2014年11月21日

心を鍛える




一人予約で、格安キャンペーン中の「飯綱高原ゴルフコース」に乗り込んだ俺。
ティーグラウンドには、既に当日組み合わせの人達がスタートの順番を待っていた。

「霊仙寺湖」のほとりにあるこのゴルフ場は、
9ホールを2回まわってラウンドするスタイル。

もちろん「乗用カート」なんてものはなく、
自分で自分のキャディーバックを台車に載せて「手引き」しなければならない。

スタート前のストレッチもそこそこに、
台車をガラガラ転がしてスタートホールに着いた俺。

「あっ、どーもっ。むらと言いますっ。」

初めて出会った人達にすかさず挨拶をした。

「実はわたし初心者なんですけど、
ご迷惑を掛けないように頑張りますので、よろしくお願いしますっ。」



勝負の世界では、「機先を制する」事が何よりも重要な戦術であると、
俺は「バカボンド」を読んで学んでいた。

ならばこの場面でもその教えを活かさない手はない。

誰もが初めての人と一緒にゴルフをする時は、
「一体、どんな実力の持ち主なんだ?」
と不安に駆られているから、ここであえて「下手ですっ」と宣言することによって相手に優越感を与え、そして、和やかな雰囲気の中でプレーしていくことが可能になる。

これが、俺の長い期間の中で学んだ
「初対面の人とでも一瞬にして打ち解ける」鉄則なのだ



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Posted by アマゴルファー・むら at 20:50 Comments( 15 ) ラウンド メンタリティ ゴルフ場

2014年11月17日

チャンスを活かすか殺すか?

ゴルフシーズンが間もなく終わろうとしている信州。
秋も深まり、周りの山々は美しい紅葉に包まれている。


たぶん普通の人なら、
「綺麗な色に染まっているね」
なんて、赤と黄色と緑のコントラストが織りなす自然の驚異を楽しむのだろうが、
俺の場合は、
「あと、何回ゴルフができるのだろうか・・・。」
と、過ぎ去ろうとしているゴルフシーズンに悲しみを寄せている。

この日もそうだった。

透き通るような青空が見渡す限りに広がった11月の初旬。
少し冷たい風が吹いていたが、気温は「例年より高め」となる予報の中、
平日に訪れた何の予定も入っていない休日。

言ってみれば、「絶好のゴルフ日和

しかし、誰ともラウンドの約束をしてない俺は、
1年の中で1度か2度あるかないかの澄み切った秋空の大安吉日を
一人でポツンと孤独を噛みしめながら過ごそうとしていた。

残りの休日と、「財布の予算残高」を考えれば考えるほど、
ゴルフが出来る回数が少ないことが分かってくる。

これからの季節は気温がどんどん低くなり、
天気は雨から雪に変わることが多く、
コースの芝も、緑から黄色と見る見るうちに変化して、
ティーグラウンドやグリーンは、朝晩の冷え込みにカチンコチンに凍りつき、
物理的にもゴルフが出来なってしまう。

そんな事を一人で悶々として考えていると、
自分の部屋でただボーッと時間が過ぎて行くだけの休日に居たたまれなくなってしまい、予約も無く同伴者もいないのにもかかわらず、
いそいそとゴルフ場に出掛けて行ったのだった。



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Posted by アマゴルファー・むら at 22:45 Comments( 10 ) ラウンド メンタリティ ゴルフ場

2014年11月12日

おやじ改造計画

俺が愛読していたゴルフ雑誌と言えば「ゴルメカ」だが、
付属のDVDの人気企画に
「飛ばないオヤジ改造計画」
というのがあった。

これは、ゴルフイラストレーターの野村タケオが、
どれだけ練習しても一向に飛距離が伸びない自分のスイングを、
カリスマティーチングプロ達に教えを受けながら改造を図るというものだった。

俺もこの番組にはずいぶん多くの学びをもらっては、
それを身に付けようと練習に励んでいた。


全部で8回のレッスンがあって、
担当するコーチ陣もとても豊か。

第1回目の「中井学」から始まって
次に「谷将貴」「高橋勝成」「海老原清治」「桑田泉」「吉田一誉」「堀尾研仁」
そして、第8回目の最終回はまたまた中井学という超豪華な顔ぶれが揃っていた。


