては、
スタートホールから真のスライスを披露してしまっては、
「やっぱり、むらさんは本物だった!」と別の意味で感心されてしまうに違いない。

「一人きり」「夜」「ポツリと」練習するという行為が、これほどまでに自分に恐怖を与え、
そして、勇気が必要になるとは、夜の街華やかなレディー達と下らないトークで盛り上がった後、自転車に乗ってふらふらと家路を急ぐ途中にパトカーに乗ったお巡りさんに「職務質問」されるまでは分からなかった事だ。


しかし、そんな泣きごとを言っていても、
ゴルフが格段に上達する訳でもないので、
また「あーでもない、こーでもない」と一人で黙々と練習に励んでいる。

相変わらず、
練習すればするほど、ボールを打てば打つほど湧き上がってくる「悩み」「疑問」
格闘をしながら・・・。


「ショートアイアンは結構イイ感じだけど、どうしてドライバーになるとスライスになっちゃうの?」
「アプローチのハーススイングでダフるって、一体どういう事だよっ!」
「ビハインド・ザ・ボール。コレがどうしても出来ないんだよなぁ・・・」


俺の、カニみそにも引けを取らない脳でいくら考えても多分答えは出てこないから、
ここはシンプルに考える事にした。

「基本に立ち返ろう」
と。


となれば、ゴルフを始めた頃に散々言われた「ヘッドアップ」から
再度ゴルフスイングを見直してみる事が大切だろう。

例えばもし、俺がこの「ヘッドアップから脱却出来ていない」したら、
スライスになって、ダフってトップし、まともなインパクトが出来ないのも無理はない。

「基本に忠実」
渋谷のハチ公の様に、雨が降っても雪が降っても、例えご主人様が帰ってこなくても、いつも間にかリチャードギアに変わっていても、「ゴルフスイングの本質」変わらないのだ!


確かめる方法は至って簡単。

スイングしている最中に、ボールをずっと見続ける事が出来るのならば
それはヘッドアップになっていないという証拠。
早速俺はチャレンジしてみた。


「ボールをずっと見続けてスイングと・・・」


うん。目の前の景色が良く見えるぞ!って、
ボールを全然見ていないじゃないかーっ。直ぐに前を向いちゃって!

もう一度挑戦だ!


「ボールをずっと見続けて、頭を残してスイングと・・・」


うん。150ヤードの看板くらいまでは飛んで行った感じだな?って、
ボールより先に視線がヤーテージの看板を見ているじゃないかーっ!


ダメだこれじゃ。
もう一回、もう一回やってやる!


「ボール、ボールの下をずっと見続けて、そして、
頭を残してヘッドの軌道が最後まで見続けると・・・」



うん。今度はネットに方に真っ直ぐ飛んで行ったぞ!ナイスショットだ!!って、
モロにヘッドアップしちゃってるじゃん、俺っ。
それに、完璧に身体が起き上がってるし。


どうしてこんな簡単な事が出来ないんだ?
ただボールを見るだけなんだぞ。努力とか意識するって事さえ必要がないんだよ。
「見るだけ」「見てるだけでイイ」だってばもう。

しかし、この簡単な事が、
何回やっても出来ない俺。

「見ちゃだめよっicon06って言われればチラッと覗き見してしまい、
スカートの裾がふわっと風で広がったらすぐさま視線をそちらに移動し、
「見てはイケナイ」とは思いつつ、週刊ポストのグラビアを開いてしまうのは得意なのに、
どうして「見ろ!」と言う事が出来ないんだろう?


そして、
俺の「悩み」「疑問」は、
さらに深くなって行くのであった・・・。





Posted by アマゴルファー・むら at 00:00 Comments( 12 ) スイング 自主練習 メンタリティ

2013年05月06日

直らない癖

言われなくても、俺が悪いのは分かっている。
誰がどう言おうとも、俺が悪いのもう分かっているんだ。

でも、問題なのは「悪い」という事ではなくて、
それに「気付き」そして「直す事」大切だ!と俺は訴えたい。

だから、俺に教えて欲しい。
「常にフルスイングしちゃう癖って、どうやって直せばいいの?」
かを。

いや、フルスイングが悪い訳じゃない、
「力いっぱいクラブを振る」
癖が悪いのだ。

この癖を改善出来る人がいたら、
ぜひ俺に教えて欲しい。

しかし、これだけではなかった。
俺の場合はさらに、加えてココに「思いっきり」という文字が入る。

「力いっぱい」「思いっきり」
「渾身のパワーを込めたフルスイング」に、常になってしまうのだ。


先日、練習場に行った時もそうだった。

打ち始めは、ウェッジでチョロチョロ。
次に、9番、8番、7番アイアンに番手が上がっていくに連れて段々と調子が上がり
ドライバーを持った時には既にフルスイングの全開マックスで、
そこには「万振りスイングのむら」が出現していた。

当然、力を込めてスイングしたからと言って飛距離が伸びる訳でもなく、
飛んでも220ヤードくらいにしかならない。
それより、まともにボールを芯で捉える事は少なくなり、
打球が上下左右のありとあらゆる所に散らばって飛び、
時には隣の打席の人をビックリさせるボールを打つこともある。

練習場だからこんなボールを打っても怒られる事はないが、
もしこれがコースだっったら、ゴルフというスポーツは成り立たない可能性が高い。

そして、
「もう、むらさんと一緒にゴルフするのはヤダ!」
と誰からもソッポを向かれ、
一人遊びが得意な俺でも「一人ラウンド」は出来ないので、
ゴルフから足を洗わなくてはならない事態になってしまうだろう。


