新レッスン始まる

アマゴルファー・むら

2013年04月18日 18:40


先日から、今シーズンのゴルフレッスンが始まった。

今までのレッスンでは「ゴルフの基本」をみっちり教えてもらってきたが、
今回スタートしたレッスンではたった一つの事だけに集中してレッスンが行われる。

それは、

「スコアアップ」

とにかく「100切り」をする事だけに、
「脱初心者」することだけにそのカリキュラムが進んで行くというのだ。

まるで、俺の為だけに作られたレッスンだな?
ありがとう。「ブース・アイゴルフスクール」様。

早速、
レッスン会場のアップルラインゴルフセンターに出向いた。





スタート時間より少し早めに着いた俺は、
ストレッチで身体をほぐして開始を待つことにした。

このレッスンがスタートする前に、何度か練習場に出掛けてボールを打ってみたが、
今まで間練習してきた蓄積が全く無かった事が明らかになっていたので、
俺の身体は、初めてコースに出た初心者のように固くなっていた。

「一体、どんなレッスンが始まるの?俺でも理解出来るかな?」という不安と、
「本当に大丈夫なの・・・?こんな俺でも上達出来るかな・・・?」という危機感で
胸が一杯になっているのが分かる。

レッスンしてくれる市橋プロには、去年も何度か教えてもらっている。
だから、少しリラックスした状態でレッスンを受けられると思っていたが、
今回は少し勝手が違っていた。

毎週一回のレッスンが全部で10回。時間はトータル20時間。
これが今回俺に与えられているチャンスだった。

この中で俺は結果を出さなければならない。
しかし、グループレッスンなのでアドバイスしてもらえる時間も限られている。

今までの様に「マンツー・マンでみっちり」と教えてもらえる状況では無い事に
俺の不安はさらに大きくなっていた。


「みなさん!今回「100切り達成プロジェクト」にご参加いただき
ありがとういございます!」


参加者が集まったところで、市橋プロが挨拶をした。

「今回このレッスンでは、対処的な打ち方を教えてはいきません。
みなさんには、スイングのコアを身に付けてレベルアップして欲しいと思っています。」


おぉ~。いきなり「本質」の発表ですかっ。
「スイングのコアを身に付けるレッスン」だなんて!?
そう、そーいうのが知りたかったんだよな。実は俺。


「最初に、みなさんにはジュースを飲んでもらいたいと思います。
さっきお渡しした缶ジュースをそれぞれ飲んでみてください。」


そー言えば、レッスンが始まる前にプロが、
みんなにコーヒーを買ってくれていた。

「へぇ~。このレッスン、コーヒー付きなの?すいぶんサービスがいいなぁ~!」
と思っていたけど、いきなりコーヒーブレイクですか、プロ。
こんな和やかなレッスンって珍しいんじゃない?

「どうです?美味しいですか?」

そりゃー、美味いぜ!
特に「おごりのジュース」だし。

「実は、このジュースの飲み方で、
あなたの身体がどうすれば一番動かしやすいのか?が分かるんですね。」


えっ、何ですと!?

「そう、コアなスイングを作っていくためには、
自分の身体にマッチしたスイングをする必要があります。
まずは、それをしっかり理解する練習をして行きたいと思います。」


なっ、なんだって!?
「自分の身体にマッチしたスイングがある」
だって!

あまり聞き慣れない言葉に、意味が分からず動揺する俺。
それと同時に、遥か遠い昔にどこかで聞いた事のある懐しさも感じていた。

しかし、俺の頭の中は、
「何だ?一体どういう事なんだ?」という疑問で埋め尽くされている。

俺のスイング理論によれば、
「良いスイングとは、オンプレーンでクラブが振れる事」になっているが、
プロの言う「身体にマッチしたスイング」とは、
そもそも一体どういう事なのか?
俺は、その言葉を聞きもらすまいと、
全神経全細胞を耳に集中して話を聞き始めた。


「私が今まで見る限り、なかなかスコアが良くならない人は
無理なスイングをしている事が多いです。
身体を無理やり捻ったり回したり、逆に、頭を固定したり足を動かさなかったり。
スムーズに身体が動かないのを「自分の練習不足」だと思って頑張っているんですね。」


うん。そうだ、その通りですよ。本当に。

「実は、再現性の高いスイングが出来ないのは自分の努力不足じゃなくて、
その動かし方が自分の身体にマッチしてないからなんです。
関節の構造上「動かしやすいスイング」「動かしにくいスイング」があるんです。」


おぉ~。これは、衝撃的な言葉だな!?
そうか、骨格的に無理なスイングっていうのがあるんですね、プロ。

でもそー言われてみれば
以前にも「スイングタイプが違います!」って言われたような気がするな?
すっかり忘れていたけどっ。

「このレッスンでは、自分に合ったスイングをしっかり身に付けてもらいます。」

なるほど~。そういう事だったのか。「自分にマッチしたスイング」って。
それを、プロが見極めて教えてくれるってワケですか。この俺に。

ぜひ、今直ぐ教えてください、
その再現性の高いスイングってヤツを!

これが出来るようになったら、
ダフッたり、トップしたり、どスライスになったり、
チーピンしないって事ですよね?もう二度と。

いいぞ。それはいいぞ!


レッスンがスタートする前に、大きな不安に駆られて泣き出しそうになっていた俺は、
既にそこには居なかった。

これから始まる今シーズンのレッスンに、
「期待」「希望」に胸を踊らせ夢を見つめている俺が現れていたのだった・・・。


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