思い出の場所
行くあてなくただ漂いながら「自分をゼロから見つめ直す旅」を続けている俺は、
旅の途中に「思い出の場所」に寄った。
「この場所だけは、俺は忘れる事が出来なんだよ・・・。」
それは、今から遡ること4年前。
俺がゴルフを始めて唯一「100切り」出来た場所だった。

でも俺は、
あれから数えきれないラウンドをこなし、
数えきれない練習と呆れるほどのレッスンを受けてきたが、
それ以来「100切り」を出来ないまま
こうしてボーフラの様にふらふらと漂っている。
自分の何を見つめ直していいのか?がイマイチはっきりしていないが、
あの時の感動をもう一度思い起こせばもしかしたら道は開けてくるかも知れないと、
この思い出の場所に立ち寄ってしまったのだ。

こんな惨めな俺でも、
昔と変わらぬ姿で俺を迎え入れてくれたゴルフ場。
梅雨がまだ明けていないと言うのに、
空は青く太陽が眩しく輝いていた。

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旅の途中に「思い出の場所」に寄った。
「この場所だけは、俺は忘れる事が出来なんだよ・・・。」
それは、今から遡ること4年前。
俺がゴルフを始めて唯一「100切り」出来た場所だった。

でも俺は、
あれから数えきれないラウンドをこなし、
数えきれない練習と呆れるほどのレッスンを受けてきたが、
それ以来「100切り」を出来ないまま
こうしてボーフラの様にふらふらと漂っている。
自分の何を見つめ直していいのか?がイマイチはっきりしていないが、
あの時の感動をもう一度思い起こせばもしかしたら道は開けてくるかも知れないと、
この思い出の場所に立ち寄ってしまったのだ。

こんな惨めな俺でも、
昔と変わらぬ姿で俺を迎え入れてくれたゴルフ場。
梅雨がまだ明けていないと言うのに、
空は青く太陽が眩しく輝いていた。

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新しいパートナー
実は俺、
先日新しいドライバーを買った。
以前から、とても欲しくて「I want't you!」と探していたドライバーなのだが、
なかなか手ごろなヤツが見つからなくて
探し求めること約2年。
遂に、
追い求めていたドライバーをGet you!したのだ。
早速、届いた宅配便。

もう、待ち切れなくて、
一気にそのパッケージを脱し始めた俺。
チラリと覗いたその姿に、
俺は自分の気持ちがとても高揚しているのを感じた。

「早く、早くこの手で触れたいんだ・・・。」
焦る気持ちを抑えることが出来ずに、
その顔をグッと自分の方に近づけて、
長い時間その表情を見つめ続けていた。
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先日新しいドライバーを買った。
以前から、とても欲しくて「I want't you!」と探していたドライバーなのだが、
なかなか手ごろなヤツが見つからなくて
探し求めること約2年。
遂に、
追い求めていたドライバーをGet you!したのだ。
早速、届いた宅配便。