ゴルフのスコアメイクの鍵を握っているのは、
何と言っても、「ショートゲーム」

100ヤード圏内、アプローチ、パッティングと、
グリーンに近くなればなるほどショットの精度を高めなければ
スコアをまとめる事が出来ない。
しかし、俺のショットは常に
「パワー・スピード・フルスイング」の3拍子を兼ね備えてしまう。

もしかしたら全ホール、始めから終りまで常に一定した3拍子を発揮出来るのは
「安定している」と表現出来るのかも知れないが、
今の俺にはそんな安定はクソくらえ!なのだ。

ちょっと言葉が下品なので言い変えよう。
「うんち召し上がってあそばせ」なのだ。


練習場では、「ハーフスイング」「クウォータースイング」
ゆったりとしたリズムで振る事だけを意識しているが、気が付けば
「万振りスイングのむら」になってしまっているのは一体なぜだろう?

段々と身体全体に力がみなぎり、
「もっと飛んでけー!」に意識が変わって
ブンブンとクラブを振り回しながらボールを打つ練習になってしまう。

分かっている。
もう俺の一番悪いところはどこなのかは分かっている。

でも、
これがどうしても直らないの俺のなのであった・・・。







Posted by アマゴルファー・むら at 16:31 Comments( 19 ) 自主練習 メンタリティ

2013年04月01日

質問

いきなりだが、あなたに聞きたい!

「ゴルフ、好きですか?」

と。


もちろん、俺は好きだ!!


なぜなら、
「こんなに楽しいスポーツは他には存在しない!」
と胸を張って大きな声で言い切るほどの面白さがゴルフにはある。


「何が面白いの?」
と聞かれれば、
「全てが面白いんじゃー、ボケ!
と答えるだろう。

するとあなたは、
「はぁ?なにそれ!」怒り口調で言い返すと思うので、
俺は、
「そもそも、その質問自体が間違っているんだよ!
と言いたい。

だいたい、いつもこの手の「愚問」をするのは決まって女性の方だ。
「ねぇ、私のこと好き?」

俺は、こんな愚問には速攻でこう答える。
「好きだよ」

すると続けて、「どこが好きなの?」と聞いてくる。
でも、このパターンは既に織り込み済みなので、
「ボディー」と言いたいのを我慢しながら、「全てさ」と答えている。

「何が面白いの?」と聞かれれば「全て」になるが、
多分これでは納得しないと思うから、
俺が思う楽しいところをいくつか挙げてみたいと思う。


まず、
「すぐに上達しない」ところがある。

もし、ゴルフのレベルを下から並べると、
・初心者(始めたばかり)
・初級者(スコア100まで)
・中級者(100~82)
・上級者(81~72)
こんな感じになるが、
ここに驚くべきデータがある。





普通、10年も続けていれば中級者以上のレベルになって当たり前なのに、
ゴルフに限ってはそれが当てはまらない。

日本でゴルフが行われるようになって120年にもなるが、
120年たっても、「全く上達しない!」というところにゴルフの楽しさがある。


次に、「自由」いう事がある。

基本、ゴルフの審判員は自分だ。
どんなスコアを付けようとも、どんなボールの処置をしようとも、
自分が審判員なので、それはそれで自由なのだ。

「今、スコア幾つだった?」
「エッとぉ、ボギーかな?」

でも本当は一回空振りしているから「ダボ」なんだけど、
「いや、空振りって言うか「素振り」だよね」と、
自分の都合に良いように状況を変化させることも自由なのだ。

なので、
「この世の中は俺の為だけにまわっとんるんじゃー!!」
という人にはピッタリのスポーツなのである。


そして、これが一番の極めつけ。
ゴルフは、「紳士、淑女のスポーツである」という事だ。

そう、
唯一ジェントルマンしかたしなむことが許されていないスポーツが
このゴルフなのだ。

紳士と言えば、女性を常にエスコートし、
さりげなくコートを脱がせて椅子を引いてあげて、
食事中にゲップが出てしまったら「エクスキューズミー」という事を忘れずに
いつの間にか支払いを済ませて彼女を無事に家まで送りと届けて、
名残惜しい雰囲気を感じながらも「グッバイ!」と言ってその場を去っていく。

こんなスマートな立ち振る舞い出来る人が「紳士」として認められている事を考えると、
俺がゴルフをするのも当然!ということなる。


簡単に言っても、これだけの楽しさがゴルフにはある。

しかし、これだけ俺が「好きだ!」と力説をしても、
女性からは必ず最後にこんな質問が飛んでくる。

「じゃあ、どのくらい好きなの?」

そう、この質問にしっかり答えなければ、
永遠に愚問と戦わなければならない運命が待っている。
だからここだけは、さらにハッキリ、力強く答えなければならないのだ。


「フッ。そんなことは、他とは比べられないぜ・・・。

と。

そして、ベイベーとつぶやきがら優しく彼女の方をそっと抱き寄せ、
熱い抱擁を始めるってワケさ。


しかし、実際にこのシュミレーションが、
今まで一度も上手く行ったことはナイ!とここに付けくわえておこう。





Posted by アマゴルファー・むら at 20:18 Comments( 19 ) メンタリティ

2012年12月03日

5年間の集大成

今シーズンのラストラウンド。
後半のプレーに突入した俺。

最初の408Yのミドルホールを、いきなり「トリ」で発進した。
続く148Yのショートホールを「ダボ」。そして、その次のミドルも「ダボ」

パット数も「2→3→3」となっていた。


「おい、このままじゃヤバイくないか・・・?」

ラウンドの途中でスコアを計算する事のない俺だが、
何となくマズイ雰囲気を感じ取ったのだった。

ショットは、それほど悪くない。
ドライバーの右曲がりは少しあったがOBにはなっていないし、
アイアンショットも、今までの様な「ダフリ」「トップ」は影を潜めていた。

