2014年12月02日

少しづつ、少しづつ・・・

あと2回のラウンドで、今シーズンのゴルフを終了する俺は、
ゴルフ歴30年のベテランシングルゴルファーと、
「白ティーレディース」のアスリートゴルファーとのラウンドに出掛けた。





これまでにない好調さを披露した前半のプレー。

やはり、「これがもう最後のチャンスかも知れない」という切羽詰まった状況と、
ただ淡々と自分のプレーに徹するシングルプレイヤー達の姿には、
想像以上のパワーが引き出される事があるみたいだ。

前半の47打の内、パーが3回
そして、バーディーが1回

自分でも、
「実は俺って、やれば出来る子なんじゃない?」
と、過去の自分を否定したくなるほどのプレーを続けている。

「これは狙えるぜ、自己ベスト更新!
と意気揚々とプレーを再開した後半の1ホール目も「パー」でスタートしたのだった。

しかし、ここで罠が待ち受けていた。

続くロングホールで「パーオン」を果たした俺は、
バーディーの甘い誘惑をキッパリ断ち切り「確実にパー!」と2パットでホールアウトする事を考えていたが、なんと結果は「4パットのダボ」

続くショートホールでも「5打のダボ」
そして、サービスホールのミドルを9打と大叩きして、
次々とスコアを増やしてしまったのだった。


「やっぱり俺って、やっても出来ない子だったんだ・・・。」

意気揚々は意気消沈し、明るい未来は暗い現実へと変化して、
今度は、ベテランゴルファーたちの「冷たい視線」がその状況を切羽詰まったものにしていた。


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Posted by アマゴルファー・むら at 22:02 Comments( 14 ) ラウンド シングルプレイヤー

2014年06月20日

I can't stop!

先日、コンペに参加した。
今シーズンは初めてのコンペだ。

場所は、斑尾東急リゾート「タングラムゴルフコース」
俺のホームコースと言えるゴルフ場でのコンペとなれば、
もちろん参加しないワケにはいかないが、
しかし、今年はまだ一度もこの場所ではプレーしていない俺。

だが、好調なドライバーショットを発揮して、
苦手な「洋芝」を攻略し、
さらに「100切り」を成し遂げ、
おまけに「豪華賞品ゲット!」を密かに目論んで参加したのだった。






北信州の奥、標高800mもある場所だが、
既に新緑がコース全体を包んでいた。

天気もイイ。高原の風も爽やかだ。

俺は早速、練習場でウォーミングアップを開始して、
身体の動きとスイングのコンディションを確認し始めた。







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Posted by アマゴルファー・むら at 20:55 Comments( 12 ) スイング コンペ シングルプレイヤー

2014年05月30日

アマチュアは、アマチュアに聞け!

今シーズンのラウンド、自分では「感触はイイ!」と脱初心者の手応えを感じているが、
後一歩及ばない状況が続いている

悩みのタネだった「ドライバーのスライス」は今のところ影を潜めているし、
トップかダフりしかなかったアプローチも、
「またやっちまったっ・・・。」とグリーン前で唖然としている姿も無くなっている。

しかし、
「分かった!コレだよコレ!!これさえ出来れば100切りなんて簡単さ!
などと言う閃きも無いまま、今は悶々とした練習を続けている俺だった。


今までなら、「悩みや疑問はプロに聞けばいいさ」
レッスンの中で質問も出来たが、今年の俺の先生は、
「過去の記憶」という頭の中にインストールされた膨大なデータしかない。

だが、
これを引き出す作業が年々非常に困難になってきているので、
俺は新たな気付きを求めて行きつけのブックオフへデータ収集に出掛けた。


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Posted by アマゴルファー・むら at 20:32 Comments( 5 ) おすすめの本 シングルプレイヤー

2013年12月12日

決別

「ゴルフの一番の欠点は、
それが「止められないほど面白いゲーム」という事だ。」


と誰かが言ったが、そんな止められない止まらないカッパえびせんの様なゴルフに、
俺は「さよなら」を言わなくてはならない時が来てしまった。

ここ信州のゴルフ場がクローズになる12月。
早いもので、俺がゴルフを始めてから今年で丸5年、
5回目のオフシーズンに突入しようとしている。


「目指せ、シングルプレイヤー!」と声高らかにスタートを切り、
まずは「知識だ!」と書店に置いてあるゴルフ雑誌を片っ端から立ち読みし、
次に「スクールだ!」と数々のティーチングプロのドアを叩いて、
あとは「練習だ!!」と最低でも週に1回、多ければ毎日の様に練習場でボールを打ち込んできた。

コースにも足を運び、月2回という限られたラウンドの中で実践と検証を繰り返しては、
日々変化する自然の中で、天気を見て気温を感じ風を読んではコースとの対話を続けてきた。

芝の種類やグリーンの形状、ハザードの位置、レイアウトなど、
どんな意図を持ってコースが設計されているかを考えながら、
併せて自分の身体のコンディションを確認しプレーの戦略を立て、
その時に最適なショットを選択していく。

