脱・ゴルフ初心者の練習日記

実は俺、
先日新しいドライバーを買った。

以前から、とても欲しくて「I want't you！」と探していたドライバーなのだが、
なかなか手ごろなヤツが見つからなくて
探し求めること約2年。

遂に、
追い求めていたドライバーをGet you！したのだ。


早速、届いた宅配便。





もう、待ち切れなくて、
一気にそのパッケージを脱し始めた俺。
チラリと覗いたその姿に、
俺は自分の気持ちがとても高揚しているのを感じた。






「早く、早くこの手で触れたいんだ・・・。」

焦る気持ちを抑えることが出来ずに、
その顔をグッと自分の方に近づけて、
長い時間その表情を見つめ続けていた。

「顔色が、少し赤くなっているね。
もしかして緊張しているのか・・・？」

まだ、素顔をはっきりと見せてはいないが、
この手に、ズッシリとした重みが伝わってくる。

薄明かりに、
キラッと光り輝るボディーラインがさらに気持ちを盛り上げて、
下半身に熱くみなぎってくるものを感じた俺。





「もっと、もっと近くにおいで・・・。
そして、その素顔を俺にしっかり見せてくれ・・・。」

優しく語りかけてはみたが、
あまり反応はない。

仕方がない。

こうなることは既に予想していたから、
俺がその手を取って優しくリードしていこうじゃないか。

それから俺は、
髪の毛を左右にかき分け、
隠れていた素顔を自分に向けたのだった。





「もう、恥ずかしがってもダメだからね・・・。」

そう言いながら肩に手を回し、
硬くなっている身体を引き寄せ、
まだ他には誰にも見せていない恍惚の表情を
俺は自分の瞳に焼き付けた。






「いいね・・・。
うん、イイ表情をしているよ。ほんとに・・・。」

やはり、今まで2年間も追い求めていた事には間違いがなかった。

460㏄の大きな顔に、310gの重たい頭。
抱きかかえると、見た目以上にその重量が俺の肩に圧し掛かってきて、
とても腕だけで振り回すことなんて出来やしない。

腹筋、背筋、全身を使ってお前の身体を支えなければ、
きっと俺は、お前に振られてしまうだろう。

いくらフラれる事に慣れているとは言え、
今度こそ俺は、自分自身でお前を振り回したいんだ。
例え、その重量が、
普通のドライバーの2倍以上あったとしても！


「ほら、力を抜いてごらん・・・。
そう、ゆっくり深呼吸しながら・・・。」

ソフトなタッチを繰り返しながら、俺は体を向きを少し変えてみた。
こちらから見る表情も、変化があって楽しいものだ。






「じゃあ、今度はこっちを向いて・・・。」

角度をつけると、
なぜか俺の心拍数が早くなってくる。
クライマックスも近づいているようだ。





「うん・・・。
本当にイイ顔してるよね。お前は・・・。」


新しく手に入れたドライバーを持って、
俺の「自分を見つめ直す旅」は
さらに加速していきそうだ・・・。