ただ、パットだけが決まっていかなかったのだ。


「この芝目ってヤツは、ホントに手強いなっ・・・。」

今までの俺のプレーパターンは、
「ショットの悪さをパットで補う」というスタイル。

しかし、今回に限っては、
その黄金律が使えていない。

順目の下りライン、逆目の上りライン、
フックだと思ったラインが真っ直ぐで、
軽いスライスだと思ったラインが予想以上に切れて行く。

タッチに距離感、その全てがマッチしていなかった


続くホールは2パット。そしてまた2パット。
やっと決まった1パットの後、なんとまたしても3パットを打ってしまった。

俺の心はもう、このグリーンに翻弄されて、
正常な感覚を維持する事が出来ない状態になってしまったのだった。


「まさか、俺の心がこんなにもモロイだなんて・・・」


秋晴れの真っ青な空の下、山頂に白い雪がうっすら降り積もり、
紅葉と雪景色の絶妙なコントラストを見せている「浅間山」を眺めながら、
俺は、昔の自分を思い出していた。






昔、俺の心は、
ある女に翻弄されていた。


突然、深夜の12時くらいに
「今、家で飲んでいるんだけどさぁ、良かったら来ない?」
と電話をよこし、
急いで家に向かったら何の応答もない。

ガキは締っているし、チャイムを鳴らしても出てこない。
家の灯りは煌々と付いているのに何の音沙汰もないのだ。

深夜なので家の周りをウロウロしていれば、
それこそ不審者として通報されかねないので、
10分くらいその場にいたが、仕方なく家に戻った。

翌日、その女に電話してみると、

「あっ、コメンね~。酔って寝ちゃったみたい。」
とあっけらかんとした様子だった。


後日、またその女から電話があって、
「ねぇ、来週さぁ、一緒にディズニーランド行こうよ!」
と突然言われた。しかも、年末が押し迫っているとても忙しい時期にだ。

しかし、その多忙なビジーな時を何とかやり繰りして休みを捻出し、
ディズニーランド旅行へ一緒に出掛けた。

それはとても楽しい時間だった。

寒い季節なので風はとっても冷たかったが、
俺たちのハートは誰が見てもアツアツだった。


そして、楽しい旅行から帰ってきた翌日、
突然彼女から、
「はい、コレ。旅行の代金ね。」
とお金を手渡されたのだった。

「うん?どういう事だ??」
と、意味が分からず混乱している俺。

当然、このディズニーランド旅行に掛かったお金は俺が全部出した。

行き帰りの交通費から、宿泊代、レストランでの食事代、
その他もろもろ全部払った。

「ニッポン男子たる者、おなごにお金を出させるなんて、たかじけないっ。
をモットーに生きている俺だが、それは当たり前の事だった。

しかし、彼女からは「旅行の代金」
さらに、「俺へのお土産」としてミッキーのクッキーまで渡されたのだった

その日以来、女から連絡が途絶えた。


俺は、この日を境に、
どんな事にくじけずに「心強くして生きて行こう!」と決意した。

例え、どんな状況になろうとも、
自分の心だけは「乱れる事なく静かに落ちつけて行こう!」と誓っていた。

「もう、弄ばれるだけはゴメンだな・・・。」と、
号泣の中で「ミッキーのクッキー」約束したのだった


最終ホール、354Yのミドルを「9打」「3パット」

結局、最後までこのグリーンを攻略出来ずに、
俺の最終ラウンドは終わってしまった。



前半「53(20P)」、後半「62(21P)」
合計=「115(41P)」が今シーズン最後の結果だった。



そして、

俺は、

「ある一つの事」を決意して

この「大浅間ゴルフクラブ」をあとにしたのだった・・・。









Posted by アマゴルファー・むら at 12:00 Comments( 20 ) メンタリティ

2012年05月28日

ゴルフをしない日



今月、ラウンドを一度もしなかった。


いや、まだ5月が終わったワケではないので、
「する予定がない」と言うのが正しい言い方か。

こんな事は、ゴルフをやり出してから初めての事で、
今まで5年間の歴史の中で全く無かった事だ。

どんなに忙しくても、最低月2回はコースに出る事にしていたし、
それを確保するように調整をしてきた。


しかし、今月は一度もゴルフをしていない。


「仕事が忙しいから」とか、
「時間が取れない」なんて事は言いたくない。
そんなのは唯の言い訳で、忙しいのはいつだって忙しいのだ



俺の、一日のスケジュールを話せば、
大体こんな感じになる。

まず、
朝5時に起きて犬の散歩をしてから、ゆっくり30分掛けてニュースペーパー読む。
社会情勢、日本経済の状況、地域情報などををつぶさにチェックし把握して、
気になる株価の終値を見ながら、「やっぱり、今はドルか日本株式だな?」と経済アナリストばりの思考を巡らすが、特に俺の仕事に役立つ事はない。

