2012年05月16日

「量」と「質」



相変わらず、俺のアガキの様な練習は続いている。


最近では、ボールを打ち込む回数は減ってきているが、
それでも一回練習場に行けば、約2時間を掛けてじっくりボールを打っている。

その流れを言うと、大体こんな感じだ。


ストレッチ(約15分)
   ↓
スイングドリル5種類(約10分)
   ↓
ウェッジからアプローチ(10分~20分)


ここまでは俺の準備運動。
 
比較的ゆっくり身体を動かしながら、
身体の各パーツの動かし方や、自分の癖、意識すべき所をチェックしながら
ボールを打ち始める。

アプローチでは、SW、AW、PWの3本を使って、
5ヤード、10ヤード、30ヤードから100ヤードまでの距離を打ち分ける。

その後は、
各番手に持ち替えてのフルスイング。
ボールの弾道、球筋、方向性をチェックしながらボールを打ち込んでいくのだった。


たぶん普通なら、
全てのクラブを使って練習するのだろうが、
俺については、アイアンは「7番」まで。
ウッドについては、「クリーク」「ドライバー」だけしか使わない。って言うか、使えない。

もう、スプーンなんて持ったら、
「それ、ゴルフの練習ですか?それとも曲打ち?
ボールを曲げたり転がしたりする?」

と言われてしまうだろう。
しかしその前に、ダフッたりトップしたりでまともにボールが飛んでいく事さえ珍しいが。

実はドライバーも、ほぼ同様な事が起きているが、
ヘッドがでかい分だけ何とか救われている感じだ。


一回一回のスイングも、ただ闇雲にボールを打つ事せずに、
アドレス前のルーティンを必ず行ってからボールを打つ事を心掛けている。

そう、1球1球に俺の全身全霊を注いで
1打に集中しながら練習しているのだった。


なので、たった2時間の練習でも俺の身体はヘトヘト。
もうこれ以上ボールを打つ事なんて出来ないぜ!と悲鳴を上げ始める。
しかしこれは、身体に限った事ではない。
俺の神経細胞も、あまりの緊張感と集中力の中では、
2時間以上持続する事が不可能なのだ。


こんな練習を、俺は今までの4年間も続けてきているのである。



と、そんな話を先日プロにした所、
意外な言葉が返ってきた。



「それじゃあ、練習不足ですね。」


へっ?今何て言いました?
私には「練習が足りない」って聞こえたんですけど?



「全く意味がないですよ、それは。」


はぁ?私こそ、その言葉の意味が分かりませんけどっ?
一体、どういう事なの?


「だって、その練習の中でボールはどのくらい打つんですか?」


そーですねぇ~、大体100球くらいですかね。
まあ多くても150球は超えませんよ。


「でしょ。それじゃあいくら練習しても上手くなりませんよ。」


おいおい。いくらプロだからと言っても、
それはちょっと言い過ぎじゃないか?

まるっきり「俺の練習方法が間違っている」って言っている様なモンだぜ。
って言うか、これだって今まで色んなプロから教えてももらった事をやってるに過ぎなし、
俺が独自に取り入れた練習だって一つもないんだからよ。

まぁ、強いて言うなら「1回1回の練習の質に意識を置いている事」くらいかな?


「ある程度上達するまでは、「質」より「量」です。
質を高めるのはシングルになってからですよ!」


なっ、何だってぇー!
練習の質じゃなくて量を増やせだとーーー!?>
じゃないと、上達する方がおかしいだって!?!?


そっ、そんなバカな。
こんな話があっていいのだろうか?

俺は、口をポカ~ンと開けながらその場に呆然と立ち尽くしていたのだった。


「例えばですね、子供とキャッチボールをするって考えてみてください。
その時に、肘の曲がり方がこうだとか、身体の動かし方がどうだとか言いませんよね?
まずは、「ここに投げてみろ!」って言いませんか?」



はい、言います・・・。


「そして、始めは上手く投げられなくても、
何回も何回も投げていればその内に出来る様になるじゃないですか?」



ええ、出来ます・・・。


「って事は、理論なんか必要ないんですよ
ゴルフやっているジュニアだってそうです。子供たちは、全く知らないですよ、スイングの事なんか。
でも、80台や70台で回ってきますよ。どうしてそんなスコアが出るのか分かりますか?」



わかりましぇん・・・。


「それは単純に、誰よりもボールを打っているからです。
練習する回数が多いから身体が覚えているだけなんですよ。
今はとにかく、ボールを打つ量を増やす事ですよ!」



ガーーーン!!


