2009年09月19日

レッスンの成果?

約一ヶ月にわたる、レッスンの成果を確認する為、
はるばる新潟県のゴルフ場「米山水源カントリークラブ」にやってきた俺。

インコース10番のホールで、スタートを待つ手にジットリと汗がにじんできた。

なぜなら、今回のラウンドは、
自分の上達ぶりを見る以上に、一緒に回るメンバーも凄い。

今年の、長野県アマチュアダブルス選手権に出場して「5位」の成績を収めたSさん。
夏はキャディ、冬はスキーインストラクターの「スキー学校校長」として活躍しているTさん。
そして、新潟県アマチュア選手権(通称県アマ)に15年以上も出場しているMさんの3人。

こんな中に、ただ一人ゴルフ初心者の俺。
ノミより小さい心臓は、ゾウのように大きく波を打っている。

さらに、女性が二人もいるのに全員が同じレギュラーティからのプレー。
しかも、くじ引きでオナーを取ったのは俺。

もう、
ドキドキが激しすぎて、卒倒しそうな勢いだ




このところのレッスンは、
ウッドを振ることはほとんどない。

スイングを作るためにアイアン中心。
だからドライバーなんて、一体どんな球筋が出るのか予想すら出来ない。


「ドライバーもアイアンも、スイングの基本は一緒ですよ。」

と言う山口プロの言葉を信じて、俺はドライバーを握った。


パー4の413ヤード。
平で長いフェアウェイが目の前に広がっている。


レッスンの成果?


いきなり長いミドルホールだが、
ドライバーで200ヤード飛んでくれれば何とかボギーで上がれそうだ。

しかし、左前にある池が気になるな。
でも、普通に打てばそんな所に入らないだろう。
コースから外れているし、目の前すぐだし。



朝一番のショット。
身体も良く動かないところにきて、緊張でガチガチになっている。

ボールをセットし、飛球線後方に下がってターゲットを確認。
それからスパットを見つけて、飛んで行く弾道をイメージした。

軽く素振りして、大きく深呼吸をする。

「フッーーー」


ヨシッ!と心でつぶやいてアドレスを取った。
そのままゆっくりテークバックして、一気に切り替えしてクラブを振った。


パチン


ポチャッ!


見事に引っかかったボールは、低い弾道のままダイレクトに池に飛び込んだ。


「なんでやねん!
なんで池に入るんや~!?」


理解が出来ないことが起きると、なぜだか関西弁になってくる。


「あちゃー。最初からコレかよ・・・。」

呆然としたまま、ティグランドに立ち尽くす俺。

もう、他には言葉も出てこない。


そんな姿を見て、Sさんが声を掛けてくれた。

「むらさん。今のは練習でいいから。」


どうやら、池の女王は、
池ポチャには優しいらしい。(*参照→女王誕生


再度、ティオフの機会に恵まれた俺。
このチャンスは、モノにしなければならない。

「引っかかったと言うことは、右手が強いって事だな?」

自分なりに修正点を考えて、今度は軽く振り抜いた。


パチン。

コロコロコロ・・・。


トップで飛び出たボールは、何とかフェアウェイを真っ直ぐ転がって行った。

「オッケー!オッケー!」
自分で自分を励ましながら、俺のプレーが始まった。



一つ目のホールを、おまけのダブルボギーで上がったが、
その後はイイ所がない。

2打目、3打目のアイアンショットが、
上手くマッチしてこない。

ダフリは無いが、ほとんどトップ。
それに加えて、シャンクも出てくる。

「えっ、ウソ?」
「マジで、ほんとに?」
「おいおい、またかよ・・・?」

のオンパレードだ。

上達していると言うより、後退してるぞ。これは。

俺は、今まで何を練習してきたのか?
この一ヶ月間の練習は、一体何だったのだろうか?



他のメンバーは、さすがにヒドイところがない。
途中どこかでヘマをしても、必ずスコアはまとめてくる。

「ハニカミ親父」と呼ばれていたSさんも、
相変わらず手堅いゴルフを続けている。

一人だけ、置いてきぼり状態な俺。

ドライバーも飛ばず、アイアンも上手く打てず、
アプローチもオーバーが多い。

もう、「アカンかも?」と心が折れかけていた時迎えた17番。
少し打ち上げの407ヤードのミドルホール。


レッスンの成果?