その後、
朝のシャワーを浴びて頭と心をリフレッシュ。

朝食の「減塩野菜ジュース100%」「飲むヨーグルト」を飲みながらバナナを食べていると、
出掛ける時間が迫っている。

慌てて、足に擦りよってくるネコにご飯を食べさせてから車に飛び乗り職場へ向かう。
通勤時間は、約30分。

カーラジオから流れてくる「HONDAスマイルミッション」を聞きながら、
「ルーシー、やるわ!」と呟いている。


職場から家に戻るのは夜の7時ごろ。
再びイヌの散歩に行ってネコにご飯をあげる。

俺がDinnerを食べるのは、いつも9時くらいになってしまう。

缶ビール、いや発砲酒を飲みながらオカズをつまみ、
お腹がいっぱいになったところでその場にゴロリと横になって一休みするつもりが、
そのまま意識を失い気付くと朝になっている事が多い。

そんな生活だが、こうやって書いてみると、
自分でも「なんて平凡な毎日なんだ」と思ってしまうな。


こんな毎日を送っているが、
最近、特に今までと変わった生活になった訳でもないので、
「ゴルフをしよう!」と思えばいつでも出来る状況は今までと同じだ。


にもかかわらず、今月一回もラウンドしていないだなんて、
どういう事なんだ?

もしかしたら、「ゴルフの情熱」が冷めてきてしまっているのか?
アレだけ注いできた「練習へのパワー」が無くなってきているのか?
それとも、「もう、ゴルフは飽きた」と言う事なのか?


昔、
「人は興味が無くなると、だんだん遠ざかって行く・・・」
という事を経験した事がある。

例えば、
メールがこなくなったり、
電話がなかなか繋がらなかったり、
「その日は別の予定が入っているの」
とか言われたり・・・。

と言う事は、
俺もすでにゴルフへの興味が無くなっているという事なのか!?



アマゴルファー・むら。
「ゴルフ歴5年目の危機」
遭遇してしまったかも知れない・・・。





Posted by アマゴルファー・むら at 21:17 Comments( 9 ) メンタリティ

2011年09月27日

悔しい思い



誰でも、悔しい思いをした事があると思う。


実は、先日の俺もそうだった。

誕生日祝いで、
キレイなおネエさんのいる居酒屋に行った時の事だ。


「あぁー。久しぶりじゃないですかー。」

「おお。久しぶり」

「もう、どこに遊び行ってたんですか?全然来なくて。」

「そーだな。半年ぶりくらい?いや、もっとか?
ずいぶんご無沙汰しちゃったよな。元気か?」


「ウン、元気だよ。むらさんは?」

「ああ、元気だよ。相変わらずで。
でさぁ、お前。少し痩せたんじゃない?」


「えぇー。またぁそんなお世辞言ってぇ。
 太りましたよ、2キロも!(フン)」


「えっ、そーか?俺には痩せたように見えるけどな?
あっ、違うか。痩せたんじゃなくて、やつれたんだな?
仕事、忙しいのか?」


「ぜ~んぜん!暇だよ。
だって、むらさん来てくれないしぃ~。」


「お前も相変わらず上手いねェー、人のこと喜ばすの。」

「だって本当だもん。
ネエ、今日は何飲むの?」


「あぁ、いつものヤツで・・・」



そんな、いつもの会話から始まった居酒屋だった。
連れの友人たちも、それぞれの話で盛り上がっている。

今日は二人のおネエちゃんが、席に付いてくれたのだった。



「そうそう。私、ゴルフ始めたんだ。
この間も、コンペに行ってきたんだよ。」



「ふ~ん・・・」


気のないセリフを返しているのは、
この話は、前に聞いていたからだ。

イキナリで103だったと。

俺は聞きたくない話だ。



「そー言えばむらさん、前にレッスンに通ってるって言ってたよね?」

「あぁ、そーだよ。」

「今でも習ってるの?プロの人に。」

「おぉ。だからどうした?」

「ねぇ、今度私にも教えてくれない?」

「うん?何を?」

「何をじゃなくて、ゴルフ!
ゴルフ教えてよ!



なっ、何だってェーーー!
俺にゴルフを教えてくれだとォーーー!?


このゴルフ初心者の俺に、
しかも、スコア100も切れない俺に、
さらに、丸3年も練習しているに一向に上達しない俺に
ゴルフを教えてくれと今言ったのかーーー!?



「って言うか、俺、実は人には教えられないんだ・・・。」


「どうして?」


「いや。死んだじいちゃんの遺言で、
「人にはゴルフを教えるな!」って言われているんだよ。」

(ほんとは、人に教えるほど上手くないんだけどっ)


「なにソレー(笑)。
そんなのウソでしょ?」


「あれ、なんで分った?
本当は、医者に止められてるんだよ。

「人には教えないで安静にしてください」って。」

「またぁ~(笑)
いいでしょ?だって、プロから教えて貰った事、
そのまま教えてくれればいいからぁ。ネ!



「ネ!って言われてもなぁ・・・。」

(いや。ほんとは俺だって教えたんだ!あんな事もこんな事も。
しかも手取り足取りでエロエロと。違う!色々と。)


「いいじゃん、いいじゃん!
じゃあ今度、一緒に練習場行こーよ!ネ!