しかし、スイング技術の数より欠点の数の方が多い俺には、
イメージするマネジメントを確実に実行出来るだけのスキルはまだ身に付いていはいなかった。

「どうしてスライスになってしまうのだろうか?」
「なぜ、いつも短いアプローチがトップになってしまうのか?」
「パターの距離感が全く合わない・・・」


俺の悩みは尽きることなく溢れていた。




「もう、今年も終わってしまうんだな・・・。」

毎年いつも感じる事だが、
一年なんてアッという間に過ぎて行く。

「行くな!まだ行っちゃダメなんだ!!」
とどんなに願ってもアッという間に過ぎて行く。

「我慢だっ。もっと我慢するんだっ。よっ・・・」
と強くしっかり言い聞かせてもアッと言う間に過ぎて行く。

でも、それは仕方がない。
季節は常に変わって行くものだし、
また季節が変わるからこそ新しい気持ちに切り替えることも出来る。
そう考えればこのシーズンオフも、
ゴルフの上達には「必要不可欠な要素」なのかもしれない。



俺はこの冬、
自分自身のゴルフを見直そうと思っている。

今までの丸5年間に身に付けた知識と経験を全てリセットして、
始めからからゴルフを見つめ直そうと考えている。

クラブの持ち方から始まって、
グリップの握り方、アドレスの取り方、テークバックにトップにダウン、
インパクトからフォロー、フィニッシュに至るまでの一連のスイング動作。

ドライバーの打ち方、ボールの飛ばし方、
アイアンショットに寄せるアプローチ、
ウェッジでのバンカーショット、1ピン以内は確実に決めるパッティングなど、
今まで蓄積してきたありとあらゆるプレーをゼロにして、
「ゴルフとは何か?」
「なぜ俺はゴルフをするのか?」
「俺にとってゴルフとは一体どういうものなのか?

というところまで戻って、自分自身を見つめ直そうと思っている。

果たしてその結論が、オフシーズンの間に明らかになるのかは分からないが、
しかし、この「ゴルフとの距離を置く」というステップは、
冷えてしまった二人の関係をもう一度修復すると同じくらいに大切な事だと俺は思っているのだ。



雨は夜更け過ぎに雪に変わっていく事の多い信州の冬。

今年の冬も、また例年通りの寒さがやってくる予感を
朝、凍ったフロントガラスをみて感じている今日この頃。

俺のキャディーバックは、いつも積みっぱなしにしてある車のトランクから降ろされて、
押入れの隅に静かに片づけられた12月の日であった・・・。





Posted by アマゴルファー・むら at 23:01 Comments( 17 ) 日常雑記 100の壁 シングルプレイヤー

2013年11月15日

存在

「いいですか?とにかくパットが全てです!


このラウンドが「人生で二回目のゴルフ」という女性に、
スタート前の練習グリーンで話し始めた俺。

自分のプレーも、この「ラストコンペ」に全てが懸かっているが、
そんなところではない。

まずは、「ゴルフって面白いの?」という印象を抱いているこのビギナーさんには
「ゴルフの楽しさ」を感じてもらわなければならない。

聞くところによると、初めて参加したコンペでのスコアが「227」で、
今回は「もっといいスコアを出したい!」と思って参加を決めたらしい。
出来れば、「何か賞品にも与かりたい」と。

そんな事なら「お安い御用ですゼ!」と、
大丈夫!心配ない!と言い切った俺。

前回の「227」というスコアを改善することなんて、
俺が100切りするより簡単な事さ!

なぜなら、「スコアの良し悪しを決めるもの」パッティング
最低でも3回でボールがカップに入れば、
20打、30打のスコアを縮める事なんて楽勝だとう事は既に経験から分かっている。

「いいですか?距離感、タッチが全てなんです!!」

ゴルフ初心者の俺が、ゴルフ初心者にレッスンを始めたのだった。


「ここのグリーンは、すっごくボールが転がるんですよ。
なのでパッティングは、ボールを打っちゃダメです!


一瞬、
「えっ、ボールを打ってはイケない?それってどういう事なの??」
と意味が理解できない表情をした彼女に、
俺は続けてこう言った。


「いいですか?ボールを打っちゃダメですよ。
パターのヘッドで
「パチン!」みたいな感じに。
そうじゃなくて、右手でボールをカップまで転がす感覚なんです。
優しくそしてソフトな気持ちで、肌をなでる様な感覚で・・・。」


俺が、唯一の自信を持っているのは、
このパッティングだった。

スコアは未だに100すら切れない状態だが、
その内容を分析すると「平均パット数=33」となっている。

何故こんな数字を出せるのか?と言えば、
それは今までの経験が活きているとしか言いようがない。

優しくソフトなタッチング。
まるで、水鳥の羽が俺の指先についているかの様なタッチは、
多くの人を魅了し虜にしてきた。
その中には、熱い吐息を漏らした人に、言葉にすらならない声を出し続けた人もいる。
そんな俺のタッチングに夢中になった人たちは、
その華麗なる指先の動きを見てこうささやいた。

「まるで、羽毛に包まれているみたいだわ・・・。」
と。

そうさ、俺が夜な夜な鍛錬に鍛錬を重ねて受け継いだ指先は、
その動き方から「水鳥拳」と言われているのだからな。

蝶の様に舞い蜂の様に蜜に群がり羽毛タッチで背中をなぞる
「何と水鳥拳のむら」だって。

中国4千年の歴史には程遠く及ばない、
ゴルフ丸5年の歴史は伊達じゃないんだゼ!

