なぜ、ボールが上がらないんだ?

アマゴルファー・むら

2007年08月03日 22:16

第2回のラウンドを4日後に控えた俺は、いつもの練習によりいっそう熱が入る。

右にばかり出ていた球筋も、10球に3、4球くらいは真っ直ぐ飛ぶようになってきている。
その他は、左。

「パチンっ」

ボールが真っ直ぐ飛んで行く。ひょろひょろと弱々しく。

「まあ、なかなかいいかも!」
と、常にポジティブ思考の俺には、真っ直ぐ飛んでいることしか映らない。

続けてドンドン打って行く。
ひたすら7番で打っていたお陰か、ほとんど同じ弾道を描いて行く。


「うん?同じ弾道??」

ちょっと待て。
確か、番手によって飛び出るボールの高さが変わってくるはずだ。
もう1回7番で打ってみる。

どうだろう?角度で言えば30度くらいの飛び出し角か。
じゃあ、5番は?

「パキンっ」

あれっ、ほとんど変わらない。

じゃあ、6番は?

うん?変わらない。

じゃあ、8番ならどうだ!

おっ、ちょっとは高い気がする。ちょっとは。

今度は、9番だァー!

「パチン。ひゅーーー」

おいおい、高く上がりすぎ。70度くらいは付いているよな。

じゃあ、もう一度5番に戻って。

「パキン」

・・・・。あまり変わらない。


7番は?


・・・・・・・・。同じ。


「ボールが上がらなきゃ、距離が出ないじゃないかよー!」



俺の悩みは、さらにさらに深くなっていく・・・。

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