今までの練習方法が間違っていただなんて・・・
これまでの丸4年間の練習が役に立たなかっただなんて・・・
俺のゴルフ人生の全てが、まったく意味のない繰り返しだっただなんて・・・


その夜、俺のベットの枕は、
クショグショに濡れてしまったという事は、
もう言うまでもないだろう・・・。




Posted by アマゴルファー・むら at 14:57 Comments( 4 ) TrackBack( 0 ) 100の壁

2012年05月10日

ゴルフのセンス



それにしても、下手だ!

って俺のことだが。



先日も練習場に行った。

コンペで学んだ事や、今までプロから教えてもらった事を含めて、
もう自分の癖は分っているので、それを修正する為に打ち込みに行った。

何が悪くてどこがイケないのか?かなりハッキリしてきているし、
「やるべき練習」「意識するべき場所」もほとんど把握している。

そりゃー、そうだ。

丸4年間に渡ってひたすらゴルフに没頭し、
プロのレッスンにも通いながら最低月2回のラウンドをこなし、
本を読みDVDを見てプロツアーも生で観戦しながら練習してきたんだからな。

そのくらいは分っている。

しかし、何をやっても上手く行かないのだ。

どんなに練習をしても、上達する気配すら感じられない俺には、
きっと「ゴルフのセンス」が無ったのだろう。

そんな事を思わずにはいられないような、
練習場での打ち込みだった。



こんな事を言うと、もしかしたらあなたは、

「むらさん、そんなに落ち込まないで。そんな日もあるよ」とか、
「たまたま調子が悪い日だったんだよ。大丈夫!」とか、
「練習はウソをつかないから。ポジティブに行きましょうー」なんて励ましてくれるかも知れないが、
そんな同情より「マネー」の方がよっぽど慰めになると安達祐美の様に声を大にして叫びたいが、
それすら声にならない俺は「いえない子」なのだ。


「またまたー。
そんなこと言っても本当はそれほど下手じゃないんでしょ?」


とさらにあなたは思うかもしれない。

「どうせ、ネタで言ってるんでしょ?」って。

しかしこれは本当の事なのだ。
ウソ偽りのない全て真実の事なのだ

ぜひあなたにも、「生の姿」をみて欲しいと思う。
いややっぱり、恥ずかしいから見ないで欲しい・・・。

きっと、
「世の中には、こんなに下手な人がいるんだねー」
と、ビックリする事間違いないだろう。



「事実は小説より奇なり」

という言葉があるが、
たぶん俺の姿を見たらならば、
まさしくこの事実をあなたは体験することになる。

「うわぁ~、ほんとに下手だ」と。
「センスが無いって、こういう人の事を言うんだね」って。


でも、
それはしょーがない事だと俺は思っている。

なぜなら、
「神は二物を与えず」と言う様に、
もし俺がゴルフが上手かったとしたら完璧の男になってしまうしな。

そう、
昔よく言われていた

「3高」

ってヤツに。



「高血圧、高血糖、高脂肪」


って、完璧なまでのメタボリックじゃないか!?

危うく、練習場通いじゃなくて病院通いになるところだったぜっ(汗)。



それにしても、
ゴルフのセンスがない俺には、
やっぱり練習するしかないだろう・・・。





Posted by アマゴルファー・むら at 20:32 Comments( 10 ) TrackBack( 0 ) 自主練習

2012年05月02日

意識の視点



シングルのプレーを注意深く見つめていた俺は、
ある一つの事に気が付いた。


それは、「集中力」だった。

決まったルーティンからショットまでの一連の流れは、
全く途絶える事のない時間に覆われてる。

きっと、
「あそこへ打とう」
と決めた時から意識をそれだけに集中しているのだろう。

そして、
この集中力が最も現れるのは「パッティング」だった。

アドレスに入る前でも、
その身体からにじみ出ているオーラには独特の緊張感がみなぎっている。

ゆっくり、そして、落ち着いて、
決めたラインに静かにボールを打ち出して行く。

たかがコンペという意識は微塵も見えないのが、
こんな俺にも伝わってきた。


「なっ、なんて集中力なんだ・・・」


俺は、これだけの集中力を持った事があっただろうか?
現在において。そして、過去においても。


いや、ある!