もう、待ち切れなくて、
一気にそのパッケージを脱し始めた俺。
チラリと覗いたその姿に、
俺は自分の気持ちがとても高揚しているのを感じた。

「早く、早くこの手で触れたいんだ・・・。」
焦る気持ちを抑えることが出来ずに、
その顔をグッと自分の方に近づけて、
長い時間その表情を見つめ続けていた。
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灯台下暗し
「自分をゼロから見つめ直す」
そう決めて全てをリセットする事を決心した俺。
これまでに身体にインストールしてきた
・スイング
・知識
・考え方
など、
俺の神経細胞に刻み込まれている「ゴルフ」と言う文字を全部取り除き、
生まれたての純真無垢なピュアで真っ新な状態にする作業が、
「自分を見つめ直す」という事だが、
しかし、この作業が、
どれだけの苦痛を伴うのかは、
きっと誰もが分かっているだろう。
・あんな言葉を言わなければよかった・・・
・もっと気持ちを理解してあげればよかった・・・
・面倒くさがらずにしっかり話を聞いてあげればよかった・・・
・日々のちょっとした変化にも気付くべきだった・・・
・自分の本当の気持ちもストレートに表現すればよかった・・・
こんな後悔がやってきた時意外には、
自分を見つめ直すなんて誰もする事がないのは、
それだけ、「痛み」と「悲しみ」が巨大である証拠なのだ。
「でも、自分を見つめ直すって、
一体どこから手を付けていいのか・・・?」
俺は、膨大な作業量に圧倒されて戸惑っていた。
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そう決めて全てをリセットする事を決心した俺。
これまでに身体にインストールしてきた
・スイング
・知識
・考え方
など、
俺の神経細胞に刻み込まれている「ゴルフ」と言う文字を全部取り除き、
生まれたての純真無垢なピュアで真っ新な状態にする作業が、
「自分を見つめ直す」という事だが、
しかし、この作業が、
どれだけの苦痛を伴うのかは、
きっと誰もが分かっているだろう。
・あんな言葉を言わなければよかった・・・
・もっと気持ちを理解してあげればよかった・・・
・面倒くさがらずにしっかり話を聞いてあげればよかった・・・
・日々のちょっとした変化にも気付くべきだった・・・
・自分の本当の気持ちもストレートに表現すればよかった・・・
こんな後悔がやってきた時意外には、
自分を見つめ直すなんて誰もする事がないのは、
それだけ、「痛み」と「悲しみ」が巨大である証拠なのだ。
「でも、自分を見つめ直すって、
一体どこから手を付けていいのか・・・?」
俺は、膨大な作業量に圧倒されて戸惑っていた。
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今まで培ってきたもの
どスライスサーからチーピニストへと変貌を遂げた俺は、
自分を見つめ直す「ゼロからの再出発」を決めていた。
しかし、
これまでの6年間に培ってきた全てを捨てるなんて事は、
そんな簡単に出来る訳がない。
そこには、俺が費やした「タイム&マネー」に加えて
「汗」と「涙」と「根性」がギッシリと詰まっている。
そうさ。
スライスと共に歩んできた6年間には、
もう切っても切れない「情」と言うものが存在しているのだ。
青空に描かれた柔らかくしなやかな曲線。
フェアウェイからラフ、OBと、
まるでコースの全てに「さよならの挨拶」をしているかの様子。
遥か遠く、白杭の彼方に静かにフェードアウトしながら
徐々に見えなくなってしまうその姿。
「もう会えないんだね・・・。」なんて悲しみに暮れていると、
いきなり脇の草むらの中に姿を現して俺を驚かし、
「自分勝手にどこでも行っちゃダメだぞ!」としっかり言い聞かしても、
また気が付いた時には右に大きくカーブしながら消えて行ってしまう。
いつも俺を困らせてばかりで、言う事をちっとも聞いてはくれないそんなスライスだけど、
突然いなくなってしまうと、なぜか寂しさが込み上げてくるじゃないか。
いや。
俺にはもう、新しい人がいるんだよ。
「飛ばない、スコアが作れない、ゴルフ自体が成り立たない」
というチーピンフックが!
でも、
こいつとも長くは付き合えないのは分かっているから、
ここで俺は自分の全てを見直して、
また新たに再出発しようと思っているんだ。
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自分を見つめ直す「ゼロからの再出発」を決めていた。
しかし、
これまでの6年間に培ってきた全てを捨てるなんて事は、
そんな簡単に出来る訳がない。
そこには、俺が費やした「タイム&マネー」に加えて
「汗」と「涙」と「根性」がギッシリと詰まっている。
そうさ。
スライスと共に歩んできた6年間には、
もう切っても切れない「情」と言うものが存在しているのだ。
青空に描かれた柔らかくしなやかな曲線。
フェアウェイからラフ、OBと、
まるでコースの全てに「さよならの挨拶」をしているかの様子。
遥か遠く、白杭の彼方に静かにフェードアウトしながら
徐々に見えなくなってしまうその姿。
「もう会えないんだね・・・。」なんて悲しみに暮れていると、
いきなり脇の草むらの中に姿を現して俺を驚かし、
「自分勝手にどこでも行っちゃダメだぞ!」としっかり言い聞かしても、
また気が付いた時には右に大きくカーブしながら消えて行ってしまう。
いつも俺を困らせてばかりで、言う事をちっとも聞いてはくれないそんなスライスだけど、
突然いなくなってしまうと、なぜか寂しさが込み上げてくるじゃないか。
いや。
俺にはもう、新しい人がいるんだよ。
「飛ばない、スコアが作れない、ゴルフ自体が成り立たない」
というチーピンフックが!
でも、
こいつとも長くは付き合えないのは分かっているから、
ここで俺は自分の全てを見直して、
また新たに再出発しようと思っているんだ。
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真逆な世界
再び、どスライサーに戻ってしまった俺。
6年前の振り出しに「バック・トゥ・ザ・オールド」した中で、
またラウンドに出掛けた。
場所は、
上田市にある「上田丸子グランヴィリオゴルフ倶楽部」