一子相伝、秘伝の奥義を惜しみもなくビギナーゴルファーに伝授してしまった俺。

だが、これも俺の役目の一つだった。
「秘伝を継承させる事」が、俺に託された運命だって事は、
秋の夜空に輝く「死兆星」が見えた時から既に覚悟していた事だった。



「じゃあ、ドライバーで打ったら、
後はこの二本のアイアンだけ持って自分のボールの所に行ってくださいね。」


そう言いながら、彼女に「7番アイアン」「9番アイアン」を手渡し、
「とにかく、最後までしっかりクラブを振り切って!とだけ伝えてコースに送り出した。


最初の2ホール、彼女はクラブにボールを当てる事すら出来なかった。
やっと乗せたグリーンでも、
ボールを打ちすぎてアッチに行ったりコッチに行ったり。

しかし、どんどんとホールを進んでいくに従って、
感覚が分かってきた様子を見る事が出来た。


「そうです!アイアンも「ボールを転がすイメージ」でスイングしてください!
決して、
「ボールを高く上げよう」って思っちゃダメですよ!
芝の上でボールが転がるように打ってくださいね!」


彼女には、
「フェアウェイでは強くボールを転がす!」
そしてグリーンでは、
「優しく柔らかくボールを転がす!」
と呪文の様に言い続けた甲斐があって、
ハーフ終了時点では、ついに「1パット」まで飛び出す結果となった。

「わー!入った!!」
と喜んでいる彼女に「ナイスパット!」と声をかけてハイタッチで分かち合う俺。

彼女の前半のスコアは「74」を記録し、
この時点で前回のスコアを30打以上縮めたのは確実だった。

そして、俺のスコアも「51」のパット数が「15」
この状況の中では、上々の出来だと自分でも納得する。

「後は、悔いが残らない様に、
全身全霊でプレーするだけだ・・・。」


再び心の中で決意を固くして
後半戦に突入したのだった。






後半俺は、二人の初心者さんには
何のアドバイスもしなかった。

二人には、伝えるべきことは全て前半で伝え切ったし、
何より初心者に必要な事は「習うより慣れろ」実践を積むという事が一番の自分の為になると身を持って体験しているからだった。

そしてこのラウンドは、
シングル目指して練習したきた俺の「最後のゴルフ」になるかもしれない大事な大事なラウンドだ。
後半は、自分自身に全神経を集中してプレーを進めて行きたかったのだ。


最終ホールを後一つに残して、
この「信濃ゴルフ倶楽部」の名物ホール、
17番のミドルに到着した俺。

左に直角にドックレッグしている336ヤードのパー4。

このホールの鍵は、
グリーン手前にある大きな池だった。





しかし、池と言っても水が入っていないカラの池。
一打目で200ヤード飛ばしてフェアウェイに落とせば、
残りは120ヤードの打ち下ろしになる。
池と言う存在を無視すれば、
簡単にパーで上がれるホールだった。

ティーショット。
俺がドライバーで打ったボールは、
右にスライスしながらもラフの端に止まっていた。

グリーンまで残り150ヤード。
前方から少しアゲインストの風が吹いている。
俺は、何の迷いもなく7番アイアンを手に取って
思い切りクラブを振り抜いた。

「アッ。」

当たりが薄い感触に、思わず大きな声を上げてしまった俺。

力の入ったスイングが、
ボールを左に引っかけながら池の方へ飛んで行ったのだった。

しかし、ボールは池の手前に落ちていた。

何という幸運なのだろうか。

池に入ってもおかしくないボールが、
池に入らずに止まっている。

「どうやら、神は俺に味方してくれたみたいだな・・・」

「捨てる神があれば拾う神がありで、世の中はそれでバランスを保っている。」
と誰かが言っていたが、
どうやら俺の努力も、土壇場の土壇場で天に通じたようだ。

カップまで残り30ヤードのアプローチ。
しかも、俺が一番得意としている距離も残っているじゃないか。

ライの状態を確認し、56度のウェッジを手に取って、
素振りでしっかりイメージを作った俺。
俺の頭に中には、
ボールがふわりと浮いてピンに絡んでいく映像だけが映っていた。


