パッティングの基本

アマゴルファー・むら

2011年06月29日 15:35



「パットに型なし」
という言葉があるが、どうやらそれはウソみたいだ。

なぜなら、「パッティングにも基本がある」事実が、
先日のゴルフ講座の中で判明したからだ。



「おい。いい加減に吐いたらどうだ?
ネタは上がってんだぞ!」


「何度言われたって結果は同じですよ、刑事さん。
やっていないって言ったら、やっていないんです!」


「ウソを言うな!お前がやったと本人だって言ってるんだぞ!
他に証人だっているだし!」


「だから言ってるでしょ、やってないって!」

「お前なぁ、本人が「やめて。やめてくださいっ」って何度も言ったそうじゃないか。
それでもお前が触り続けたんだろ!社会人として最低だぞ、お前!」


「だから。俺じゃないですって!」

「いい加減にしろコノヤロー!お前しかいないんだよ、この変態が!

「違うって言ってるじゃないですかっ、マジで。
誰があんな禿げたオヤジのケツ触るって言うんですかっ。
俺は、触るより触られたいんですっ!


世の中にはたくさんのウソが溢れている様だが、
もし俺が、そんなウソの容疑を掛けられたら、
思わずぶっちゃけちゃうなと思いながら荒井プロの話を聞いていた。


「まず、ボールは置く位置は、
目の真下に来るようにします。」



うんうん。


「そして、右手でパターを持ってフェイスの向きを目標に合わせます。」


はいはい。


「そして、スタンスを取って左手もグリップします。」


まぁ、特にコレと言って変わった事はないよな?
俺もこんな感じでアドレスしてるし。


「ここで重要なのが、左手の人差し指は伸ばして置く事です。」


えっ。左人差し指は伸ばせって?
一体どう言う事だ?


「その伸ばした指は、右手のグリップした上に掛けてください。
オーバーラッピングの様に。」



でもこれって、普通のオーバーラッピングと逆だよな?
左手が上にきているし。
どうしてこれが重要なんだ?


「このグリップは、「リバースオーバーラッピング」って言います。
こうすると、左手首が折れにくくなるんですね。
フェイスの向きがスクエアのまま出しやすいって事です。
ツアープロの70%くらいは、この持ち方です。」



そっ、そーだったのか!?
俺は今までオーバーラッピングで握っていたぞ、普通に!
こんな握り方があっただなんて、どうしてもっと早く教えてくれなかったんだんだーーー!

確か3年前。
あの高速グリーンを誇る信濃ゴルフ倶楽部で、
「伝説の8パット」を記録した苦い経験があるが、
このグリップさえマスターすれば、もうそんな事はないだろう。

「パットなんて、どんな打ち方をしても入ればいいんだよ」なんて、
一体誰が言ったんだ?


「そして、打つ時に大切なのが・・・」


真っ直ぐ打つ事!かな?
でもこれは当たり前すぎるよな。

じゃあ、何だ?

ゆっくり打つとか、タッチを合わせるとか。
あっ、分かった!
チキンハートはダメ!って事でしょ?

「どんなパットも、カップに届かなければ入らない」
って言うもんね。



「絶対に腰を動かさない事です!」

えぇぇーっ。なんだってぇぇぇー!
腰使いの魔術師と言われるこの俺に、腰をを動かすなだとぉぉぉー!?
って言うか、それがダメだったから、
今まで3パット4パット叩いてしまってたんですね。俺!?


今ここで発覚した事実。
俺にとっては、ある意味刑の宣告をされたに近い状態。
「禁酒」ならぬ「禁腰」

唯一の取り柄と言っていい腰使いを禁止されたしまったら、
一体これからは何を武器に夜の街に出掛けろと言うのか?

吉宗か?
それとも、リポビタンDスーパーか?

俺は、しばらく混乱状態に陥ってしまった。


しかし、
それもゴルフ上達の為なら仕方がない。

俺も男だ。潔く引き受けようじゃないか。


これでもう、コアリズムのDVDは必要なくなったなと思いながら、
ひたすらパター練習に取り組むのだった・・・。





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