2008年08月14日

ドライバーの打ち方

ドライバーの打ち方を教えて欲しい・・・。

出来れば、ボールがぶっ飛んで行くような打ち方が・・・。

300ヤード! 
なんて、高望みはいたしません・・・。

せめて、250ヤード。
いえいえ、キャリーで230ヤードで十分です・・・。

お願いだから・・・・・。






俺の心の声がつぶやいている。

せつないくらいに、つぶやいている。

でも・・・

なぜか、その心の声を分かっているように
鷲頭プロに指摘されてしまった俺。


「ドライバーで飛ばそうと思っているでしょ?」

と。

「えっ!
だって、ドライバーって、飛ばすクラブじゃないんですか?」


「違うよ。ドライバーは飛ばすクラブじゃなくて、飛ぶクラブなの。」


なにっ!
飛ぶクラブですと!?


「そんなに力いっぱいスイングしなくても、
ちゃんとクラブが飛ばしてくれるように作られているんだから。
早くスイングしようと思えば思うほど、飛ばなくなるよ。」


「早くスイングって・・・。
えっ、でも、
早くスイングしないとヘッドスピードが上がらないじゃないですかっ?」


「じゃあ、早くスイングすれば、
ヘッドスピードが上がってくるの?」


「そっそれは・・・、
たぶん・・・。」


「それじゃあ聞くけど、アイアンを打つ時とドライバーを打つ時って
ボールの置いてある状況って違うよね?」

「・・・はい。」

「何が違うの?」


「アイアンの時はボールが身体の真ん中で、
ドライバーになると左側にくることですか?」


「まあ、それもあるけど。
他には?」


「う~ん、なんだろ・・・?
あっ、分かった!
ドライバーの時は、ボールがティアップされていることですか?」


「そう!その通り。
じゃあ、何でドライバーはティアップして打つの?」


「う~ん、何でって言われても・・・?
ボールを遠くへ飛ばすためじゃないですか?」


「そうだよね。ボールを遠くへ飛ばすためにティアップしているんだよ。」




ここから、鷲頭プロによる理論解説が始まった。

「ドライバーって、一番長いクラブだよね。
だから、他のクラブより遠心力がもらえるわけ。
そして、ロフトも立っているでしょ。
だから、そのまま打てばボールは上がらないで低い飛んで行くんだよ。
ボールは、ある程度高さがないと、
ボールを浮かそうとする力が働いてこないから、ボールをティアップしておいて、
身体の中心でスイングの最下点になったヘッドが、
今度は上がりながら左足前にあるボールを捉えて行くと
真っ直ぐ高く飛んで飛距離も伸びて行くわけなの。
アイアンだって、身体の中心にあるボールを上から叩く感じでスイングするでしょ?
それと同じだよ。」


そう言いながら、ジェスチャーを交えて説明してくれた。




なーるほど。
そうか、そうなのか!

要するに、
アイアンと同じように上からボールを引っ叩けばイイんだな?


よっしゃー。分かった!

もうこれで、
怖いものはなくなったぜ。

打ってやる。
打ってやるぜ、300ヤード!

あっ、イカンイカン。
遠くへ飛ばそうと思っちゃイケないんだ。

なんて言っても、ドライバーが勝手にボールを飛ばしてくれるんだからな!


ゆっくり、
落ち着いて、
スイングしよう。


さあ、気を取り直して一発打つぜ。


ボールを置いて。
アドレス取って。
力を抜いて。



びゅん。
パッコーン。




しかし、

まだ、

俺の天下一品の右カーブは、健在だった・・・。





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Posted by アマゴルファー・むら at 22:30│Comments(0)プロレッスン
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