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Posted by アマゴルファー・むら at 00:01 Comments( 13 ) ドライバー スイング おすすめの本

2014年11月07日

人気の女子プロゴルファー

最近、練習熱が上がっていて、
めっきりゴルフのTV中継を見ることがなくなっていたが、
俺の知らない間に女子プロのツアーメンバーも大分変ってきている様子だ。

あの横峯さくらも、既にベテラン組と言われるようになり、
若手がドンドンと台頭してきている。

・渡邉 彩香
・鈴木 愛
・福田 真未
・香妻 琴乃
・藤田 光里

などなど・・

二十歳そこそこの若い女子プロたち。

プロになってからまだ2,3年しか経っていないというのに、
すでにレギュラーツアーで堂々と戦っている姿には俺も注目せざるを得ないが、
それに加えて「可愛い」となれば、例えゴルフやらない人でも視線が釘付けになる事だろう。


・ゴルフが上手
・そして可愛い
・しかも若い!


ときたならば、男は無条件にその人の事が好きになる。
これは、男性として「正常な生理現象」だ。



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Posted by アマゴルファー・むら at 20:12 Comments( 11 ) 日常雑記 プロゴルフ

2014年10月31日

ゴルフ魂

和やかなランチ風景。

他の参加者たちも前半をホールアウトして、
それぞれのプレーを振り返りながら話に花を咲かせていた。








俺は、前半のプレーを振り返ること無く、
今回「むらコンペ」に初参加の
ラディ―のパパさん、ラディ―のママさん、オシタカさんに、
「でも、よくコンペに参加しましたね?」
という素朴な疑問を投げかけていた。

だってそうだろう。

今まで一度も会ったことがなく、ゴルフを一緒にしたこともない人が開催するコンペに、
果たして俺なら参加するだろうか?

もちろん、しない!
って言うか、あり得ない!!

そんな、どこの誰だが得体の知らない人物と、
いきなり一緒にゴルフをするなんてそんな怖ろしい事が
一体どうして出来るのだろうか?

それに、
4千年の歴史を誇る中国の偉い人だって言っている。

「君子、危うきに近寄らず」
と。

そうさ。
この世知辛い世の中では、自分から危険を回避する能力はもはや、
必要不可欠、生きて行くために絶対身に付けなければならない「護身術」になっている。

それを解っていながら、しかも、ラディ―さんたちは関東圏という遠くから、
わざわざこの北信州の外れにまで来ている。

この事実が、
俺にはどうしても不可解だったのだ。



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Posted by アマゴルファー・むら at 21:00 Comments( 21 ) ゴルフ仲間 コンペ

2014年10月27日

独走




「第7回むら感謝還元コンペ」の参加者全員の視線を背中に浴びながら、
俺のティーショットは左への引っかけでどフックだった。

しかも、林でセパレートされている木にボールが当たり、
大きく跳ね返ってそのままOBゾーンに消えて行ってしまった。

後ろの方からは「あ~ぁ・・・。」と言う小さな声が、
どんより曇った空と共に静寂だったティーグラウンドに響き渡っていた。


ボールを探すのを早々に諦めて、
特設ティーから「第4打目のプレー」を選択した俺。

グリーンまでの距離は約100ヤード。

この距離ならPwでグリーンオンして、
後は2パットでホールアウト出来る。

雨がポツポツと降りだして雨合羽を着込んではいるが、
スイングの支障になるほど大きな動きはしないから、
ゴワゴワガサガサ感も少ないだろう。

しかし、俺の打ったボールは、
右に飛び出す「シャンクボール」だった。

焦ってボールが飛んだ場所に駆け寄ったが、
運よく、グリーン周りのラフにボールは止まっていた。

スタートホールからバタバタとしている姿を同伴者に見せつけているが、
このアプローチは「俺の神髄」を披露できる場面だ。



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Posted by アマゴルファー・むら at 21:01 Comments( 7 ) ゴルフ仲間 コンペ