脱・ゴルフ初心者の練習日記

「脱・初心者」に向けて3か月ぶりに練習を再開させた俺だが、
早速、今シーズンの初ラウンドに行った。






まだ、芝も生えてきていない状態だが、
目の前にはキレイに整備されたコースが広がっている。

この広大な自然の中で、
今年の初ラウンドでは雄叫びだけは上げないようにと
小さな目標を持ってティーグランドに向かった俺だった。






しかし、練習を再開させたと言っても、
軽く身体を慣らした程度の練習しかしていない。

ウッド、アイアン、ウェッジ、パターと、
一通りのクラブを持ってボールを打ってはいるが、
当然納得のスイングが出来ていたワケでもなく感覚も完璧に鈍っていた。

そんな中で、果たしてどんな結果がやってくるのか？
内心ドキドキしながら俺はドライバーを手に取りティーショットを放った。

結果は、
最高の「ナイスショット！」だった。

飛距離もかなり出ていた。
打ち下ろしのホールではあるが250ヤードは飛んでいる。
過去、俺の6年間の歴史を振り返ってみても例がないほどの
素晴らしいティーショットを打つことが出来たのだった。


「イイぞ。この調子なら今年はイケるかも知れない・・・。」


3か月ぶりのラウンドで、しかも、練習を再開させたばかりの状態でこんなボールが打てるのなら、
これから本格的に練習をスタートさせれば一体どこまで上達しちゃうのか自分で行く末を恐ろしく感じるが、何より1打目のドライバーが上手くのは気持ちがイイ。
それに、続く2打目も安心して打てる心の余裕が出てくる。
ゴルフ初心者が6年目で初めて味わう感覚だった。


不思議な事に、この日のドライバーショットは
どのホールでも冴えていた。

飛んで、曲がらず、高い弾道を見せてくれている。
しかも、14回ドライバーを使ってスライスになったのはたった1回。
フェアウェイに飛んでいるか、もしくは、普通に打てるラフに残っていた。


「なぜだ？なぜにここまでドライバーが調子イイんだ・・・？」


あれだけ、飛ばないし、曲がるし、低い弾道しか見せてくれなかったドライバーが、
別人が打った様にまともなショットに変わっている。
このドライバーショットだけ見ていれば、
誰も俺の事を「スライサー・むら」とは呼ばないだろう。
そんな、普通の人と同じドライバーショットを打てているのだ。


「もしかして、アレか？
あの動作が上手くいった要因なのか・・・？」

今回俺は、
スイングに「ある１つの仮説」を立てて
ラウンドに臨んでいた。


そして、暖かな日差しの中、
無事今シーズンの初ラウンドを終えた俺は、
その仮説の検証を行うことで
さらに練習を加速していくことを決めたのだった・・・。