4番目にティショットした俺の当たりは、
物凄くイイ感触だった。

「ナイスショット!」
「今の良かったね!」

と、声も掛かる。

久しぶりにカートに乗って第2打目の地点に行った。


「そこのボール、Sさんのボールですよね?
あれ?俺のボールはどこ?」


残り距離180ヤードのフェアウェイにSさんのボールはあるが、
俺のボールは見当たらない。

真っ直ぐ飛んで行ったから、OBにはなっていないハズだけど・・・。


「むらさん、もっと前だよ。あのボールじゃない?」

と言われて、見に行ってみると。


「あっ、ほんとだ。コレです、コレ!」

見つけたボールは、フェアウェイの真ん中。
しかも、残り距離150ヤードを切ってきた。


「エッ!マジで!?」


なんとSさんを、
はるかオーバードライブして飛んでいたのだった。


「当たれば飛ぶんだな~。お前。」
と言うSさんの声が妙にうわずっていたのは、気のせいか?



コレってもしかして、
250ヤードも飛んじゃったって事ですか?


そっそんなバカな!?

今まで最高に飛んだって、220ヤードくらいしか行かなかったぞ。
きっと、ランで転がったんだよ。50ヤードくらい。

でもこのホール、
ちょっとアップヒルになっているよな?

ってことは、まさか、まさか・・・。

まぁ、偶然ってこともあるじゃんか。世の中には。


そうだよ、そう。きっと。
「三振前の大当たり」ってことにしておこう。



しかし、今回のラウンド。
Sさんにオーバードライブすること3回。


「まぐれも3回続けば、真実となる」

って、誰かが言ってたっけ?

スコアは、100を切るどころか計算するのが大変な数字だったが、
もしかして、
これが、レッスンの成果ってこと?


うん。
何だか、明るい未来が広がってきたぞ!


さらに、

さらに、

練習じゃ~!



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Posted by アマゴルファー・むら at 19:12│Comments(5)ラウンド
この記事へのコメント
確実に進化してる!
とうとう、飛ばし屋むらさんが目覚めたのですね!!

それも

『理解が出来ないことが起きると、なぜだか関西弁になってくる』

関西寄りの(笑)

いらっしゃ~い(*^~^*)
Posted by gonbo at 2009年09月19日 20:18
つらいラウンドだったんですね…いや、飛躍的成長前の兆しか?!全く今のマダムと同じでごじゃりまする…いえ、少し前の…と言ったほうが正確。トップにあげるときの腕が震えるほど力が入ってたことをムッシュに指摘された今日、スライスもフックも無縁になりました。フッフッフ
Posted by マダム230ヤード at 2009年09月19日 20:31
ヘェ~ あのイケ様に入れちゃいましたかぁ(爆)!
単純に引っ掛けやらシャンクは左脇開いてるゎな(^_^;)
オラ、ドラ150yのむらさんと認識してたけど進化したのね!?
17番で残り150yならgooだね♪ピンが左側だとセカンドがめっちゃ難しいけど。。。

今月は30日がサービスデー 既にキープ♪
来月のサービスデーはまだ未定みたいだから、良い日があったら行きましょうか?

ちなみに、例のマーカー 今度 米山で委託販売してくれるって支配人と話しまとまりましたょん(^_^)v
Posted by ハチ at 2009年09月20日 00:31
『なんでやねん』って僕もラウンドするたびにゆーてるなー(-.-;)

けど最近、自分が課題にしてる事の一個でも出来たら『ヨッシャ! 完璧やん!』と思うようにしてます。
以外にスコアに響くんよね『なんでやねん』は
Posted by ボン at 2009年09月20日 16:08
gonboさん。
「飛ばし屋」。いい響きですね~(笑)
夢はでっかく、「300ヤード」です!
なんて、ほんとに「夢」で終わりそうですけどっ。
信州人なんですけど、何故だか「関西寄り」なんです~。
どうして?

マダムさん。
その不敵な笑い、気になりますねー。
まさか、そのアドバイスで「開眼」したとか。
もしかして、「勝負の日、近し」ですか?
負けませんよ~。トップでの力の入れ具合だけは!?

ハチさん。
さすが、商売人!やりますねー(笑)
お陰さまで、何とか単細胞のミトコンドリアから、
やっと陸に上がってこれそうですよ。細胞分裂してる!みたいな。
で来月、ぜひご一緒出来ればお願いしますっ。
リベンジを果たしたいので。最終18番Hを攻略します!

ボンさん。
いらっしゃいませ~。
やっぱり、言ってます?「なんでやねん」って。
私の場合、いいショットが出た時には、
「サンキュー!」って叫びます。かなり大きな声で。
しかも、両腕を広げたりして。
「お前は。永ちゃんか!」ってツッコまれた事は、ないですけどネ!(笑)
Posted by アマゴルファー・むらアマゴルファー・むら at 2009年09月20日 22:37
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