「ドテ・・・。」


おかしい。
ピンに絡んでいるボールが、
何と池に落ちていた。



「・・・・・・。」


言葉を無くして、
その場の呆然と立ち尽くす俺。

拾う神もあったが、やはり捨てる神もまだ俺の目の前にいた

動揺を隠せぬまま行ったパットは「4打」を数えた。
もはや、俺の前には悪魔だけが存在していた


この後の事はよく覚えていない。

ただ、手元にあるスコアカードには、
「55打、18パット」だけ書かれていたのだった。



そして俺は、
水鳥が水面の下で、
バタバタと足を動かしている横で弱々しくなびいている水草の様になって、
トボトボと家路についたのだった・・・。





Posted by アマゴルファー・むら at 23:40 Comments( 16 ) ラウンド コンペ シングルプレイヤー

2013年11月04日

二つの選択肢

「雨垂れ、石をうがつ」
と言う言葉がある。

これは、
「どんなに小さな力でも、根気よく続けていればいつか成果が得られる」
の例えらしい。

しかし、そんな言葉を聞いても、
今の俺には馬の耳に東から風が吹くように、
「へっ?「うがつ」だって?そんな言葉いまどき使いまへんがな~。」
と、人差し指を鼻の穴に入れて口をポカ~ンと空けながらそう答えるだろう。

だいたい、「うがつ」とくれば、
うがつが上がらない亭主」とか、
「スーツのポケットにサービス券を入れたままにしたのはうがつだったよ・・・」
とかに使うのが日常的だ。

それに、
「どんなに小さな力でも、根気よく続けていればいつか成果が得られる」
という事には賛成が出来ない。

なぜなら、世の中には、
「どんなに頑張っても一向に成果の出ない人」だっているんだぞ?
小さな力で根気よく練習していても、全く上達しない人だっているんだぞ?
雨にも負けず風にも負けず、汗と涙と根性で重いコンダラ引きずりながら気合を入れて練習しても、
進化するどころか退化していく人間だっているんだぞ?
それを分かって、こんな言葉を言ってるのか?

もう、ダーウィンだってびっくりして、
「信州に「ガラパゴス」を発見しました!」
と新たな説を唱えちゃうぜ。きっと。


しかし、そんな愚痴をつぶやいていても、
「今の俺」が変わるわけでもない。
今シーズンの成果を占う「むらコンペ」で出された結果を目の前にして、
俺は、二つの選択肢から一つの答えを選ばなけらばならなかった

二つの選択肢とは、
「シングルを目指すべきか?」それとも「諦めるべきか?」


ゴルフを始めて丸5年。
今までは一心不乱にゴルフに打ち込み、ゴルフ中心の生活を続けてきたが、
「どんどん下手になっている」という事実を突き付けられては、
やはり「見直す時期かもしれない・・・」と考えるのは当然の事だろう。


「シングルだなんてさ、誰でも成れるワケじゃないんだ・・・」
「普通にゴルフが出来れば、それでイイじゃん・・・」
「俺に才能は無かったのさ・・・」


コンペでの結果を受ければ、
二つの選択肢のうち、どちらを選ばなけらばならないのかは既にハッキリしている。


「分かったよ・・・。俺も男だ・・・。」


口からその言葉を話すことに、身体は拒否反応を示し唇が震えている。
でも、ここで俺は、
勇気を持って決断しなければならないのだ!


「アマゴルファー・むらは・・・、
今シーズンをもって・・・、
ゴルフから・・・、
足を・・・、
あ・・・」


弱々しく段々と小さくなっていく俺の気持ち。

しかし、「決めた事は守る」というのが男じゃないのか。
何があっても「現実を受け止める」っていう潔さが男じゃないのか。
悲しくても寂しくても「信念を貫く」って姿勢が、信州男子だるものじゃないのか!


「アマゴルファー・むらは・・・、
今シーズンをもって・・・、
ゴルフから・・・、
足を・・・、
あ・・・
アッ!


大切な事を思い出し、俺の脳ミソが覚醒した瞬間だった。


「そうだ。11月の始めにコンペがあるんだった!!」

しかもその会場は「信濃ゴルフ倶楽部」
俺に二つの選択肢を与えたゴルフ場なのだ。


「これは、もう一回チャンスを与える!って事だよな?
もう一度チャレンジさせてやるから!って天からの贈り物なんだよな?
だから、「結論を出すのは少し待て!」って事なんだよな・・・?」



そして俺は、
リベンジの炎を燃やして、
今シーズン最後のコンペに臨むのであった・・・。





Posted by アマゴルファー・むら at 20:01 Comments( 15 ) 100の壁 シングルプレイヤー

2013年07月23日

宣言

ここで、ハッキリ言っておきたい事がある。

前々からも何となく感じていた事だが、
最近それがハッキリしたので、今日はここで大きな声で叫びたいと思っている。

今まで俺が、心の奥底に仕舞い込んでいたモヤモヤした気持ちを全てぶっちゃけて
ここで声高らかに宣言したいと思っている。


だが。

こんな事をハッキリ言ってしまったら、
もしかしたらあなたは驚くかもしれない。

「エッ!むらさん、そんな事ぶっちゃけちゃって大丈夫なの!?」
とビックリすると同時に、
「まさか、そんな事を思っていたなんて信じられないわ!!」
と、この場から立ち去って行くかもしれない。

「もう、あなたも終わりね・・・
と呟きながら。


でも、イイんだ。

もう、俺は決めたんだ。

誰が何と言おうと、これだけはゆずれない事だと。
そして、ハッキリさせておかなければならないんだと。

今まで、なるべく気付かれない様にその思いを隠してきたが、
もうその必要はない!