このゴルフ場に来るのは、あの「レジェンドゴルフ」から約2年ぶり。
今年も女子プロの「ステップアップツアー」が開催されるらしい。
このコースは、やはりトーナメント会場にもなっているだけあって
ラフの芝がとても長くて平坦なフェアウェイも少ない丘陵コース。
特に、ティーショットのボールコントロールが求められるので
俺のどスライスを荒治療するにはもってこいになるだろう。
俺が、過去から未来へ戻る「鍵」を見つける重要なラウンドだ。



早速、フロントでチェックインを済まして、
コースの状況を確認する俺。


青々とした元気の良い芝がコースを包んでいる。
ボールがそれなりに転がってくれるグリーンも、
ソフトタッチの俺にはピッタリ合っている。
周りに置かれているプランターにも、
綺麗な花が咲いていた。

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6年前の振り出しに「バック・トゥ・ザ・オールド」した中で、
またラウンドに出掛けた。
場所は、
上田市にある「上田丸子グランヴィリオゴルフ倶楽部」


このゴルフ場に来るのは、あの「レジェンドゴルフ」から約2年ぶり。
今年も女子プロの「ステップアップツアー」が開催されるらしい。
このコースは、やはりトーナメント会場にもなっているだけあって
ラフの芝がとても長くて平坦なフェアウェイも少ない丘陵コース。
特に、ティーショットのボールコントロールが求められるので
俺のどスライスを荒治療するにはもってこいになるだろう。
俺が、過去から未来へ戻る「鍵」を見つける重要なラウンドだ。



早速、フロントでチェックインを済まして、
コースの状況を確認する俺。


青々とした元気の良い芝がコースを包んでいる。
ボールがそれなりに転がってくれるグリーンも、
ソフトタッチの俺にはピッタリ合っている。
周りに置かれているプランターにも、
綺麗な花が咲いていた。

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I can't stop!
先日、コンペに参加した。
今シーズンは初めてのコンペだ。
場所は、斑尾東急リゾート「タングラムゴルフコース」。
俺のホームコースと言えるゴルフ場でのコンペとなれば、
もちろん参加しないワケにはいかないが、
しかし、今年はまだ一度もこの場所ではプレーしていない俺。
だが、好調なドライバーショットを発揮して、
苦手な「洋芝」を攻略し、
さらに「100切り」を成し遂げ、
おまけに「豪華賞品ゲット!」を密かに目論んで参加したのだった。

北信州の奥、標高800mもある場所だが、
既に新緑がコース全体を包んでいた。
天気もイイ。高原の風も爽やかだ。
俺は早速、練習場でウォーミングアップを開始して、
身体の動きとスイングのコンディションを確認し始めた。


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今シーズンは初めてのコンペだ。
場所は、斑尾東急リゾート「タングラムゴルフコース」。
俺のホームコースと言えるゴルフ場でのコンペとなれば、
もちろん参加しないワケにはいかないが、
しかし、今年はまだ一度もこの場所ではプレーしていない俺。
だが、好調なドライバーショットを発揮して、
苦手な「洋芝」を攻略し、
さらに「100切り」を成し遂げ、
おまけに「豪華賞品ゲット!」を密かに目論んで参加したのだった。

北信州の奥、標高800mもある場所だが、
既に新緑がコース全体を包んでいた。
天気もイイ。高原の風も爽やかだ。
俺は早速、練習場でウォーミングアップを開始して、
身体の動きとスイングのコンディションを確認し始めた。


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