「だから。ネ!って言われてもなぁ・・・」



もし俺が、ゴルフ初心者じゃなかったら。
しかも、100切りはおろか、90台80台のプレイヤーだったら。
さらに、70台を普通に出すシングルプレイヤーだったら。
おまけに、石川遼並みの豪快なスイングビッグドライブを繰り出す男だったら・・・。


即決で「行く!」と言っていただろう。


俺は、
悔しさのあまり下唇を噛んだ。




きっと、誰もが悔しい思いをした事があるだろう。




その夜は、
俺の誕生日だった・・・。






Posted by アマゴルファー・むら at 21:38 Comments( 8 ) メンタリティ

2011年08月05日

ゴルフについて考える。その2



「心技体」という言葉があるが、
どうやらこれも、ゴルフの上達には欠かせないらしい。


まず、「体」

これを一言で言えば「身体の発育」らしいが、
では俺の場合は果たしてどうか?


身長、178.9cmで、体重71.2㎏。
ウエスト84.6センチのメタボリック一歩手前で、
見事なまでの発育ぶり披露している。

やっぱり「-0.4cm」の数字は、
測定の時、分からないように息を止めたのが効果を発揮したのだろう。

という事は、「体」の部分は問題ない。



次に、「技」

これを一言で言えば「勝負術の鍛錬」になるみたいだが、
コレの場合は果たしてどうか?


日々、勝負術は鍛えている。

朝、めざましテレビの占いを見ては、
「なにっ?今日の運勢は12位だと!?聞かなかった事にしよう」と出掛けて行き、
お昼にガリガリ君のアイスを食べては、
「あれっ?またハズレちゃったの?明日またリベンジだ!」と気持ちを切り替える。

さらには、上司の顔色を伺っては
「うん?今日は機嫌が悪いみたいだから、この報告は明日にしよう」と場の空気を読み、
夜の居酒屋では、
「おっ?今日はテンション高くしゃべっているな?それじゃあこの後・・・」と一気に勝負に持ち込む計画を立て始めている。

これだけ日常生活全ての中で勝負術を鍛えているのは、
きっと「桜井章一」「俺」くらいなものだろう。

だからコレも問題なし。

 

では、最後の「心」の部分はどうなのか?
そう、「精神の修養」の事だ。


確かに、精神の修行は続けている。

毎週毎週、プロからダメ出しをされても車で40分掛けてゴルフスクールに通い、
「またゴルフに行くの!(怒)」と文句を言われてもゴルフ場に出掛けて、
ダフってもトップしてもプレーを続け、新品のボールを4つ無くしてもまた新しいボールを買い、
時には、「滝にでも打たれようか?」と地図を広げ、「座禅も組まなきゃイケナイな?」と戸隠高原でソバを食べている。

精神修行をしたくなくても、必ずその状態になってしまうので、
もう「毎日が修行」と言っても誰も否定する人はいないハズだ。

と言う事は、ゴルフの上達に欠かせない
「心技体」の全てを持ち合わせているという事になるじゃないか。俺。


じゃあ何だ?

「心技体」というゴールデンルールの他に、何か必要と言う事なのか?
それとも「心技体」は、そもそもゴルフには関係がないと言うのか?




「わたし、この前初めてゴルフに行ったの。」

「へぇ~、そーなんだ。で、どうだったの?」

「うん。面白かったよ。でも、ボールが転がってばっかりだった。」

「そーだろ。最初はみんなそーなんだよ。で、スコアは?」

「スコア?だって下手だから言うの恥ずかしいもん。」

「まぁ、初めてだからそれはしょーがいなよ。
俺なんか初ラウンドは170くらい叩いちゃったぜ。」


「エッ、170!?わたしは103だったよ。」

なにっ?初めてのゴルフで103だとっ!?


ガチョ~ン!!




どうやらゴルフには、
「心技体」は必要ないらしい・・・。






Posted by アマゴルファー・むら at 13:01 Comments( 9 ) メンタリティ

2011年06月25日

ゴルフ相談



15回のゴルフレッスンもすでに半分が終わり、
残すところ後8回になってしまった。


毎回、
俺のスイングに関する知識「むら理論」ことごとく覆されるという屈辱に耐えながら、
新しいスイングに取り組む日々が続いている。


プロから言われる事はいつも同じで、

「シンプルに考えましょうー!」


特に難しく考えているつもりはないが、
プロから見れば、難しい事をやっている様に思えるのだろう。


そこで俺は、改めて考えた。

「シンプルって、どう言う事か?」と。


とりあえず辞書を引いて見た。

「シンプル」単純。簡単。


まさしく、
俺にぴったりの言葉だ。

小学生だった頃、
同級生の女の子に「単細胞!」と言われた事があるが、
細胞分裂して生まれてきたのだから、ミトコンドリア以上には細胞があると思う。

しかし、多分そのまま単細胞で成長した感じは否めない。
なぜなら、今でも同じような事を言われるからだ。

「あなたって、単純ね。」
「そんなに簡単に言わないで!」

と。


なら、
俺が聞き間違えているのか?
「シンプル」ではなくて、
「シングルで考えましょうー!」と。

うん?シングル?

もしかして、
俺の目標の事を言っているのか?

いや、
そんなハズはないな。

「シングルで考えろ」とは、「一人で考えろ!」って事か?


いつもプロを頼って、
「ボールが上がらないんですけど、どうすればいい?」
「ボールの置く位置は、ここでいいのか?」
「トップからの切り替えしは下半身からと言うが、それは脚なのか?腰なのか?」
「あーでもない」
「こーでもない」

と質問をし過ぎてるから、
そんなに甘えないで自分でも考えてみろっていう、
愛のムチなんだな。きっと。


でも、
一人で考えて答えが見つかるなら、
俺は今頃、シングルプレイヤーになっているだろう。
いや、プロか?石川遼か?マキロイか?

