脱・ゴルフ初心者の練習日記

遂に、「大曲りのドライバーショットから脱却！」出来た俺は、
それが稀にみる偶然の産物なのか、それとも、
正しいスイングを身に付けた結果なのかを検証するため、
ゴルフ場に出掛けて行った。

場所は、「信濃ゴルフ倶楽部」






もし、今回のラウンドでも、
スペシャルストレートのビッグなドライブショットを打てたのなら、
それは「本物」だと言ってもイイだろう。

ただ、いくらティーショットが良くても、
その後に続くアイアン、アプローチ、パッティングが駄目では
スコアは一向に良くならないのは分かっている。

俺が目指しているのは「曲がらないドライバーショット」ではなくて、
あくまで「100切り！」いや、「シングルプレイヤー」なのだから。


真夏の日差しがとても眩しい日。
俺は、自分のスイング検証を始めたのだった。

今回のスイング検証にあたって、
俺は、いつくかの「ハードル」を設けていた。

1つは、競技会と同様な緊張感がある事。

前回はコンペと言う名の「お楽しみゴルフ」だった。
なので、同伴者も顔なじみで気心が知れていたし、
ピチピチの緊張感が漂う中でのプレーでもなかった。

そう、楽しく打ち解けた雰囲気の中でプレーは、
身体も心もリラックスしてとても伸び伸びとゴルフすることができた。
もしかしたらこの雰囲気が、俺のスイングをまともに戻してくれたのかも知れない。

だから今回は、
あえて緊張の中でラウンドをして
その結果を見てみたいという思いがあった。

運の良い事に今回のラウンド、
「Mオヤジ」と「S女王」の二人と同伴できることが実現した。
二人とも「県アマチュアゴルフ選手権」に出場している、
バリバリのアスリートゴルファーだ。


そして、
もう一つ自分にかせたハードルは、

「バックティーからラウンドする事」。

信濃ゴルフ倶楽部のバックティーからのコースレートは
「７１.3」
総距離「6,753」ヤードがある。

この「それは無理でしょ」としか言われない二つのハードルの中で、
もし前回とラウンドと同じように、
ドライバーショットが真っ直ぐ飛んで、
そしてまたバーディーも取って、
さらに100切り出来たのなら
これこそ「脱・ゴルフ初心者！」だと
声高らかに言い切ってもイイのではないだろうか。

そして俺は、
並ならぬ緊張感が漂う中、
無謀な挑戦へのティーショットを放った。


バチンっ！という大きな打音と共に、
少しドローが掛かったボールはフェアウェイに向かって飛んで行った。

どうやら俺のドライバーショットは、
「偶然の産物」ではなかったようだ。

スタートのミドルホールを「ボギー」で上がって、
続く600ヤードのロングホール。

ここでも、素晴らしいティーショットを放った俺。
しかも、ゴルフ歴30年以上の「Mオヤジ」を
大きくオーバードライブするビッグショットだった。

このホールも「ボギー」で上がり、
俺は順調にホールを重ねて行った。







前半のプレーが終わって、
スコアは「50打」。パット数が「17」。

ドライバーを使った全てのボールで、
完璧なティーショットを放って、OBもゼロ。

バックティーから回っているので、
2打目の距離がかなり残って手こずってはいるが、
ハーフを「50」で上がれるなんて、
本当に俺は一体どうしてしまったのか？

しかし、この調子を後半も維持して、
１パットを一つ二つ決めて行けばこれは
「100切り」だって可能じゃないか？


そして俺は、
緊張でカラカラに乾いていた喉を水でしっかり潤して、
後半にプレーに向かっていったのだった・・・。


To be continued.