そうさ。
自分でもいまいち分からなかった気持ちが明らかになった今、
心に重荷を背負ってストレスの中で生きて行く必要はないんだと。

これからは、何も恐れることなく
全てをオープンにして生きて行こうじゃないか!

だから俺は宣言する!
どうか俺の全身全霊のシャウトを聞いてくれ!



「俺、




ドライバーをぶっ飛ばしたいんだよぉぉぉーーー!」





あー、スッキリした。(笑)




って言うか、あなたの反論は分かっている。

「そんな事言ってるから、いつまで経っても100切り出来ないんだよ」
って。
「いくらドライバー飛ばしたって、スコアが良くなる訳じゃないんだよ」
って。

それでも俺は、

「ドライバーをぶっ飛ばしたいんだよぉぉぉぉーーーー!!」

なのだ。


誰よりも遠くへ、そして誰よりも前へ、

ドライバーをぶっ飛ばしたいんだよぉぉぉぉぉーーーーー!!!

俺のモヤモヤしたハッキリしない気持ちが、
やっと「コレだ!」と言う事が分かったのだ!!



そこで、さらに反論したがっているあなた。
よく聞いて欲しい。

「ドライバーをぶっ飛ばす!」ってロマンやないか?
男が夢にまで見るロマンがここにあるやないか?
少年の頃に、夕焼け空の下時間を忘れて赤とんぼを追いかけて回ったあの時のロマンが、
ぶっ飛ばすに満ち満ちているやないか?
打てばドラコン、上がればシングルって、
ここに男のロマンが全て凝縮されているやないかーーーっ!


だから俺は、今日からロマンを追求する事にした。
「ドラコンシングルプレイヤーへの道」へ進む事を。


と言う事で、
まずは目標とする飛距離設定を決めた。

コレだ。




「250ヤード」



ロマンはデカイわりには目標はちょっと小さい感じもするが、
俺のチャレンジは、これから続いて行くのだ!






Posted by アマゴルファー・むら at 22:21 Comments( 25 ) シングルプレイヤー ドラコン

2013年07月10日

僅かな自信

米山水源カントリーでのバックティーからの挑戦。
俺は、遠く離れたグリーンを見つめてティーショットのイメージを描いていた。

「大丈夫。あれだけ練習してきたんだから、
きっと上手くいくさ・・・。」


3か月に渡ったスイング改造では、
ひたすら「上体の捻転差」だけをマスターすることに意識を注いてきた。

もし、この動きの一部でも身に付いているのなら、
飛距離は確実に伸びているに違いない。
きっと、目の前に広がる池は軽々と越えて行くだろう。
そうさ。バックティーからプレーしたって、
距離の長さを感じて「俺にはまだ無理だった・・・。」と挫折感を打ちのめされる事も無いハズだ。

「とにかく、自分を信じて打って行こう。」と心の中で呟きながら、
俺は無心でドライバーを振り抜いた。

ビュン。
ガツン。
ボチャ!

チーピンで飛び出していったボールは、呆気なく目の前の池に飛び込んで行った。

「いきなりコレかよっ。」

池を超えるまでには100ヤード打てば問題が無かった。
それなのに俺のドライバーショットは、Pwで打つよりも飛んでいない。
この現実を一体どう捉えればイイのか?

「こっこれが、バックティーのプレッシャーなのか・・・?」

果てしなく遠くに見えるグリーンに、「飛ばさなきゃ!」という意識が働いて
力が入ってしまったのは誰の目にも明らかだった。

第1打目から、俺の試練は始まっていたのだった。



県アマ予選会へに向けての練習ラウンドを兼ねているMオヤジは、
そつないプレーを進めていた。

1打目にフェアウェイを外していても、2打目をラフからグリーンに乗せてくる。
仮に2打目がグリーンに乗らなくても、アプローチでは確実に1ピン以内にボールを運んで、
「パー」「ボギー」で納めていた。

俺は、半分悔しがりながらその上手さの秘訣を探ろうと
Mオヤジのプレーを注視していた。

その中で分かった事が一つあった。
それは、「Fwの使い方が抜群に上手い」という事だった。

やはりバックティーから打つとなると、どうしても第2打目には180ヤード以上の距離が残る。
例えば、俺がこの距離を埋めるには、5番アイアンかもしくはUT、Fwを使う必要が出てくる。
でも、6番以上のアイアンはほとんど練習してなし、
Fwに限ってはまともにインパクト出来た試しがない。
ドライバーと同じく、右に行ったり左に行ったり、トップ、ダフリの連発だ。
これが俺の現状だが、Mオヤジは違った。