もしかしたら、スキャンダルだけならウッズに負けない
世界チャンピオンになっていたかもしれない。


もう、プロに甘えてばかりいられないとなったら、
奥の手を使うしかないな。

禁断と言われているあの方法を、
使わせてもらうしかないな。これは。

いつも、素晴らしい回答をくれる
あの人たちに答えを求めようじゃないか。

毎週月曜日から金曜日までやっている
「テレフォン人生相談」に。



プルルル~。プルルル~。

「はい。テレフォン人生相談です。
どんなお悩みですか?」


「ゴルフ歴3年になる初心者なんですけど、
女性プレイヤーのスカートのヒラヒラが気になって
プレーに集中出来ないんですが、これはゴルフのマナーとしてどうでしょうか?」


「は?」

「いや、悪いってワケじゃないんですけどっ。
ただ、男としてはあの「チラリ」に反応しないでいる事って
難しいんですよね。やっぱり。
見えそうで見えない。もう少しで見える。って言うのが。」


「はいぃ?」

「あーいうのを武器にして、男心を刺激するのはやっぱり
ゴルフ精神に反するっていうか。しかも、肌の露出が多いと
嬉しくなっちゃうんですよね。マジで。
頼む!もっと見せてくれ!みたいな。」


「・・・」

「でもそれが、見えすぎちゃうと逆に引く部分はあるんですけど。
あの「チラリズム」って言うのが、とっても気になっちゃうんですよね。
ところで、長野市の権堂って繁華街に「チラリズム」ってお店があったんですけど、
また復活してくれませんかね?」



「もう二度と電話してこないで下さい!」


ガチャ!
 

とても冷たい対応が待っていそうな気がする。

やっぱり、
プロを頼るしかないな。これは・・・。




Posted by アマゴルファー・むら at 15:33 Comments( 7 ) メンタリティ

2010年08月20日

上達するには?


それにしても上達しない。


最近は、練習場に行ってボール打つ機会こそ減ったが、
それでも素振りは欠かさず行っている。

まず、
自分の理想としているスイングをイメージして
アドレスを取る。


「遼だ・・・。俺は、石川遼なんだ・・・。」


続いてグリップを決め、股関節を折って背筋を伸ばす。
肩に力が入らないように、ここで大きく深呼吸をしてリラックス。


「クラブをゆっくり引いて、身体を回して、
 チャー、シュー・・・。」


高いトップから一気に切り返しに入る。
頭の位置をそのままにして、真っ直ぐターゲットに向かって
クラブを放り投げて行くイメージだ。


ビュン!


「完璧だ・・・。完璧なスイングだ・・・。」

フィニッシュも、しっかり左足に乗って決まっている。
もう誰が見ても、石川遼がスイングしているとしか見えない。


「これが・・・、このスイングがラウンド中に出来れば・・・。」


そう。これさえ出来れば、
100切りはおろか90台、80台だって出るだろう。


「でも、どうしてこのスイングが出来ないんだ?」

俺は不思議に思う。


素振りで出来るってことは、動きはマスターしているって事だよな?
なら、身体も覚えているから、当然同じ動きが出来ていいハズだ。

それが、ラウンド中には出来ない。
いや、正確に言うと、
100回中2,3回はある。

成功確率で言えば3%。
宝くじ1等の当選勝率が、0.0000001%だから、
すごい高い確率で成功していることになっているのだ。


しかし、それが結果に結びついてない。

果たして、一体これはどういう事だ?
と、俺は改めて思った。



スイングはイイ。
素振りも完璧。
フィニッシュも美しい。
そして見た目は、
石川遼そのもの。

何がイケナイんだ?


うん?メンタル?

いや、血も涙もないロボットのような人って言われてるんだぞ。
精神っていう言葉自体持ち合わせていない。


うん?技術?

確かに、バックスピンやインテンショナルボールは打てないが。
いや、正確言うと違うな。
「打ちたくないけど、勝手になってしまう」ことがある。だ。


じゃあ、なに?
何が一体いけないって言うんだ?


えっ?
まさかっ?
もしかして・・・?



考え方!?



そっ、そんなバカな!?
まさか、そんな事があるワケないよな?

だって、だって、
俺だぞ。


ゴルフの為には、全ての事を犠牲にしてまで生活している俺だぞ。
そんな、考え方がイケナイなんてあるワケないさ。

ふっふ~ん。


あっ。分かった!

こうやって色々心配しちゃう所がイケナイんだな。
そうだよ。俺って考え過ぎなんだよぉ。ほんとに。


よし。
じゃあとりあえず、
何も考えないで練習して行こうっと。



でも、
何かスッキリしないなぁ・・・。

何で?