たった60分という短い時間の中で、
いかに自分の好みの女性を見つけてアフターに誘うまで持って行くか?
しかも、追加オーダーも許さず場内指名もしない状況で。

この時の俺の集中力と言ったら物凄いものさ。
なぜなら、周りの状況など一切覚えていないし、
彼女の表情からその意味を理解する事だってしないのだからな。


「そうか、そうなんだな・・・?」

自分に足りないものを気付いた俺。
いや、足りないんじゃない。
自分の心の向け方がちょっと違っていただけなんだ。

俺の意識は、ドンドンと覚醒させていったのだった。






前半のプレーが終わってランチタイム。
ここで、今日のスコアを計算してみた。


「54」

「おっ。思ったよりいいスコアだぞ、これはっ。」

しかも、パット数が「17」となっている。

ここまで、ヘベレケ状態に近いコンディションの中で、
スコア的にはまとまっているのに少し戸惑いを覚えながらウドンをすすった。
当然、昼のビールは控えておいた。


「もしかしたら、今日はイケるかも知れないぞ・・・」

そして、今シーズン初の100切り達成に向かって、
後半のプレーをスタートさせて行った。




「ところでSさん。ちょっと聞いていいですか?」

俺は、シングルに声を掛けた。


「私、今までプロのレッスンに通っていたんですけど、
なかなか癖が直らないんですよ。
「下半身が動き過ぎる」癖が。
膝が伸びたり身体がスウェーしちゃうんですね。こんな感じに」


そう言いながら、身体の動き方を見せていく。

「なんか、いい矯正方法ないですかね~?」


シングルのSさんは理解してくれた様子で、
直ぐにアドバイスをくれた。


「それはさ、膝じゃなくて腰を意識した方がいいよ。」


えっ、腰ですとっ!?


「そう、足とか膝を動かさないようにって思うよりも
腰をドシッとさせてごらん。
上体の力を抜いて、腰の位置を中心にスイングする感じかな?」



今まで、下半身、特に足とか膝にばっかり意識を向けてきたが、
腰なんて考えた事がなかったぞ。

でも、腰に意識を向けると重心が上がってしまう気がするが、
それでイイのだろうか?

そんな疑問を持ちながら、
とりあえず言われた通りにしてみる俺。

意識を腰に向けながら、
何回か素振りをしてティーショットを打った。


「バツン!ビューーー!!」

なんと、今まで見た事がないストーレートボールが、
空に向かって解き放たれていったのだった。



「グッショ!」
「ナイスボール!」
「いいねー!」


一緒に回っている同伴者も歓声を上げてくれた。

自分でも、とても気持ち良くドライバーが振り抜けたのと同時に、
上体の動きがキレていた感触が残っている。

さらにそのホールはドラコンで、
俺は、フラッグに名前を書き込む事も出来たのだった。






全てのプレーが終了し、
後は表彰式を待つだけだった。


後半のプレー。
何回がいいショットは出たが、
アプローチやパットがメタメタだった。

すっかりアルコールも抜けて頭もスッキリしてきたと言うのに、
前半より出来が悪いってどういう事だ?

後半のスコアは「60」
パット数は「20」だったのだ。


そんな中でも、
全体で「25位」の成績で結構いい賞品がもらえたのは、
やっぱり「ホールインワン記念コンペ」だったからだろう。







そして俺は、
これからのゴルフ練習に一つの希望を見出し、
このコンペを後にしたのだった・・・。









Posted by アマゴルファー・むら at 12:41 Comments( 15 ) TrackBack( 0 ) シングルプレイヤー