1打目にミスをしても、Fwを持てばそれがカバー出来ていた。
飛距離、方向性、弾道のどれをとってもナイスショット!を連発出来ているのだった。



前半のプレーを終えて、俺のスコアは「69」
どう見てもバックティーからプレーするレベルでは無いのはここでもハッキリしていた。

本来なら、この悔しさをビールを飲んで晴らすところだが、
あいにく俺にはまだ医者の許可は出ていない。
しかたなく水で我慢をしてランチをさっさと終わらせて、
直ぐに練習場に向かった。
「こうなったら、午後のプレーまでに矯正してやる!」
と、時間が許す限りボールを打ち込んだのだった。


その甲斐あってか、
後半のプレーは見違えるような打球が連発していた。

ドライバーショットも、Mオヤジに引けを取らないホールがいくつもあったし、
パーを記録するホールもあった。
何より一番良かったのは、常に「オナー」でティーショットを迎えていた事だった。

後半9ホールの内、オナーを渡したのはわずかに1回のみ。
後は全て俺が始めにティーショットを打っていたのだ。
きっとこれは、Mオヤジにしてみれば「屈辱」以外の何物でもなかったと思うが、
俺にとってはまさしく「名誉」そのものだった。

そして、後半のプレーが終わってスコアを計算した俺は、
自分の目を疑った。

「えっ、46!?」

まさか、数え間違いじゃないだろうな?
でも、ほとんどオナーやってたし、パーだって2つ取ってるし、
そー言えば、ボールも1個しか無くなってないし。

マジですか、コレ!!

思いがけないビックスコアに驚いていた俺だったが、
同伴者一同もビックリしていた。

それは、そうだろう。

レギュラーティーから回っても100切りすら出来ない俺が、
バックティーから回って後半「46」だなんて。

前半のプレーと後半のプレー、一体何が違って何が良くなったのかは
実のところ良くは分からない。
しかし、ただ一つ言えることは、
「シングルプレイヤーへの道」は、確実に近づいているかも?と言う事だ。


そして俺は、
僅かな自信を感じながら、
この「米山水源カントリークラブ」を後にしたのだった。





Posted by アマゴルファー・むら at 23:59 Comments( 23 ) ラウンド 100の壁 シングルプレイヤー

2013年07月02日

バックティーへの挑戦

一か月ぶりにゴルフに出掛けた。

場所は、「米山水源カントリークラブ」
新潟県の日本海に面したゴルフ場だ。





しかし、信州に住む俺が、
何故わざわざこのゴルフ場までやってきたのか?と言うと、
それにはしっかりとした理由がある。

俺の予約した日は「サンキューDay」として、1ラウンドのプレーフィーがなんと「¥3,900」
この金額なら、長野から車を飛ばしてガソリンを使っても¥10,000円を超える事はない。

まったく、ボンビーゴルフファーの財布事情を良く心得ているじゃなか。
月に2回のイベントと言わず、ぜひエブリーディで開催して欲しいと俺は切にお願いしたい。

だが、これだけが理由ではなかった。

今回の同伴メンバーは、
時々俺のスイングについてアドバイスくれるMオヤジ。
毎年、「県アマ」と呼ばれるゴルフ競技会に出場しているベテランゴルファー。

その予選会が、近々この「米山水源カントリー」で行われるという事で、
「練習ラウンドに行くけど、お前来る?」
と誘われたからであった。







「第1回むらビギナーズコンペ」から1か月。
あの不甲斐ないスコアをを払拭するため
一心不乱に練習に打ち込む日々を過ごしてきた俺。

プロから教えてもらっている「スイングの基本」も、
だいぶ身体に染み込んできたように感じる。
そろそろ結果が出てきてもおかしくない頃だ。

「ヨシッ!今日こそは俺の全てを出し切ってやるぜ!!」
と勢いよくスタートホールに向かったのだった。





しかし、ここで問題が発生した。

県アマ予選会の練習ラウンドでやってきたMオヤジは、
「俺は、バックティーから打つけど、お前はどうする?」
といきなり即答出来ない質問を投げかけてきたのだった。

「えっ。バックティー!?」

そんなの無理だ。
だって、100切りすら出来ない俺がさらに遠くのティーから打つなんて、
もっと酷いスコアになる事は目に見えているじゃなか。

それに俺、ゴルフ初心者だぜ?