Posted by アマゴルファー・むら at 14:00 Comments( 11 ) メンタリティ

2010年04月01日

4月の夢

「あと、一打。
 このパットが決まれば、ついに100切り達成だ・・・。」


俺は、震える腕を落ち着かせるため、
ゆっくり一つ、息を吐いた。

「ふぅぅぅ・・・」



今シーズン初ゴルフは、
素晴らしい青空に恵まれていた。

透き通るような薄いブルーに、
霞のような雲が浮かんでいる。

遠くに見える北アルプスの山々が、
白い光を放ってそびえ立っているのが見える。


「この、このパットだけは決めなくちゃ・・・」


残り1.5メートルの上りライン。
少し左に曲がる芝目か。

しっかりとターンポイントを見極め、
ボールの転がるラインをイメージする。

頬に、爽やかな高原の風が吹き抜けていった。


「ヨシっ。分かった。」


迷っていても仕方がない。
俺は覚悟を決めてボールを置いた。

スパットに合わせて、
ボールに書いてある矢印を向ける。
あとは、そこに向かってボールを打ち出すだけだ。


夢に描いていた「100切り達成」のウイニングパットを・・・。




振り返れば、長く険しい道のりだった。

練習場へは週2回。繰り返し繰り返しボールを打ち続けた。
肋骨は悲鳴を上げ、腰は泣きを入れて、身体がボロボロになっていった。

コースにも出掛けた。新品のボールをすぐに無くし、ファー!と叫ばれ、
時には、マーシャルに追いかけられることもあった。

そして。

レッスンプロの教えを乞い、数々のドリルやテクニックを披露してもらい、
スイング映像で解析まで行ってきた。

「またゴルフなの?」
「もぅ、いい加減やめたら?」

と文句を言われ、
「たぶん、才能がないかもしれないよ・・・」
と囁かれることもあった。



ふぅぅぅ・・・。



ゴルフを始めて3年間。
本当に、長く険しい道のりだった。




もう一度、深く大きく息を吐いた。
心を落ち着け、静かに自分に言い聞かせる。

「何も、何も考えなくてイイんだ・・・」

そう。
あとは、機械のようにストロークするだけなのだ。
だた一つのカップに向かって。

そして、
俺は打った。



コツン。ころころころ・・・。

狙い定めたボールが、理想のラインに乗って行く。

転がれ。転がれ。
そのままカップまで転がってくれー。

「あァァァー。入ってくれー!!」

と雄叫びのような大声を聞いて、
びっくりして目が覚めた。


「なんだ・・・。夢か・・・。」


まだ、コンペは先だと言うのに
夢にまで出てきたのか。

自分では分からなかったが、
相当なプレッシャーを感じていたんだな?

額には、うっすらと汗が滲んでいた。




俺は、このプレッシャーを胸に
今シーズンの初ゴルフに臨むことになる・・・。





Posted by アマゴルファー・むら at 12:03 Comments( 2 ) メンタリティ

2009年05月25日

言葉の威力

ゴルフを始めて感じることだが、

最近、
言葉に敏感になっているようだ。



例えば、ティショットでボールがスライスしていった時、
「あ~ぁ。OBだね・・・」
とか言われると、


ガーン!
「OBかよ・・・」
とかなってしまうし。


それとか、ボールの手前でダフってしまった時、
「今のは、ヘッドアップだね」
「身体が、先に開いていたよ」
とか、
「力が入りすぎ」なんて言われると、
もう頭の中はそれでいっぱい。
「ボールを見て・・・、身体を残して・・・、力を抜かなきゃ」
ってことばかりに意識が行ってしまう。


他にも、
同伴者の何気ない一言。

「あ~ぁ」
「それはもう・・・」
「あれじゃあ・・・」


とか言うつぶやきに、

エッ!?
ビクッ!?
どっどういう事!?

なんて、心乱れてしまうのだ。


自分でも、
「なんてチキンなハートなんだっ」
と感じてはいるが、だからと言って、
「気にするな。意識するな。周りに惑わされちゃイケナイんだぁー
と思えば思うほど、余計に意識してしまう。



でも、不思議だ。

逆に、こんな事を言われると気持ちがイイ。


「ナイスショット!」
「飛んでるねー」
「おォ、スゴイ!」


こんな事を言われただけで、

「どうだ!」
「見てくれ!」
「俺って天才!!」

などと思ってしまう。


ほんとに、不思議だ。




例えば、
「バカ」と言う言葉がある。

普通に「バカだね」なんて言われたら、
「なんだとこのヤロー!なめとんのか!!」
ってケンカになってしまう言葉だけど、

可愛い女の子に、
ばかicon06」って言われたら
ちょっと嬉しく感じちゃったりして。

それが、
「もう、バカなんだから~icon06とか、
「イヤ。ばか~ンicon14とか
「ダメなの今日は。バカねっicon06になったりしたら、エキサイト!
一気に血液が下流して膨張するゼ。


うん。
不思議としか言いようがない。本当に。


どうして、同じ言葉でも、
ここまで意味が違ってくるのか?



あっ。そうか!
分かったぞ。

言葉の最初に、
「もう」とか「イヤ」とか「ダメなの」とか
付ければいいんだな?


ちょっと試してみよう。



「もう、OB」
「OB、イヤ」
「ダメなの!OB」




ガーン!!



余計にショックが増してしまったじゃないか・・・




Posted by アマゴルファー・むら at 16:11 Comments( 4 ) メンタリティ

2008年07月01日

二つの見方

7月1日になった。

早いもので、今年、俺のゴルフシーズンが始まって、
もう3ヶ月が過ぎてしまった。


そう言えば、今シーズンの目標を決めた時に、
あわせて途中経過も決めておいた。



パラパラと手帳をめくって見る。




「108」




なかなか、イイ数字が書かれているじゃないか。


108といえば、全てのホール2オーバーのダブルボギーで
達成できるスコア。

パー4なら、6。
パー5なら、7までイケる。

グリーンに乗るまでに、プラス一打。
パッティングも3回打っても大丈夫。


こう考えると、ダボで上がるのってすごく簡単に思えてくる。

108なんて、アッと言う間さ。



なのに・・・
 なのに・・・。



何故なんだ?
未だに110にも届かないのは、
な・ぜ・な・ん・だぁーーー?



