研究材料

アマゴルファー・むら

2012年09月18日 13:02


今までの4年間、レッスンプロから指導してもらって練習に取り組んでいたが、
今年は「自己練習」を中心に練習に励んでいる。


なぜなら、
数々のプロから指導してもらいながらも未だに結果が出ない状況に、
少し「冷却期間」が必要だと直感的に感じたのが理由である。


誰だって、毎日顔を合わせて一緒に生活していれば、
不満や愚痴が出てくるものだ。

「また、扉が開きっぱなしになっているじゃない!」
「靴下は、ちゃんと裏返してから洗濯機に入れてよ!」
「もう、自分の事くらいで自分でやって!!


だらしないとか汚いとか、最後にはクサイ!とかまで言われてしまう前に、
お互い距離を取って自分を見つめ直す事が必要な様に、
どんなにゴルフに打ち込んでいようとも、
時には一人になる事も大切なのだ。

そして俺は、
今シーズン始めから自己練習を続けてきた。


しかし、
もともと一つの事に集中すると周りが一切見えなくなる個性を持っている為、
その練習も行き詰ることが多い。

「今日は何をやっても上手く行かないよなっ。」
「あ”ぁー、もう全然ダメだ!」
「ヤメだ、ヤメ!今日の練習はコレはおしまい!!

などと、
ヤケのヤンパチで石を投げたくなる感情に襲われる事も度々あった。

自分が上手く行かない悔しさを他人に転嫁し、
「でも、あの人のスイングよりは俺の方がイイよな?」
ホンの少しの優越感に浸りながらボールを打って、
その打球にショックを受けた事も少なくなかった。

何をやっても上手く行かない苦しみ。
何をどうすればいいのか分からない悲しさ。
悩みを解消出来ない状況にまた悩み、
色んなドリルを取り入れるアガキの様な練習をひたすら続けていたのであった。


そんな時、
俺の日記を読んでいると言う人から一通のメールが届いた。


「いつも、楽しく読ませてもらってます。
さて突然ですが、最近私「ティーチングプロ」の資格を取ったんです。
で、もし良かったらレッスンしますよ!」


なにっ?
レッスンしてくれるだと!?


俺の状況を見るに見かねて、
ティーチングプロが指導を駆って出てくれたのだった。

俺は速攻で返信した。


「えっ?マジですか、ソレ?
って言うか、たぶん分かっていると思うんですけど、
俺、かなり、厄介だと思うんですけどっ。」


「大丈夫ですよ!
実は、私が一番最初に教える人は
「むらさん」って決めていたんです。
私の生徒第1号になりませんか?」


なにーっ!
「記念すべき第1号の生徒」だと!?
しかも、それを前から決めていただなんて!?

イイのか?本当に俺でイイのか!?


すかさず返信した。

「それ本当ですか?プロ様。
もうチョー嬉しんですけどっ。
って言うか、ぜひお願いします!!」


「捨てる神あれば拾う神アリ」と言うが、
なぜそんな事をしてくれるのかと尋ねてみると、
俺が色んなプロからレッスンを受けていたと言う事もあって、
自分の教えた方がどうなのかを逆に教えて欲しいと言うのだった。
さらに、
それだけレッスンを受けているのにも関わらず一向に上達しない俺を、
もし上達させる事が出来たらそれは自分にとって
「物凄いやり甲斐のあるレッスン」だと言うではないか。

「ある意味、むらさんは私の研究材料です(笑)」と。


って事は俺、プロに改造されちゃうの?

ショッカーの様に、悪の手先として改造されてしまうの?
何を言われても「キー、キー」とか喋れなくなってしまったり。

そっそれは、イヤだぜっ。

ショッカーだけには成りたくない!


だって、

俺、

本当は、









なんだよ~。




と言う事で、
俺の人体実験は始まったのである・・・。



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