ゴルフ場のルールに寄れば、
「バックティーの使用は、シングルかそれ同等のレベルを持つプレイヤーに限る!」
となっているんじゃないのか?
どう考えても、「それはマナーに反します」と言われちゃうぞ。
「ティーバック」好きだけど、バックティーはいただけないぜ。

一体どうしたらいいのか、返答に困ってしまった俺。
状況だけ考えれば、レギュラーティーからのプレーが最適なのは分かっている。
しかし、「後ろから打つ」という絶好のチャンスを逃すなんて、
「常に挑戦」を信念としている俺としてはそれは出来ない選択でもあった。

だが、バックティーを使う事によってプレー進行が遅くなってしまったら、
それはゴルファー精神にも反する事になる。
「前の人酷いプレーしてるけど、バックから打つレベルじゃ無いんじゃないの?」
と後ろの組からクレームが入る可能性だってある。

頭の中で色んな状況がぐるぐる回って、
一体どうすればいいのか?と悩みに包まれてしまった俺だが、
結局、口から出てきた言葉は、
「もちろん、俺もバックから打つぜ!」
だったのだ。


遂に始まった新たなる挑戦。

そして俺は、
目の前に広がる池を少し高くなっている場所から見下ろしながら、
ティーショットのイメージを作って行ったのだった・・・。

To be continued.









Posted by アマゴルファー・むら at 20:03 Comments( 21 ) ラウンド 競技会 シングルプレイヤー

2012年05月02日

意識の視点



シングルのプレーを注意深く見つめていた俺は、
ある一つの事に気が付いた。


それは、「集中力」だった。

決まったルーティンからショットまでの一連の流れは、
全く途絶える事のない時間に覆われてる。

きっと、
「あそこへ打とう」
と決めた時から意識をそれだけに集中しているのだろう。

そして、
この集中力が最も現れるのは「パッティング」だった。

アドレスに入る前でも、
その身体からにじみ出ているオーラには独特の緊張感がみなぎっている。

ゆっくり、そして、落ち着いて、
決めたラインに静かにボールを打ち出して行く。

たかがコンペという意識は微塵も見えないのが、
こんな俺にも伝わってきた。


「なっ、なんて集中力なんだ・・・」


俺は、これだけの集中力を持った事があっただろうか?
現在において。そして、過去においても。


いや、ある!


たった60分という短い時間の中で、
いかに自分の好みの女性を見つけてアフターに誘うまで持って行くか?
しかも、追加オーダーも許さず場内指名もしない状況で。

この時の俺の集中力と言ったら物凄いものさ。
なぜなら、周りの状況など一切覚えていないし、
彼女の表情からその意味を理解する事だってしないのだからな。


「そうか、そうなんだな・・・?」

自分に足りないものを気付いた俺。
いや、足りないんじゃない。
自分の心の向け方がちょっと違っていただけなんだ。

俺の意識は、ドンドンと覚醒させていったのだった。






前半のプレーが終わってランチタイム。
ここで、今日のスコアを計算してみた。


「54」

「おっ。思ったよりいいスコアだぞ、これはっ。」

しかも、パット数が「17」となっている。

ここまで、ヘベレケ状態に近いコンディションの中で、
スコア的にはまとまっているのに少し戸惑いを覚えながらウドンをすすった。
当然、昼のビールは控えておいた。


「もしかしたら、今日はイケるかも知れないぞ・・・」

そして、今シーズン初の100切り達成に向かって、
後半のプレーをスタートさせて行った。




「ところでSさん。ちょっと聞いていいですか?」

俺は、シングルに声を掛けた。


「私、今までプロのレッスンに通っていたんですけど、
なかなか癖が直らないんですよ。
「下半身が動き過ぎる」癖が。
膝が伸びたり身体がスウェーしちゃうんですね。こんな感じに」


そう言いながら、身体の動き方を見せていく。

「なんか、いい矯正方法ないですかね~?」


シングルのSさんは理解してくれた様子で、
直ぐにアドバイスをくれた。


「それはさ、膝じゃなくて腰を意識した方がいいよ。」


えっ、腰ですとっ!?


「そう、足とか膝を動かさないようにって思うよりも
腰をドシッとさせてごらん。
上体の力を抜いて、腰の位置を中心にスイングする感じかな?」



今まで、下半身、特に足とか膝にばっかり意識を向けてきたが、
腰なんて考えた事がなかったぞ。

でも、腰に意識を向けると重心が上がってしまう気がするが、
それでイイのだろうか?

そんな疑問を持ちながら、
とりあえず言われた通りにしてみる俺。

意識を腰に向けながら、
何回か素振りをしてティーショットを打った。


「バツン!ビューーー!!」

なんと、今まで見た事がないストーレートボールが、
空に向かって解き放たれていったのだった。



「グッショ!」
「ナイスボール!」
「いいねー!」


一緒に回っている同伴者も歓声を上げてくれた。

自分でも、とても気持ち良くドライバーが振り抜けたのと同時に、
上体の動きがキレていた感触が残っている。

さらにそのホールはドラコンで、
俺は、フラッグに名前を書き込む事も出来たのだった。






全てのプレーが終了し、
後は表彰式を待つだけだった。


後半のプレー。
何回がいいショットは出たが、
アプローチやパットがメタメタだった。

すっかりアルコールも抜けて頭もスッキリしてきたと言うのに、
前半より出来が悪いってどういう事だ?