しかも、俺の場合。
雪が降る11月までしかゴルフが出来ないから、
もう残りシーズン5ヶ月しかないじゃないかっ!?


ヤバイ。
どうする?

このままじゃ、
「ボギーの男」どころか、「ダボだったのメン」にもなれやしないぞ!?


さあ、どうする?
「最短シングルプレーヤー」を目指す俺、
さぁ、どうする?



でも、待て。
「あと5ヶ月しか残っていない!?」って考えるからイケないんだ。

そう言えば、誰だか偉い人も言ってたな。
「今ここに、水が半分入っているコップがあります。
これを見てある人は、「水が半分しか入っていない」と言い、
ある人は、「水が半分も入っている」と言います。
同じ状況でも、人によって見方は二つ。
どうせ同じなら、ポジティブシンキングで行った方が楽しくありませんか?」

と。


そうだ!
こういう時こそ、ポジティブシンキングなんだぁー!


ヨシっ。
「あと5ヶ月も残っている!」で行こうじゃないか!

5ヶ月って言えば、「皐月」だよな?
「皐月」って言えば、やっぱり「みどり」だ!


そっかー。
じゃあ、俺の残りシーズンはこれで行こう!







「熱く燃えあがる日活!」



激しく・・・
そして、悩ましく・・・。


ゴルフは、男のロマンだぜ~!!



Posted by アマゴルファー・むら at 23:35 Comments( 0 ) メンタリティ

2007年11月05日

メンタルの強さ


「ゴルフはメンタルスポーツ」
だと言われている。

なぜだろう?

ふと、俺は考えた。



あの、朝一番で、ティショットを打つときの気持ち。

「よ~し、今日は力まず力を抜いてスイングだ。
落ち着いてゆっくり振り切れば、真っ直ぐ飛ぶはず・・・」

パッキーンと、いい音を出して飛んだボールは、
大きく左に曲がって林の中へ。

「うわ~。左足下がりのライかよ。
でも、ピンまで180ヤードくらいだから、
しっかり飛ばせばパーオン出来るな。」

残り距離は遠くない。
飛ばせば、グリーンにオン出来る。
ムリな姿勢にもかかわらず、
「飛ばそう、飛ばそう」
という意識が働く。


ビュンと振ったアイアンは、音もむなしく空を切る。

「やっべ。空振った。」


さらに気を取り直してスイングしたボールは、
真っ直ぐ飛んで、グリーン前のガードバンカーに入る。

「おい。今度はバンカーかよ。」


仲間のプレーにも遅れないように、走り出す。

カートから、サンドウェッジとパターを取り出し、
急いでバンカーに向かう。


少しあごの高いバンカーだが、一回で出せないことはない。
しっかり、ボールの後ろを狙ってヘッドを落としつもりが・・・

「ザクッ!」

ヘッドが砂に刺さって、フォローが振り抜けない。
しっかりあごに当たったボールは、またコロコロと元の位置に戻ってきた。


「もう、またこれかよ。」

落ち着いてスイングしたつもりが、走ってきたので息が上がっている。
しかし、そんなことに気付かないまま、
「出さなきゃ、出さなきゃ」
という意識だけが先行している。


何とかバンカーから出たボールは、ピンの上2メートルくらいに止まっている。

すでに他のプレーヤーは、グリーン上で彼がオンするのを待っていた。

いつもなら、ボールをマークして拾い上げ、タオルできれいに拭いてからパッティングに入るのだが、
もうそんな時間は残っていない。

ゆっくりグリーンを読むこともなく、
下りのスライスラインに合わせてストロークした。

「あっ。強い!」

ボールは、カップを離れてドンドン転がって行く。
自分では、軽く打ったつもりだが、
「早く打たなきゃ」
という意識が力みを生んだ。


今度は、上りのフックライン。
ボールの曲がり方は、さっきのパッティングで分かっているから、
距離を合わせれば、上手く入ってくれるハズだ。

しかし、今度はショート。

「強く打っちゃいけない」
という無意識が、身体の中で働いた。


結局、スリーパットの4オーバー。

この後の、彼のスコアがメチャメチャになったと言うことは、もう間違いないだろう。



そこで、必ずこう思うのだ。

「あのパットが入っていれば・・・」
「あのバンカーがなかったら・・・」
「林からしっかり打てていれば・・・」


そして、最後にはここに行きつく。

「最初のティショットが真っ直ぐ飛んでくれてたら・・・」



しかし、誰でも分かっている。

ドライバーだけ上手くいっても、スコアがよくならないことを。
アイアンだけ上手くなっても、スコアがよくならないことを。
パッティングだけ上手になっても、スコアがよくならないことを。


そこで、やっぱり思うのだ。


「やっぱり、メンタルが強くなきゃだめなんだよなぁ」
って。

ティショットが曲がっても、平然としていられるメンタル。
ライが悪くても、落ち着いていられるメンタル。
バンカーに入っても、普段通りにスイングできるメンタル。



そして、やっぱり最後にはここに戻ってくる。

「どんなことが起こっても、平常心でいられるメンタル」

だろう。




鍛え方を知っている人、
俺に教えてください・・・。














Posted by アマゴルファー・むら at 17:37 Comments( 8 ) メンタリティ