むら。銀世界に舞う
ゴルフシーズンが終わると共に、
ここ信州長野では、次のシーズンが始まる。
そう。
スキーシーズンだ。
住まれも育ちも長野で過ごした俺は、
生粋の信州人。
類に漏れずに、スキーもたしなむのだ。
という事で、12月6日が統一スキー場開きだった
志賀高原に出掛けて行った。
見よ!
この銀世界。
素晴らしいじゃないかっ。
志賀高原、熊の湯スキー場は、
すでに白銀の世界だ。
ブーツを履いて、
ストック持って、
スキーを担いでレッツゴーだぜ。
あっ、イケねっ。
キャディバック忘れた。
でも。
最高に、イイ天気だ。
こんな日に、初滑りを迎えられるなんて、
俺って本当に、
運がイイ!
山頂の樹木は、
樹氷に変わっていた。
天気がイイと言っても、
相当気温が下がっている。
ドライバーは無いけど、
ここは
マイナスだった。
ついでに、
記念撮影をパシャリ。
リフト上から見下ろす景色も最高ーだ。
あまりの絶景に、
気分も身体もハイテンション。
初滑りだということを忘れて、一気に斜面を滑り降りた。
シャ。シャ。
固く締まった雪をエッジで削り取る。
シュン。シュン。
リズム良く、ショートターンでシュプールを描いていく。
おっ。
何だか調子がいいぞ!
とても、今シーズンの初滑りとは思えない動きだぜ。
朝の澄み切った空気が、冷たい風となって喉の奥に吸い込まれていく。
うん。
ゴルフが出来ない山でも、やっぱり最高ーだ。
気分良く滑っていたら、
突然、内足のエッジが雪に引っかかった。
あっ。ヤバイっ。
ドテ。
ごろごろごろ~。
バタン。
グサッ。
大転倒して、顔面から雪に突き刺さってしまったっ。
「むらさ~ん。大丈夫ー?」
一緒に滑っていた仲間が、遠くから声をかけてくる。
「大丈夫、大丈夫!
全然ナンともないよ!!」
すぐに起き上がり、雪だらけのままで滑り出す俺。
「うわー。本当に大丈夫なの、それ?
だって、血が出てるよ。くちの回り・・・」
「ええっ。マジで!?
だって、全然痛くないよっ。」
どうやら、固い雪に勢い良く顔を突っ込んだから
皮膚が切れたらしいのだ。
ところが、気温が低くて感覚が麻痺していたため
痛さが全く感じられない。
「ねぇ。本当に大丈夫?」と、仲間がしつこく聞いてくるから、
どのくらい切れているのか写真に撮ってもらった。
確かに。
これはヒドイや・・・。
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