後半のスコアは「60」
パット数は「20」だったのだ。


そんな中でも、
全体で「25位」の成績で結構いい賞品がもらえたのは、
やっぱり「ホールインワン記念コンペ」だったからだろう。







そして俺は、
これからのゴルフ練習に一つの希望を見出し、
このコンペを後にしたのだった・・・。










Posted by アマゴルファー・むら at 12:41 Comments( 15 ) シングルプレイヤー

2012年04月28日

シングルプレイヤーの教え




緊張のティーショット。
俺は迷わずドライバーを手に取った。

2、3回軽く素振りをしながらターゲットポイントを見つける。

スタートの1番ホールは打ち下ろし。
30ヤード以上はダウンヒルになっている。

しかもフェアウェイが狭く、右は池、左は崖という
非常にボールの落とし所がシビアなホールになっていた。


そんな中で、
一番コントール性能が悪いクラブを持った俺。

どうやら、意識がハッキリしない中で5番ウッドと間違えたみたいだが、
戻すのも恰好が悪いのでそのままティーショットする事を決めた。

しかし、昨年からの「ドライバー封印宣言」以来、
まともに練習していないぞ。

大丈夫か?これで本当に大丈夫か?

そんな事を自問自答する間もなく、
アルコールでほとんど麻痺している俺の知能は、
「ぜんぜん大丈夫ぅ~!」と、
気持ちのイイくらい前向きな答えを出していた。


打ちだす弾道をしっかりイメージしながら、
空中にボールが描く放物線の頂点を見つける。

そうだ。あそこへボールを飛ばすんだ!


ティーグラウンドの比較的平らな場所にボールを設置し、
スパットを決めた。

俺は、大きく深呼吸をしながら呼吸を整え、
いつものルーティンに入っていった。

もう、何も迷う事はない。
後は、力を抜いてスイングするだけだ。

そして俺は、一気にクラブを振り抜いた。

「バツンッ!」

感触のイイ当たりと共に、
空高くボールが飛び出していった。

「おっ。なんだか今日は調子がいいぞ!」

ボールは少し右へ落ちて行ったが、
スライスと呼ぶには曲がり幅の少ない弾道だった。
それより、とてもイイ感触でスイング出来たのが一番良かった。

そして、この難しいミドルホールを「6打」で上がる事が出来た俺。
これから始まるラウンドに希望が持てる。

しかも今回は、
「シングルの技」を隣で見れるというチャンスにも恵まれている。

俺は、千鳥足のステップでさらにプレーを重ねて行った。



間近で見るシングルのプレーは、
コレと言って変わったところがなかった。

ボールが人より飛ぶと言う事もないし、弾道だって一定ではない。
セカンドショットがベタピンとか、スピンの効いたアプローチとかがあるワケでもなかった。
だた、タンタンとプレーを続けている。

時には、ウェアウェイを外す事だってあるし、
比較的短いパットも決められない事があった。

しかし、ホールアウトすると、
「パー」とか「ボギー」のスコアが必ず記録されている。

「一体なぜだ?なぜそんなスコアで上がれるんだ?」

俺の意識は、自分のプレーよりもそこに向いていた。


いくら自分で考えても答えが出ない。
特に今日は昨晩の日本酒パワーのお陰で脳ミソも休眠状態。
そこで俺は、思い切って直接本人に聞いてみることにした。


「あの~。スイングする時って、一番何を意識してるんですか?」

普段はチキンハートでも、こう言う時の度胸はある。
ダルビッシュ並みの直球質問をイキナリ投げ込んでみたのだ。


「う~ん。リズムかな?」


えっ、リズム!?


確かに、打つ前のルーティン、素振りやスイングのリズムも
常に一定になっている。

それが、それだけが大事なのか?


「あとは、胸と腕を一体にしてスイングすること。
腰をどっしりさせて上半身をリラックスさせる様にしているよ。」



なっなんて平凡な答えなんだ。

これが、これが「シングルプレイヤーになる秘訣」だと言うのか?


「なるぼど~」などと相槌はうっているが、
イマイチ納得できない俺は、さらに突っ込んだ質問をした。


「でも、やっぱり練習って毎日しているんですよね?」


「いいや。週末だけだよ」


へっ?週末だけ?
でも、ラウンド数は多いんですよね?」



「そーだなぁ。年に20回くらい行けばイイ方だね。」


「マジですかっ、ソレ?
じゃあ、シングルになるのにどのくらいの期間が掛かったんですか?」



「う~ん、3年くらいかな。真剣にやり始めて。」


なんですとっ!
たった3年でシングルになっちゃったんだとーーー!?



俺、真剣にゴルフをやり始めて既に丸4年が過ぎているぞ・・・。
しかも、練習やラウンド数だってそんなに変わりがないじゃないか・・・。

どういう事だ?
これは一体どういう事なんだっ!?


このままでは「コンペに参加した価値が無い!」と感じた俺は、
さらに注意深くそのプレーを見つめるのだった・・・。


続く



Posted by アマゴルファー・むら at 12:06 Comments( 11 ) シングルプレイヤー